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平民転生 平民から始める異世界冒険  作者: 黙示録
1章 村編
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01話 転生なのー、そして

目が覚めると、目の前には、若い女性がこちらに顔を覗かせていた。


「あ、うぅあ」


普段ならテンパるところだが体が思うように動かず、声も上手いように発音できなかった。


まずは、記憶を辿ってみたところ記憶通りなら自分は、駅にいたはずでそこで電車に轢かれた筈でも今いるのは、何故かベットしかも金縛りとも少しちがう感じの状態で横たわってる自分であった。


冷静に考えてみて電車に轢かれた時点で自分は、生きてる訳がないという事実に辿り着いた。


結果ここは、天国だと思ったが次に女性とまた新しく近くにいた男性が放った言葉で別の可能性行き着くことになった。


「とうとう生まれたな」


「そうね、私達の子だけあって元気良さそうでよかったわ」


え?まてまて、今私達の子だって言ったのか。


そういえば体が小さい気が・・・


体が赤ん坊になってるーーー


別の人間に生まれ変わったのか!


その後俺は、よく最近ありがちな異世界転生した事に気づき2人からは、レクト=セイデリアと名付けられた。


少しだけ前の世界に取り残した幼馴染のことを思い浮かべたが彼女も、俺がこんなままじゃ安心できないと思いポジティブにいくことにした。


せっかくの第二の人生だ今度こそ脱凡人を目指すぜ。


と思ったが数日後、残酷な現実を突きつけられる事になる。どうやら自分は、普通の田舎の平民として生まれたらしい。


第二部 完!


いやまだだ、まだ終わりじゃない!よく底辺から成り上がる作品だってよくあるし幸い前世の記憶もあるしここは、異世界だ。


ならば俺の努力次第でなんとかなるかもしれない。


と考えている間に現実に戻る。


今、俺は、赤ん坊らしくベットに寝かしつけられてる。


ここに来てから1週間は、たっただろうかその間に色々なことが分かった。


どうやらこの村は、王国という場所から北東辺りに存在するユーシア村っていう田舎の村だそうだ。


そしてこの家も異世界だとは、言っても普通に良い質の家だとみて取れるレンガ式の1階建てで、4つも部屋がある。これだけをみても良い物件だろう。この世界での両親は、平民だが平民の方では、金を持ってるようだった。


なんか良い仕事でもしてるのか、どうか分からないが主にこの家族では、父が仕事をしてるらしい。


因みに父親は、バジル、母親は、ユリアナという名前らしい。


こういうところから見てもやはり異世界だと感じさせられる。


因みに俺は、赤ん坊なので赤ん坊らしく泣く事にした。

(というのは、建前で本当は、生後数週間の赤ん坊が泣かなかったらそれは、それで心配されるのでそれを避けるためにも声を出せるまでは、我慢して適度に泣くことにしてる。)


そして半年の月日が流れた。


半年も立つと俺もすっかりハイハイをできるようになっていた。


流石にそれができるまでは、移動することができなかったのでとてつもなく感激を受けている。


動けることへの感謝すらある。


半年の間、両親や近所の人の話を聞いているがどうやら発音自体は、またいた世界と同じみたいだ。


まあ、まだ本などを読めてないので文字などは、わからないがおそらくこれらは、この世界独特のものだろう。


まあここら辺は、喋れるようになったら幼い頃に本などを読み聞かせてもらうときにでも覚えるとしよう。


「それにしてもレクトたら目を離したらすぐに何処かにいっちゃうのよ」


「まあ、良いじゃないかこれくらいの時は、それくらい元気がないと逆に心配だろ?」


「それもそうね、やっぱり貴方に似てたくましくなるのかしら。」


「さてそれは、分からないぞ、もしかしたらユリアナみたいな美形に育つかもしれないし」


うむ、良いことを言ったぞ、我が父よ!俺もそちらを望む。


まあ、父みたいな強そうな肉体も欲しいけどな。


我ながら前世より良くなりたいという欲が出てきてしまうな。


でも異世界人として第二の人生だそれくらいは、期待してしまう。


何気両親共々なかなかの顔立ちしてるので少なくても悪くは、ならないと思う。


そう思いつつ俺は、家の外まで移動し見やすい場所にまだ来たが椅子まで来たが赤ん坊では、登れないので渋々断念した。


そんなことを続けて月日は、気がつく間に一年経っていた。


その時には、発音もある程度できるようになっており、二足歩行もできるようになっていた。


最近の俺の趣味は、本棚の本を読む事だった。


何の本を読んでいるかというとマルクと少年の冒険談という本だ。


最初は、この本を読むことは、できなかったのだが、

母が本を読みたそうにしていた自分に気を遣って本を数ヶ月前に読み聞かせてくれるようになっていたので、今では、スラスラとだいたいの文字は、読めるようになっている。


これも途中途中、分からない字があったら教えてくれた母のおかげだ。


まあ、途中途中、母は、「うちの子は早熟なのかしらと言っていたが」


まあ心配をかけてすいませんと心の中で母に謝りつつも読書に浸かっていた。


今では、1週間に2冊は、読む始末だ。


俺は、本を読んだ時に図書館と書いてあったのを見つけたのでふとこう考えたいずれ家にある本は、読み終わりそうなので次読んでも読み終わらない量保管してる図書館はないかと


俺は、そう思いつつ両親にそのことを話した。


そしたら母は、こう述べた。

「ここら辺には、ないけど、もしかしたら領主様の家ならそれくらいの本を取り扱ってるかもしれないわね。」


それに対して父は、「確かに領主様の家ならそれくらいの数の本を扱ってる車庫があったはず。」


「それにレクトを連れて挨拶に向かうのも悪くないんじゃないか?産まれてからは、連れては、伺ってなかった訳だから

まあ、こちらに来たことは、あったが」


え、マジかってことは、今まで伺って話した誰かに領主いたのかーーそう俺が思っている間 母が、


「それがいいわね、領主様にもレクトと同じくらいの歳の娘さんがいるらしいからいい友達になれると思うし」


マジか上手くいきそうだな、それにしても重いなーこの世界初の同年代女子との対面かーでもまだ1歳だから何とでもなるのか?


「レクトもお友達欲しいと思うわよね?」


笑顔で母は、そう言った。


それに対して俺は、「うん」とだけうなづいた。実際のところ純粋に同年代の子には、興味があったので断る理由は、なかった。


「じゃあ決まりね明日にでも伺いましょ?」


「わかった」


と話は、まとまりその後2人は、就寝した。


俺も寝るべきなのだろうが明日の方が気になってすぐには、寝れなかった。


明日うまくいけば本棚以上の本も読める事とこの世界初の同年代女子との交流について胸をドキドキワクワクもしながら睡眠にはいった。




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