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召喚

 そう僕に話しかけてくる女性が目の前に立っていた。僕が困惑した顔をしてると、


「そうなのよね、大体皆始めて召喚された時はそんな顔してるのよ。でもしばらくしたら私に感謝すると思うよ。あらまだ何が起きたか?ってパニック状態なわけか。なら私から話す事にしなくちゃね。あなたは私に召喚されて別世界からこのギルドに来たのよ」


「なんだって!」


 田中大和ヤマトは驚きをそのまま声に出していた。


「でも、安心してあなたは帰りたくないはず。ええこれこそが私が召喚士としてギルマスまで上り詰めた大切な能力の一つなんですから。私はああもうこの世界に自分は未練がないなって選べる力があるのよ。私の召喚にミスマッチは無し。ところであなたお名前は?」


 僕は自分の名前を聞かれたので答えていた。


「じゃヤマト君ギルド登録に移るわね」

「ちょっと待ってください」

「おかしいな私の召喚は完璧なはず。たまにいるのよね嬉しいはずだけど状況がつかめなくて話が早くない人が…。良いですよ。私はそういうちょっとどんくさい人にもきちんと対応します。だからギルマスなんてやっていけるわけです。何がお困りですか?」

「わけ分からない話を進めないでちょっと落ち着かせて欲しい」

「おかしいな最近はこういう人減ったんだけどな。さあ冒険だとさっさと前に進んでくれる人が増えていたのですけどね。何か古臭い感覚の人が久々召喚されましたね。良いですよゆっくり対応しますよ」


 メリッサ・モンターク(通称MM)ギルドマスターは久々きた慣れない異世界人に前みたいに頑張って対応するかと面倒くさそうだなと考えていた。最近はあちらの世界でも異世界召喚が常識化してきたのか?特に驚きもなくまってましたとばかりに冒険者登録してさっさと依頼をこなしてくれる人が増えていた。しかし、今回は初めて召喚した初心な頃の異世界人と対応する自分を思い出していた。


「私はメリッサ・モンタークです。ギルドマスターをやっています。まずどうやったら心落ち着きますか?」

「何故僕こんな所にいるのですか?」

(いや、それ話したでしょ…)

メリッサは面倒だなと思えてきた。それを抑えて至極丁寧にと。

「まず日本とは違う異世界にきたのは了解しましたか?」

「何故僕が日本から来たと知ってるのですか?」

(つい話してしまったけどヤマトは変な所だけ頭が回るようだ。そうだよ私も失敗したんだよ。出来たらスルーして欲しかったよ)

「あのね、地球?から召喚してる人も多いから事情が分かるのよ」

「どの人が地球人?」

 ヤマトはギルドの中をざっと見て地球人って人を探してた。

「あのねギルドの人達もお仕事とかあるから長い話しになるから付き合せられないのよ。後からいろいろな人と交流を持つことは問題ないから今は私の話を聞いて欲しいのよ」

「僕はメリッサさんにギルドで冒険者としてお仕事をするため召喚された?」

「そうそう」

「ギルドってなんですか?」

(そうか最近話が早い人が多かったのはそういう事か。そこからか)

「雑多なモンスター退治とかいろいろな依頼が来ててそれを冒険者と呼ばれる人がこなして行きます。その依頼の提供の仲介人みたいのをやってるのが冒険者ギルドです。別に冒険者に限らず様々な仕事の取りまとめとしてギルドはあるんですよ」

「なるほどゲームみたいなものですね」

(知ってるじゃないか)

 そう頭の中で思いながらメリッサは舌打ちをしていた。


前作よりは頑張ってみたのですが、はっきり言って自分の中で弱い。ただこの先しっかりした手ごたえのある作品なんて作れるのか?と言うともう自信がなくなって来ました。

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