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第十四 『もう戻れない』

遅くなってすみません。一ヶ月更新とか言いながら、ツイッターの方で企画を進めておりました。

ちまちまになりますが、確実に更新していこうと思います。

それと、あけましておめでとうございます。

もう、バレンタイン当日ですね。

今日の15時くらいにバレンタイン回(霜井戸くんメイン)を投稿します。

こちらは、ケンちゃんが七音になる前の話となります。

よろしければ、どうぞ。

(maehara side)

「今から、学級会議を始める。」

重々しく聞こえるその言葉を耳に入れ、私は園ちゃんに向かって微笑んだ。

貴方はやってない、必ず証明するからね。

「…」

「まず、聞くけど、旗靡さんはお金を盗んだの?」

「…それ、聞いてどうなんの?」

「そのための会議だってわかんない?」

「バカにしてんじゃねぇぞ、勝手に決め付けてさ。」

園ちゃんは、怒ったような口調で問い詰めていた相手に、一歩足を進めた。

「そのちゃ」「やめろ、旗靡」

私が止める前に、隣にいた霜井戸くんが園ちゃんを止めた。

「…」

歩みを止めた。

良かった…ホッと息を吐く。

明日ちゃんも、ホッとしたようでこっちに目配せをした。

「…続けるけど、財布がなくなったのは、体育の後なんだ。

休んでたのは、お前ら…不良グループだけだ。」

「しらね〜、園以外は全員体育バックれたけど、学校外にいたし〜」

「園、やったんなら、言えば〜?今、返したら、許してくれるっしょ」

「…」

園ちゃんは、俯いた。

「私がやった、ゴメンナサイ」

「…え?」

思わず素っ頓狂な声が出た。

「そう言えば、満足?金全部抜き取ったから、もう空っぽの財布しか返せないけど」

「はぁ!?返せよ!!犯罪だろそれ!!」

「あのさ、これくらいのことでうるさいんだけど。あっ、ごっめーん、そういや、財布いらないから、駅前のゴミ箱に捨てたんだった〜」

あははと笑いながら、財布を盗られた子に目線を向ける。

やめて。

ダメだよ、それをしたらダメだよ。

もう、もう戻れなくなっちゃう。

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