第十三 『会議はシグナルの先に』前半
遅くなりました、すみません。
「し、霜井戸君…だよね…?」
「うん、コウちゃんなら…大丈夫だと思うの」
「…我慢、するよ…園ちゃんの為だもんね…」
ぎゅうと二の腕の部分の袖を強く掴んでいる。
その行動を見て、自分を殴りたくなった。
そうか、トラウマがあるんだ。
なんで、こんな作戦にしてしまったのだろうか。
(…ケンちゃん、大丈夫。高菜ちゃんは、乗り越えようとしてる)
「…」
穂波、俺、どうすればいい?
私、やっちゃたかもしれない。
「わ、たし、ごめんね…」
「…大丈夫だよ!私、頑張るよ!ずっと、こんな感じだと私は生きていけないもん。」
ねぇ、泣かないで。
大丈夫だよ、大丈夫。
高菜ちゃん…
(おい、ケンちゃん?)
明日の手が肩に置かれた。
私が、どうすれば、ねぇ。
「七音!!」
「…」
「ほ、あ、明日?どうしたの?」
「七音、変だよ。ぼーっとしすぎ!ほら、早く作戦会議しなきゃ!」
「そ、そうだよね!ごめんね、高菜ちゃん、もしかしたら辛いかもしれない。だけど、少しだけ、我慢できる?」
「うん、大丈夫だよ!頑張る…!やられっぱなしって悔しいもん!」
会話がやっと進んだ。
これで大丈夫。
あとは作戦をみんなに話すだけだ。
「作戦の内容で、コウちゃんは高菜ちゃんの補助、かつ旗靡さんの説得のために必要なの。」
「うん」
「明日は出来るだけ、旗靡さんの様子を見て、高菜ちゃんにこっそり伝えて欲しい。」
「オッケー」
「この作戦の中心にいるのは、高菜ちゃんと旗靡さんだよ。…高菜ちゃんは無理させちゃってごめんね。
もし、頭が真っ白になったら、コウちゃんと旗靡さん中心にした作戦に出来るようにはするよ。」
「…そんなことがないようにするね」
あとは…旗靡さんへの対応。
明日引き続き投稿します。
良ければ、見てください。




