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アマンダ

 順調に下位魔族を配下に加えて、戦力を増強していた。ソロスがかなり強かったので

「先行しすぎないように先行して欲しい。絶対に先行しすぎないように、今のソロスなら上位にも勝てるけど万が一があるからね幹部が居たら絶対に無理せず戻る事。戦うなよ命令だ」

「了解しました。ヤマト様」

(忠誠心が高いのは良いけど、保身の気持ちが弱いからこれだけ心配)


 やはり城は特別だったようだ。大体はへいたんな村。元々は人間が住んでいたんだろうな。この隣の国完全に魔族に占領されてるな。王様これ見たらぞっとするだろうな。うちの国もこうなると思う。幹部の強さ知ったら舐めていたの僕の方だった。この国アビリティもち居なかったのかな。隣の国モンスターの被害が大きいから国境を越えられないから交流が無かったのは知ってたけど、もう国無いじゃん。こういう時こそ冒険者でしょ。探索でも出せばよかったのに。元々仲の悪い国だと聞いてたから。無断で調査するのも難しいとは思うけど。何故冒険者の仕事がなくならないか?これで良く分かった。モンスターこんな所にごっそりいたのね…。


 あるダンジョンで百鬼夜行行ってて図鑑に魔族が入らなかった。戦略的にもだけど出し惜しみなくすべてクリエイトしてた。理屈としては絶対に倒したならありえない。下位がたまたま生き残ったか?上位の可能性あり。いやだなドラゴン使えないよ。ソロス頼むから戻ってきてよ。ソロス交戦中だった…。後で事情を聞こうか。さてと


「ソロス下がれ」


 僕はセバスたちを向かわせた。ソロス僕が司令官だとばれたぞーー。


「ソロス事情は後、相手が瀕死だと見たらすぐとどめを、後は僕の盾となってほしい。お前に指示出すのに多分僕が指令者だとばれたと思う。君らの頭だと多分僕狙いにくるから。頼むよ」


「了解しました」


 あー気がついちゃったなー、明らかに僕狙ってるよね。クリエイトしてるとすぐばれるからこういう停止した状態だとばれないんだよね。この状態で生き残ってるから上位魔族たまらん。魔族って人間と違いすぎる。根本的に基本ベースが強すぎる。だけどね、狙ってくると分かっていたらそれを利用する事も出来るんだよね。セバス達がこのおかげで殺されずに戦えている。

「ソロス、そろそろ良いんじゃない?」

「了解しました」


 確かにソロスが近くにいたほうが安全。でも他のモンスターも強いからな。ドラゴンが桁違いだから目立たないだけで。僕は戦闘が長引くのを嫌う。自分を餌にする戦略がものすごく効果的なの知ってるけど、いやだいやだ。僕勇猛な英雄さんじゃないのよ。こんなリスキーなやり方したくない。ソロス後で事情納得させてくれよ。場合によっては頭悪いから独断させられないとなるからな。ふー終った。計算外ばかりで嫌になるよ。マジの勝負って魔王様の所以外したくない。ただでもあっちはギルメンがいるの想定だから。合流無しに無いわ。ミーシャに言われたように潰した拠点に魔王城にて合流と旗を立てることにした。つかー王様どういう戦いを想定してるんだろうな。多分規模知らないんだろうな。調査隊程度に思ってるのかも。これ戦争だから…。


 ソロスに事情を聞く前に真っ先にクリエイトした。倒した本人が居れば嘘は言えないだろ。幹部連中はまだどうも信用できない。それと言うのも魔王様に力への崇拝という事だけど、これだけの連中を従えるんだからカリスマってのがあるんだろう。


「アマンドです。ヤマト様に絶対の忠誠を」

(魔族連中ってイチイチ大げさだよな…、女幹部か元の姿から女だと分からなかったな。魔族連中のクリエイトってマジで変わるな)


「ソロス何故交戦するなといっておいたのにアマンドと交戦していたのかな?」

「突然部屋に入ってしまったため仕方なく」

「アマンド間違いないか?」

「はい私も突然の事でした」

「記憶がある事で疑ってしまうけど、先ほどの忠誠信じて良いんだな?」

「はい今の私から過去の記憶を思い出すと、別の誰かを見てるような感覚だと言えば分かってもらえるかと」

(なるほどね)

「いいよ問題なし。本当言えばもしこれで頭悪いなと思う交戦だった大事な任務から外そうと思ってた。君らに期待してるのはたんなる強さじゃない。頭がそれなりにあって僕の戦略を理解して実行出来る事だから。全く問題が無い。ただ僕のために死なないように行動して欲しい」

(ミーシャ反応してるな…。どーせ羨ましいとか考えてるんだろうな)


 自分で立てた作戦だが滅茶苦茶すぎる。敵の幹部寝返らせて敵の軍勢利用して戦士として鍛え上げる。これが今回ソロスに無茶させた原因。決してソロスが強いから特攻隊長にしてるわけじゃない。クリエイトしたら元の強さなんて較べものなら無い別人になる。それは分かってる。だがソロスは自分と同格かそれ以上と話してる。早く新しい自分でレベルアップしてそいつら抜いて欲しい。我ながら強引過ぎる作戦だよな。


 元々今回の事はまるで面白く無いと思ってた。百鬼夜行がタブーに近い技だから。それが通用し無い相手がいるとは思わなかった。って無傷じゃないのは明らかなんだけどね。魔王様は無理だと思ってたから。ギルメンパーティーを表の討伐対にした。幹部連中ギルメンとガチやれるほど強いじゃん。僕もかなり強い。でも所詮は僕らってアビリティ頼みなんだ。それを大半モンスタークリエイトに当ててるから僕個人は限界でやってる。個人の攻撃力、防御力を高めるアビリティじゃないからな。今の僕も十分人間離れしてるんだけどね。


 順調に魔王軍の領土を削っていた。僕は途中で不味いと思ってたのは、確かに魔王様を倒すこれを重視してそれはやり遂げるつもり。だが戦後どうなるのか?を考えていた。豊富なモンスターの供給国がなくなってしまう。冒険者の依頼はどうなるんだろう?早いか?遅いか?だから僕がやらないといえない。それは間違いない。だが戦後を見据えるべきだな。魔王様がクリエイトしてるわけじゃないのは分かった。だからいずれは復活する。しかしこれだけの数殲滅してしまっていつモンスターは復活するのだろうか?まあ終ってからだ。ただ僕が気楽になってのも理由がある。幹部二人ならむしろギルメンの到着は遅いほうが良い。すべての幹部僕が手に入れるつもりでいた。2人なら絶対に負けない。どれだけ強くても魔王様とは多分格が違う。ならクリエイトの付加で生まれ変わった僕のモンスター2人が負けるはずが無いんだ。すべての幹部をコンプリートする路線に変わっていた。


 以前レアモンスターの話が聞いたけど、僕は曹操に近いだろうな。有能な武将コレクターに近い。久々にオラつえー奴と戦ってワクワクしてきたぞー。


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