魔王ダンジョン1階
僕らは魔王の拠点ダンジョンの1階を拠点にしてた。ただそれじゃ分からないからいろいろと目立つように外をしておいた。
「さーて好例の悪魔会議だ」
セバス達に加えて5人の幹部すべている。
「まず魔王がいる玉座の間の広さ教えてドラゴン入れる?」
アズエル「問題ないと思いますよ」
「セバス達は行った事があるの?」
下位連中で話し始めたセバスが代表して
「私達は5人の幹部達としか会ったことが無いです」
「一人も?」
「はい」
(魔族階級社会だな。ただ対した数じゃない)
「馬鹿なのか?と言いたくなる部分もあるけど、君ら数少なすぎる。何故これで人間に戦いを挑もうと思ったの?」
アズエル「私はねちょっとどうかと思ってたんですよ。魔王様が無理矢理決めてしまうから」
「様?」
「いえ、魔王がです」
(別に怒ってなかったけどからかってみた。本音は気の毒だと思ってる。このアビリティたまらんな…)
「ここからが核心だよ。今だらだらと百鬼夜行を手抜いてやってるのは、わざと遅らせてる魔王が異変に気がついて打って出られると面倒だからね。それはさ君たち失いたくないから。犠牲が無いと多分魔王今の僕じゃ倒せない。んで切り札の到着待ってるんだわ。魔王がどんだけアホだったか?分かるすごい連中が来るから。さて問題は彼らがいつ来るか?分からない。そこで空飛ぶモンスターで偵察して欲しい。君らのその少なさって低知能モンスターを扱えるからなんだよ。それぐらいできる?」
幹部達ひそひそ会議
アズエル「モンスターを選べば出来るか?と思います。ドラゴンクラスならいけるかと」
「それ良い。それ偶然なんだけどさ、彼ら僕のドラゴン知ってるから。んじゃドラゴン出すから。後は頼むよ。なんかさマスターの僕がそこまで高度な意思疎通できないのに悔しい…」
アズエル「まあまあヤマト様、私はヤマト様の絶対遵守の命令の方が凄いと思いますよ」
「君らと違って忠誠心を確かめる会話できないからね確かに命令に従ってくれるだけでもありがたいかも」
「私らの場合完全に統制取れるわけじゃ無いですからね。数%は好き勝手やってくれて困るのもあります」
「僕すごいのか」
「はい」
だらだらと下の様子を悪魔軍団を鍛えるのを兼ねて探らせていた。すべて知ってる場所と言うのは楽だった。魔王に合わないとまず死なないから。念のため雑魚モンスターを連れて行かせた。
ベルリの部隊が戻ってきて報告された
「半分は制圧できています」
「おっしまた無限増殖やるかー」
実はこれ上手く行ってない。わざと上手く行かないようにしてた。100%全力でガンガンやるけど今回温存してた。全滅させると魔王が異変に気がつく。だから途中で途切れるように調整していた。これが制圧状況を確認する事で大体把握できていた。ただ地下にもぐるほどモンスターのレベルが上がっていくのでそのあたりは調整していた。
セバス達から連絡があったけど、ドラゴンのかんばしくなかった。捜索範囲が広すぎる。
「私達が飛行モンスターに騎乗してなら可能かと思います」
「なんでそれ会議のとき言わないの!」
「幹部の方々を反論する事になるので」
「昔の上下関係持ち込まないー、僕の組織基本僕を頂点としたフラットだから。いますぐやって、後君らも戦ってもらってるから半分は残して交代でね」
(そういう事か)僕はなんとなく幹部連中の事が分かってきた。モンスター単独で出来る偵察って話しだな。イマイチな献策だけど、その代わりモンスターのできる事みたいな条件がわかった。
「そういえばさデーモン型のまま転生した魔族いるじゃん。飛べないの?」
セバス以外名前おぼえて無いのでデーモン1号として話しかけた。
「飛べます。ただ長距離は無理です。川を渡るとか谷を越えるとか」
「便利は便利だね」
以前から思ってたけど多分モンスターの翼って飾りとそうじゃないのと分かれる。龍とか明らかに翼で飛んで無いから。がっつり翼で飛んでるモンスターも居るけどあれデーモンの場合一応使ってるから補助だな。あんまり突っ込んで考えるのやめよ。アビリティが一番馬鹿馬鹿しいし…。ただ唯一分かりやすい理屈があるとすると擬人化?のようなものは無いわ。悪魔とモンスターがどうコミュニュケーション取ってるか?でモンスターだけの人間の様な複雑な言葉は無いわ。




