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知的なワーウルフ

 僕は皆さんにずうずうしいお願いをしていた


「皆さんあのードラゴン狩りの事で僕が最後のとどめさすようにして良いですか?僕の目的はそれだけなので」


 ビーチャがフォローしてくれたけど、新しく入った2人は微妙な顔してた。ただビーチャが


「メリッサのためになるから」

 これだけですべてがまとまった。そもそもモニカのマスターへの気持ち他の人達とはまるで違った母親の様に見ていた。このギルド結束固いわ。


 戦闘は主に超人冒険者を見る新人って形になってしまった。グリフォンとかガチなモンスターに騎乗していかにも強者演出してて、僕ほとんど戦闘に参加しなかった。1VS多だとどうしても僕みたいな部隊向いてないよね。やっぱりギルドのメンバー誘ってよかった。これ僕に向いてない。陳さんの戦い方面白かったな。ドラゴンのブレスもろ浴びてた。あれすごいな。逆に言えばあれ消してしまうリンダの攻撃が凄かった。ドラゴンの動きを多の動きで制限してのリンダの一発でほぼ決まった。もしリンダが手を抜いてくれなかったらそれで終って僕の戦闘の参加無かった。威力を手を抜くとか出来ない。そんな事出来たら彼女はリンダじゃない。あの不器用さがリンダらしさなんだ。そのリンダが背一杯器用にやってくれた。片腕ドラゴンもげてたよ。ボロボロのドラゴンを我らモンスター軍団がタコ殴りにしました。


 これドラゴン狩りとして英雄視絶対されないな…。わがギルドでもこれだけのメンバーが揃うのは無いので、ドラゴン狩り頻繁にされてるわけじゃない。でもこの戦いは皆あまり触れないものになってしまった。皆僕を白い目で見ないで。事前に言ってあったから分かってたじゃないかーー。今回のフィナーレはむしろ狩った後のお披露目にある。皆成果が見たい。その期待に応えて久々叫んでみた。


「モンスタークリエイト」


 ドラゴンって翼があるけど、あんまり頻繁にはそら飛ばない。カブトムシみたいなものだと思えば良い。根本的には飛行に向いてない。飛行能力がアップしたドラゴンが完成しました。と言うよりこれドラゴンじゃない。龍じゃん。陳さんは分かってくれた。これむしろ細身になって龍になりました。ぼうやー良い子でねんねしなーやりました。龍の上にのった。ついに僕も一騎当千の力を得たかも。


 僕は大成功に終ったドラゴン狩りの思わぬ副産物について、スラリンに相談してた


「モニカちゃん欲しい…」


 さすがの親友スラリンもどん引き。


「彼女モンスターじゃないよ…」

「だって欲しいんだもん。前からこういう線引きが分からないんだよな。スラリンに気を使ってたのもある。だからスラリンに話してる。ああいう知性タイプの女の子モンスター欲しいーー」

「僕らは基本分裂増殖だからなー」


 お前男じゃないのかーって今更スライムに性別が無いのを気がついた。ある意味スラリンって僕ッ娘なのか。相談相手間違えたかな。僕の劣情をスラリンには分からないよー

「僕は君の人間的価値観に影響を受けてるからその僕が引いてるってのはヤマトさ自己嫌悪してるでしょ?」

「だからスラリンの同意が欲しいんだよ。僕の良心ー」

「良いよ直接モニカに手を下すわけじゃないから。でもさモンスター使いってゲスだね…」


 僕の中の天使が非難するー。


 僕は計画を実行に移しました。確かに僕のやってる事は酷いことだと思う。ただ他のモンスターと今回では何が違うのか?実は何も違わない。元々僕ってエグイアビリティなんじゃないか…。同意じゃないんだよ殺していう事を聞かせるのが僕のアビリティだと今真面目に向き合った。だからどうした?って開き直った…。これは他のメンバーに知られたくないのでとくにモニカには、極秘に調査した。元々以前から知的なタイプのワーウルフの生息地は調べていた。それより強力なモンスターが手に入ってすっかり忘れていた。


 話せるか?なんて確認してなかった。片っ端からワーウルフを狩った。これはただのモンスター狩りだった。ただこれ依頼以上に狩っていた。依頼の範囲とずれていた。メス型のワーウルフを主に狙って殺してクリエイトした後に話せるか?試していた。

「君は今日からミーシャだ」

「はいヤマト様」


 ビンゴ!元々この付近では知性タイプのワーウルフの目撃情報があった。普段群れを作らないワーウルフが群れてる時は知性タイプのリーダーが居ることが多かった。僕は昔から知性タイプのワーウルフが欲しかった。ただスラリンへの遠慮から参謀タイプが出来るモンスターをあまり熱心に集めなかった。ただモンスターが増えてきてどうしてももう一人欲しかった。決してモニカへの劣情を発散させるためじゃなかった。が0だったか?と言われると年頃の男の子だからね…。


 ただ彼女幾らなんでも従順すぎた。戦闘では今回彼女を集めるため集めた副産物のワーウルフ軍団の司令塔をしてもらった。3人で日常において話すと言うのはそれほど頻繁じゃなかった。恋人と言うよりすごく都合の良い愛人…。そのあたりの事は置いておいて。特に彼女は人狼の知性タイプだったので人と狼をいったりきたりできた。人化と言われる見た目全く人と変わらない姿かたちを取れた。



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