魔王様との戦い
魔王戦、これドラゴンより強いわ。だって僕場所広いからドラゴン全面に出してるもん…。頭がある相手って面倒だな。後方の味方に狙って魔法ガンガン打ってくる。ドラゴンも魔法は凄いけど、やっぱ魔王だけあって魔法が何より凄い。それにやたらと頑強な肉体。何これ卑怯だよ。僕らアビリティ持ちも卑怯だけど。僕はほとんど攻撃されなかった、セバスを守るように中心にしていた。僕はこっそり守られてるような良い位置にしていた。影武者。実際僕セバスを一番信頼してて死なせたくなかったのと、彼が司令塔だったから都合よく回ってた。魔王戦って多分すごく大事な戦いだと思うよ。ギルメン皆勇者カッコイイ。僕モブのふりして悪魔パーティに紛れ込んでました。なんとでも言ってくれ。本当は僕この場に居なくても良いんだぞーー。士気が下がるから仕方なく居る面がある。僕の部下ギルメンと全く面識無いからな…。こそこそ回復してた。ただその点においてもアンナとは比べ物にならない。回復形のモンスター集団を待機させてそっちがメイン。スラリンとミーシャ危険だから出してなかった。ミーシャ僕ぐらいは強いんだけどね。
事前の調査が役に立ってて、どうも守ろうとか重要に見えると連中攻撃してくる。自分の立場で分かってるんだ。僕も裏をかいてるなんて得意がるつもりはない。やっぱ守ろうとする陣形は合理的だから。僕はその穴をついて僕の位置って結構攻撃から守られてる。ただNO1じゃないそれはシンプルにやっぱセバスの位置になる。相手の弱点をつくっていやな連中だ。しかもあんなに強いのにそれだぞ?
リンダの攻撃で生き残ってる奴みるの初めてだった。陳さんが唯一しのいだだけで、あれ肉体でまんま受け止めたのあいつだけだぞ。ただ助かった盾はすごいが矛はリンダ並なのはなかった。でもあれだけ多彩な攻撃と身体の単純な打撃の豊富さに重ねてドラゴンブレス並みの広範囲魔法攻撃って滅茶苦茶。下位悪魔がもう2人死んでた。セバスの身代わりの様なものだ。強さ自体はセバスとそう変わらない。僕が古参だからコミュニュケーションしやすいから差別化してるだけで。幹部もやーべかな?僕もセバスが影武者だとばれたらどうしよう。すぐに終ると思ってたから4人同時に攻撃させていたけど、1人回復休憩の交代制にしていた。アズエルだけ独立でやってもらってたが、NO2ね…。
ばれないようにさりげなく僕を守るってのが負担になってたと思う。2つに守るべきポイントが分かれてるから陣形として分散してしまう。人じゃなくてモンスターの壁って所かな。古くからのモンスターも死んでいき、低位魔族たちもパタパタと死んでいく。さすがにやばいかも思ってたときに起死回生の一撃。リンダの2発目始めてみた。出来るとは聞いてたけど本当にやれるんだ。ただリンダ何かやばそう。これでやらなかったのか。これで生き残ってるからうんざりする。でも明らかに弱ってる。僕は予め指示をしておいたトドメはやつらに譲るなって伝えておいた。5人の猛攻が始まった。幸い勇者パーティーもへとへとだったので彼らは手が出せなかった。
「魔王討ち取ったり!」
お前が言うなって自分で突っ込みたくなるけど宣言してしまいました。でも何かモンスター軍団大将の勝ち鬨に盛り上がっちゃったー。冷静に考えるとモンスターの価値観だと僕ってトップとしてふさわしくないよな。それほどすごい指示してるわけじゃない。連中の桁違いの強さにのってそれが前提なら低脳モンスターじゃない限り誰でも出来る。地味な役に立ってるか?分からない回復してただけです。今回クリエイトでばれないようにやってないし。
まだ統制が外れた大量の野良モンスターが居るのは分かってるけど、僕を殿にして勇者パーティーには王様に報告をと頼んで返した。ここからが僕の本番だった。スラリン、ミーシャ、セバス達、幹部連中を集めて魔王城の広間にいた。
「ヤマト様、デモンです。永遠の忠誠を誓います」
魔王様デモンの創造。これこそ僕の目的だった。リンダがいるので致命傷?が自信が無かったからどうしてもトドメはさせって命令しておいた。この世界でおそらく最強のモンスター魔王を部下にした。
「いやーマジ強かったよ。幹部5人虚偽だね。ここまで強いって教えてくれなかったよー」
アズエル「私より強いは間違えなかったでしょ」
「アズエルも強いけど次元が違うじゃん。僕は魔王軍を再興しようとは思ってない。僕は君らの組織力をそのまま貰うことにする。そういう意味ではこれは魔王軍にあらたなトップを迎えた魔王軍だと言える。僕はね人間との共存を考えた魔王軍にしようと思ってる。ただ単純に仲良くなんて考えて無いから。その象徴としてモンスター軍団で再構成される組織としてスラリンとミーシャが居る。元魔王軍じゃない二人が幹部に居る。それはとても重要な事だから」
「具体的に僕らは何をするの?」
「いや別に君ら二人が魔王軍のしたじゃないってのが魔王軍の延長じゃない象徴って意味だけだから特に今は無いよ」
「分かりましたヤマト様」
いつからだろう。おそらくセバスを手に入れたからだと思う。僕は魔王軍をそのままのっとる事を考えていた。確定したのはギルメンが遅れるって全く偶然の産物だった。魔王軍の主要メンバーをすべて取り入れられるから。後は一番重要だったのは魔王をクリエイトする事だけだった。




