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星夜一縷

作者: 二宮翡翠
掲載日:2026/10/14

星に願いを。

初めて星に願いを託したのは誰なのだろうか。

きっとその人は儚くて、美しく、優しい心を持った人なのではないだろうか。

苦しい。苦しい。呼吸が浅くなるほど苦しく、消えそうな日々。流れる雫を隠すように空を見上げた。そこには無数の、淀みなく輝き続ける光があった。その光は美しく、優しい暖かさで、すがる思いで星に願いを託したのではないだろか。たとえその願いが叶わなかったとしても、希望が生まれたはず。そこに意味があるのだと、わたしは思う。星に願いを託す事は、生きる希望を見出し、ほんの少しだけ、心に暖かさをもたらす。


現代の人々は画面を眺め歩き、耳を塞ぐ。

世界の美しい瞬間を逃している人々が少なくない。

苦しい日々、辛い日々を送っている人。強い孤独感や劣等感。様々なものと戦っている。

けれども、世界から光が消えない限り、星が生きている限り、あなたはいつだって見守られている。

だから、どうしようもできないほど苦しい時、星に願いを託してもいいのではないだろうか。

この地球で生きている限り。


星が隠れてしまっている日は、明日に希望を持つ。

星が見える日には、自分に希望を持つ。

こうして今日も、わたしは消えそうになりながら星に願いを託して生きていく。

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