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【SW2.0】業物その名は【FCリプレイ】  作者: 赤星
FC5話前編「蛇の目がお迎え」
37/69

【シーン1:便りがないのは元気な証拠……?・2】


 オーサ三兄妹はもともと冒険者であったが、先代から店を引き継ぐにあたり活動を縮小させ、自分たちと同じ冒険者の後援に回るようになったという背景がある。しかしサラとセレナは(主にサラが、セレナは目付役だ)時折冒険者の活動を再開させることがあり、その期間は“大左”をコーセツひとりで切り盛りしているようだ。3話以降不在にしているので、リアルタイムで半年近く遊び回っていることになる。クロエとルドルフは3話以降から参加したPCなので、彼女たちの直接の面識はない。

 そんな看板娘たちから連絡が途絶えて二ヶ月。表には出さないが、さすがに兄も心配になったようである。


コーセツ@GM:「まあどこかでのたれ死ぬとかはないと思うのですが、そろそろ戻って貰わなければ私とバイトのみなさんだけで宿を回すのも限界が来ています」

赤星@GM:という割に、コーセツは受け取った手紙を落ち着きなく指先でもてあそんでいます

ルドルフ:「それは、手紙か?」 ちらっと視線を投げつつ

コーセツ@GM:「はい。最後の消印はバルナッド共和国からです」

クロエ:「バルナッドって……どこだっけ?」

コーセツ@GM:「ダグニア地方の一国家ですね。こちらの地理関係についても後ほどお話させていただきます」

パステル:「また随分と遠いところで」

スイセ:「ザルツ地方を出るのですね」

コーセツ@GM:「店に戻るよう手紙を出したところで軽んじられるのは目に見えていますし、それならいっそうちの冒険者を直接派遣してしまえばあれも諦めがつくでしょう。安心してください、駄々をこねるのはサラだけです」

ネクロ:「サラさん、駄々をこねるんですね……」

コーセツ@GM:「そりゃもうこねますね。トルコアイスのように」

サクラ:「つきたての餅よりはまし、ですかね」

ルドルフ:「……少なくともそっちはいい大人なんじゃないのか?」呆れ顔

コーセツ@GM:「最後の消印はバルナッド共和国ですが、手紙の内容から、おそらくあのふたりがいるのはダグニア地方、辺境諸王国郡のひとつ、グラスノ王国です。あくまでも二ヶ月前の手紙の情報なのでそこから移動している可能性はありますが、人の流れがさほど多い地域ではないはずなので、あれらの足取りをつかむことは不可能ではないでしょう」

コーセツ@GM:「報酬はひとり4,000Gです。何を倒すでもない、守るでもない。少し長い旅路にはなるでしょうが、あなたたちにはさほど難しい依頼ではないはずです。いかがでしょう。受けていただけますか?」

スイセ:フラグ?

ルドルフ:フラグ

ネクロ:フラグ

サクラ:ふらぐ

パステル:「分かりました。お受けしましょう」

ルドルフ:「受けよう」

ネクロ:「もちろんです! サラさんとセレナさんがいないの、寂しいですもんね」

サクラ:「かしこまりました。しばらくアリソンさまとお会いできないのはこのえなく寂しいですが、お受けします」

赤星@GM:あと雑談で、ルドルフさん編入の理由は長旅に男ひとりじゃかわいそうだと思ってのことだよ、とコーセツが教えてくれます

スイセ:ルディさんいなかったら六人用テントでいいや! という可能性が

パステル:草

ルドルフ:あるねぇ……あるから怖いね

ネクロ:あるんかい!

ルドルフ:だってお金勿体ないじゃん(テント二つよりも一つの方が安い)

サクラ:むしろネクロくんを一人で寝かせたくないのある

クロエ:「どれぐらい距離あるのかな? 大雑把に往復だけで何日ぐらいかかるかわかります?」

コーセツ@GM:「片道で約一ヶ月ほどでしょうか。スケジュールやルートに関してはお任せします。一応、レガリア王国までは馬車を用意するつもりですが、徒歩で行きたいというのであれば強要はしません」

ルドルフ:めっちゃ遠いな……!!


 ダグニア地方はテラスティア大陸の北東に位置し、アレスタ海沿岸周辺と、内海であるダノス海に浮かぶ小島郡からなる人族領域である。アンデッドはびこる海洋、リザードマンの群生地や、入ったら最後、徒歩では二度と出てくる者がいないと言われている森、険しい山岳地帯に囲まれ、大陸の中でもやや閉鎖された地域である。


赤星@GM:コーセツの提示しているルートは、リーゼン地方のレガリア王国からイスタン河を遡上してダグニア地方に入る方法ですね。クロエさんが言ったようにゾマ湿原を通るルートもありますが、蛮族がいっぱいいるので難しいでしょう。湿原を通るつもりなら、やめとけやめとけ! って吉良の同僚並に止めてきますよ

クロエ:海路使った方が早い気がする。バルナッドは交易で栄えてる街だしザルツとの航路も確立してるはずなんだよな

赤星@GM:まじか。リーゼンとの交易がはじまったくらいの記述しかないからアレスタ海の航海は難しいのかと思ってたわ

クロエ:そうだったっけ。リプレイで一回そのへんまで海路で行こうぜって感じの導入あったんだよな(※SNE公式リプレイ『千竜と刃の革命』導入のことか。なお、バルナッドが他地方と貿易をしている描写は見当たらなかった)。まぁ導入なんで難破してすごいところいくんですけど

赤星@GM:じゃあこうしよう。今回提示したルートは、駆け出し冒険者をようやく抜け出したあなたたちでも比較的安全に通ることのできるルートである、というのはいかがだろうか。頼むよ(泣きのGM)

クロエ:比較的(当社比)

ルドルフ:比較的

パステル:良いと思うよ!!!!

ネクロ:良いと思います!

サクラ:もーまんたいよー

スイセ:スイセはコーセツさんの用意したルートなら大丈夫~と思って乗りますよ

赤星@GM:ありがとう! やさしい!

クロエ:ういっす

ルドルフ:「陸路だと、確かゾマ湿原とか言うところを通ったような気がするが、大丈夫なのか? あそこ、聞いた話だとリザードマンの生息地とかだった気がするが」 あえての質問

コーセツ@GM:「あなたがゾマ湿原を通るつもりなら、いますぐこのパーティを抜けてもらって別の冒険者に依頼を出すところですね。私は貴方たちに依頼を託す身分ですが、貴方たちの命をみすみす散らす場所へは送らないつもりです」

ネクロ:「ゾマ湿原ってそんなに危ないところなんですね……覚えておかなきゃ」

パステル:「提示されたルートの通りなら、ゾマは通らないでしょう。心配することはありません」

ルドルフ:「杞憂ならいいんだが……。すまん、続けてくれ」

ネクロ:「パステルさん、そんなに遠くに行くのって初めてですよね? 少しだけ、わくわくしますよねっ」

パステル:「ここまでの遠出は初めてですね。念入りに準備をしましょう。わくわくするのは構いませんが、余り気を抜かないように。キミなら分かっていると思いますけど」

ネクロ:「は、はいっ。もちろん皆さんのためにも、気を引き締めます! 寒いけど頑張るぞっ」

サクラ:「一か月……果物や野菜はどうしましょうか」

スイセ:「こんなに遠くまで行くことになるなんて……冒険者になった頃は考えもしませんでした」

クロエ:「うへー、遠いなぁ。交通費は報酬とは別に出るんですよね?」

コーセツ@GM:「もちろん、交通費は報酬とは別にお支い払します。前金として報酬の内から1,500Gをお渡しします。それとは別に往路分の食費と宿泊代、ひとり1,000Gを支給します」

コーセツ@GM:「復路の分は請求書をまとめていただければこちらに戻り次第お支払いします。サラとセラナを見つけ次第とんぼ返りしろとは言いませんが、その他行楽費は経費で落ちませんので悪しからず」

ルドルフ:めっちゃ前金出てるね……

赤星@GM:拘束時間長いからね-。あなたたちの当面の目的地は、魔霧の森を抜けてグラスノ王国へ行くことですね

コーセツ@GM:「目的はふたつ。ひとつはサラとセレナを発見すること。ひとつはふたりを連れてフェンディルへ帰ってくること。可能であれば、ふたりと合流した時点で一度連絡をお願いします。他に何か質問はおありでしょうか?」

クロエ:「んー……何らかの理由で、そうですね、向こうについて二週間ぐらい。ここを発って二か月ほど経ったとして。それでも見つからなかった場合、どれぐらいまで捜索を続行しますか?」

コーセツ@GM:「そうですね……現地到着から一ヶ月の間に、これ以上追跡不能と判断した場合は帰還していただいて結構です。無論、報酬は申し上げた通りのものをお支払いします。あの子たちも冒険者ですから、わかってはいるでしょう」

クロエ:「わかりました。追跡できそうだけど時間がかかりそう、という時も連絡を送りますね」

ルドルフ:「そいつらがよくても、あんたは……。いや、すまん。聞き流してくれ」

コーセツ@GM:「あの子たちが冒険者であると同時に、私も冒険者でした。そういうこともあるでしょう。ないのが一番ですよ、もちろんね」

クロエ:「私たちが探してる間にサラさんたちひょっこり戻って来るかもだし。あ、そうだったら連絡くださいね、ちゃんと!」

サクラ:「そうですね。入れ違いになってしまっては意味がありません。こちらへ連絡もしっかり入れましょう」

コーセツ@GM:「それがありえそうで怖いんですよね。まあ、気楽に遠征と思って。万が一先にあれが戻ることがあれば鳩を飛ばしましょう」

コーセツ@GM:「……どうぞ、よろしくお願いします」

赤星@GM:いつもよりも丁寧に、コーセツは貴方たちに頭を下げます

パステル:「最善を尽くしましょう。それだけです」

ルドルフ:「……善処しよう」

クロエ:「だいじょーぶ、ですよ。

ネクロ:「サラさんとセレナさんは頑張って捜し出しますから!」

スイセ:「はい。まずはグラスノですね」


 遠征に備えて、テントや着替えなどの荷物を整える冒険者たち。交通費として渡された1,000Gは、特に意図的な使用宣言がなければ馬車代、御者へのチップ、食料や道中の宿代で全額消費される扱いになる。

 しばらくディルクールを離れることになる……が、ディルクールに縁のあるPCがクロエしかいない。かなりあっさりと出発することになる。


ルドルフ:「改めて、ルドルフだ。呼びにくければルディで良い。一応前で戦う術は身につけてある。よろしく」

サクラ:「サクラと申します。お見知りおきを」

スイセ:「改めまして。スイセです。よろしくお願いします」

クロエ:「クロエだよ。よろしく」

赤星@GM:フェンディルを出発したあなたたちは、冒険者としては一般的な無理のないペースで南東へ進路を取り、やがてレーゼン地方と呼ばれる地域へ辿りつきました。目的地に近づくに従って、冬季といえども比較的温暖なフェンディルとは違い、肌を刺す寒さが徐々に強くなっていくのを感じるでしょう

赤星@GM:あなたたちは“魔霧の森”と呼ばれている森林地帯の縁まで来ています。ここは一度入った者を迷わせ、二度と外に出さないと言われている魔の森です。唯一森を確かに抜ける方法は、森の中を横一文字に走るイスタン河を船で進むことであり、これによってダグニア地方は他内陸部との交易を図っています。船で進むとはいえ、森を拠点とする蛮族や棲息する動物がテリトリーを荒らされたと勘違いした襲撃があるため、船賃が必要とはいえ冒険者の同乗は基本的に歓迎されています

赤星@GM:さて、あなたたちは森を徒歩で進みますか? それとも船に乗って進みますか?

サクラ:「上着、買っておけばよかったですね」

パステル:「冷えますね。毛のない種族は大変そうです」 他人事冬毛タビット

ネクロ:「防寒着買っておくべきでしたかね……」 身震いしつつ

スイセ:「大丈夫ですか、ネクロさん?」

ネクロ:「だ、大丈夫ですっ。心配してくださってありがとうございます、スイセさん」

サクラ:「……パステルさま、抱きしめてもよろしいですか?」

パステル:「高いですよ?」

サクラ:「100Gまでなら出します」

クロエ:「出すんだ……」

スイセ:「気持ちいいですからね、パステルさんのもふもふ」

パステル:「足りませんね。出直してきなさい」

サクラ:「ちっ、金欠じゃなかったらまだ捻出できたのですが……」

スイセ:「値上がりしました?」

パステル:「冬毛は質が良いですからね。値上がりも当然です」

スイセ:「残念。パステルさんのもふもふが遠いです……! もっと稼がねばなりませんね」

サクラ:「パステルさまの冬毛、堪能したかったですが仕方がありませんね」

パステル:「ワタシを高性能湯たんぽかなにかと勘違いしてませんかね……もう」

ルドルフ:「……ネクロ、これで良ければ羽織っておくか? だいぶ違うと思うが」 迷彩ローブを指差して言います 「俺の丈だから、少し大きいし、ちょっと手直ししたからローブと言うよりマントになってるが」

ネクロ:「えっ、ボクも羽織って良いんですか……?」 目を輝かせつつ

ルドルフ:もってことは君入って来る気か。良いぞ

ネクロ:入れてくれるもんだとばっかり(おにショタ狙い

ルドルフ:「……あー、うん、お前が良ければ」ネクロくんが入れる隙間を作ろう

ネクロ:「あ、ありがとうございますっ! えへへっ、ルディさんの隣、暖かいですっ」 満面の笑み

ルドルフ:「ん。端を持っておいてくれ。隙間風が入らないようにな」 ちゃんとネクロくんが包まれるようにローブの位置調整

サクラ:「猫め……」(小声)


 レガリア王国の船着き場には、魔動機械由来のエンジンが取り付けられた小型のキャラック船が並ぶ。その内、船員の出入りが激しい一隻に狙いを定めた一行は、乗船への交渉を始める。


パステル:「もし、そこの御仁」 声掛けてみよう

船員@GM:「ん? ……見ない顔だな、その装備だと冒険者か?」

パステル:「ええ、いかにも。船への同乗をお願いしたいのですが」

船員@GM:「なんだ、ダグニアに行きたいのか。この船はイスタン河を遡上してグラスノ王国に着く予定だが、それでいいのか? 運賃はひとり100Gだ。これでも破格だと思ってくれよ、ほかからは500くらい取るんだからな」

サクラ:「パステルさまよりも良心的ですね」

パステル:「そこ、うるさい」

ネクロ:「パステルさんの毛並みがそれだけ良いって事ですよねっ」

クロエ:「船賃は冒険者として護衛で! ってわけにはいかない? もう間に合っちゃってる?」

ルドルフ:「……値切りに走るのか。逞しいな」 聞こえないようにボソッと

船員@GM:「護衛を期待しての価格だよ、嬢ちゃん。商人相手に値引きとはなかなかいい根性してるじゃねえか、ガッハッハ」

ルドルフ:商人と良心枠に任せてネクロくんとぬくぬくしてますね

ネクロ:「うわっ……やっぱ風冷たい……」ってルディさんにぎゅー

ルドルフ:「だな。船の上だと風も余計あるだろう。寒かったら言え。猫化すれば暖の代わりにくらいはなれそうだしな」

ネクロ:「はいっ。こうしてるだけで暖かいですし、その、こうやってくっついていられてボクは満足ですっ」 にこにこ

ルドルフ:「ん、そうか。それならいい」 頭ぽんぽん

サクラ:「よくもネクロさまを……おのれ」(小声)

パステル:「……100Gで手を打ちましょう。あまり突っつきすぎて断られるのも面倒だ」

船員@GM:「ハハ、アンタ慣れてるなァ。元商人とか?」

パステル:「昔取った杵柄ですよ」

船員@GM:「出港は明日の9時。行程は3日、その間の食料は自分たちで用意しといてくれよ。航海中、船内にいる船員や商人との交流は自由にしても構わない。ただ、貨物の周囲をうろつくのは余計なトラブルを増やしたくないのであれば薦めないぜ」

パステル:「貨物絡みでのトラブルはややこしいですからね。心得ました」


 寒い描写をしたばっかりに、PCに外套まで出費させるGMがいるらしい。


サクラ:防寒着買っていいかな?

赤星@GM:どうぞー

クロエ:今更ながらサバイバルコート買って着込もう

スイセ:ではクロエさんにくっついてってサバイバルコート買おう

パステル:折角だし防寒着を買おう。もふもふ×もふもふで最強

スイセ:防寒着は毛皮に入らないからもふもふできる……?

サクラ:とびっきりかわいいデザインのをサクラさん自腹斬って持ってくるかもしれない

ネクロ:防寒着くらいは買っておくべき……? でもルディさんの懐には入る

ルドルフ:買っても入ってきていいんやで。ネクロくん身体弱そうだしぬくぬくしてないと心配

ネクロ:わーい! じゃあ防寒着買って入るー

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