何故? お前は俺の彼女にならないんだ! 言ってみろ!
“何故? お前は俺の彼女にならないんだ! 言ってみろ!”
俺は突然! 俺の好きな女の前で怒鳴るようにこう言った。
勿論! 通りすがりの人達も俺達の方を足を止めてジッと見ている。
彼女も俺にそんな事を突然言われると思ってもいなかったからかなり
俺を見てビビっていたと思う!
でも? 彼女と一緒に居た連れの女が俺に彼女の代わりにこう言ったんだ。
『アンタみたいな横暴な男と、なんでこの子が“アンタと付き合わなきゃ
なんないのよ!”』
『“お前はいずれ俺の女になる女だからだ!”』
『それって? “脅迫なの?” 警察に訴えるわよ!』
『脅迫なんかじゃない! 俺の未来の話だ!』
『頭でもおかしいんじゃないの? 付き合ってられないわ! さあ、行こう!』
『・・・ううん。』
『“絶対にお前を俺の女にしてみせるからな!”』
『警察呼ぶわよ、いいの?』
俺達を見ていた野次馬の1人が勝手に警察に通報していて、、、。
俺は直ぐに駆けつけた警察官に捕まる。
『やめろ! 俺は何も悪くない!』
・・・その頃、彼女達は別の警察官にこう聞かれていた。
『被害届を出しますか?』
『・・・い、いいえ。』
『本当にいいの? またアイツ、アンタの前に現れるわよ!』
『・・・でも、まだ何もされてないし。』
『されてからじゃ遅いのよ!』
『・・・どうしますか?』
『いえ、結構です!』
『もぉ~アンタはワタシが必ず助けるから、覚悟しなさい!』
『うん! “頼もしい親友が居て私は幸せよ。”』
『アンタは本当に優しすぎるのよ。』
『ごめんね、いつも迷惑かけて......。』
『・・・まあ、しかたないか! 絶対に私がアンタを守るから!』
『うん。』
・・・俺は絶対にあの女を諦めない!
“俺が生まれて初めて本気で好きになった女だからだ!”
彼女の優しさや俺に向ける笑顔は俺だけのモノにしたい!
誰にも彼女を奪われたくないと俺は自分に誓ったんだ!
俺は彼女の為なら何だってするとね。
*
・・・あれから、1週間後。
俺はまた彼女の前に立っていた。
『・・・前はすまない! あんな言い方は確かに横暴だと思う。』
『どうしてあんな事をするの?』
『“俺の気持ちを知ってほしかったんだ!”』
『たくさんの人達が居る前で、私を怒鳴るように言う言い方が正しいと思う?』
『だから、それを今日は謝りに来たんだ!』
『“私はあなたとはどんな事があっても付き合わないわ!”』
『えぇ!?』
『親友のあの子と約束したから。』
『“約束?”』
『もう私の前に現れないで!』
『・・・・・・』
彼女の普段言わない強い口調に俺は少し驚いていた。
彼女はあんな女ではない!
きっと、“あの時の女にそそのかされているだけなんだ!”
俺はあの女を許さない!
【ドスッン】
【キャー――――――アアア!!!】
【キュルキュル、ブッ――――――――――ン!】
『誰か―! 人が轢かれたわよー!』
『誰誰? 男の人? 女の人?』
『今の車が女性を轢いて逃げてったわよ。』
『ナンバープレート、誰か見たか?』
『それより、直ぐに救急車を、、、!』
『急いで! この女性、もう息をしてないわ!』
『ヤバいよヤバいよ! 早く警察呼べって!』
・・・俺は彼女の親友のあの女を車で轢いて逃げた!
でも? 次の日、俺は警察に捕まる。
あそこに居た誰かが? “逃げる俺の車のナンバープレートを写真で
撮っていたからだ!”
その写真を警察に見せて、俺のナンバープレートから住所を特定し
俺の家に警察がやって来た。
『昨日の、轢き逃げ事件の犯人はお前だな!』
『・・・あぁ、はい、』
『署まで来てもらおうか!』
『はい、』
・・・俺は警察に捕まりそのまま刑務所にぶち込まれた!
だから俺の大好きな彼女とはあれっきり会っていない。
勿論! 俺に会いに彼女が刑務所まで来る事もなかった。
彼女からしたら? “俺は彼女の親友の命を奪った犯罪者だ!”
もう恋愛感情になる事もないし、好きになってくれる事もない!
俺は取り返しのつかない事をやってしまった。
それでもまだ、俺の心には彼女が棲みついている。
俺の愛する女性は俺を殺したいほど憎んでいるのだろう。
もう、“彼女と一番良かった時には戻れないと俺は知る”
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