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  作者: 外山
90/216

特別



(じゃあ純、頼むよ、、、)

安川は瞬に目で合図を出した


(了解、、、)

瞬は合図を受け取り、気持ちを整えた


「あ~!しまったな~、、、」

瞬は後頭部を軽く掻くような素振りをしながら言った

「、、、?」

北脇は瞬の声がする方を見た

「どうしよっかな~、、、」

瞬はチラシのような紙を見ながら困っているようだ

「、、、、、」

北脇は皆の方を見たが、全員ゲームに夢中なようだ

ワーワー騒ぎながらテレビ画面にくっついている

「、、、どうかしたんですか?」

北脇は困っている様子の瞬のもとへと行った


(、、、かかったみたいね)

安川は桐島、徒仲と確認しあった

(ここからどうなるんだっけ、、、?)

桐島は小声で徒仲に訊ねる

(じゃあもう一回だけ確認しとこっか)

と、徒仲が話を切りだそうとすると、九頭が桐島と安川の間に入ってきた

(っっ!?)

桐島は慌てて九頭と距離を取った

(な、なによ?どうかした?)

安川は小声のまま九頭に訊ねた

「あのさー、これなに?」

九頭は左手に持っているモノを前に出した

それは、知恵の輪だった

「、、、知恵の輪、だな」

桐島はまじまじと見ながら言った 鉄が複雑に絡み合っていた

「知恵の輪ってなんだ?」

九頭は更に3人に訊ねた

「この鉄がね、フッとバラバラに分かれるの 力を使わずにね」

徒仲はかなり簡単に説明した

「え、、、じゃあこのひっかかってるやつ全部外れんのか?」

「そういう事、分かったらちょっと下がってて」

安川は九頭を後ろへ押しやり、また3人で集まった



「じゃあどうなるか確認するね」

徒仲は桐島と安川と頷き合いながら言った

「まず、、、瞬さんが紗菜ちゃんにおつかいを頼む!」

徒仲の言葉に2人は頷いた




「実はね、紗菜ちゃん、、、これ見てくれる?」

「はい、、、?」

瞬はチラシを北脇に見せた どうやら近所のスーパーの特売のチラシのようだ

「この洗剤、今日特売になってるでしょ?」

「はい、そうですね」

「私いっつも特売の時にこの洗剤、買い溜めてるのよね~、、、学校帰りに」

瞬は少し深刻そうな顔で独り言のように言った

「そうなんですか、、、今日は買ってないですよね?」

北脇は少しキョロキョロと周りを見ながら言った

「うん、みんなと帰ってたら買うの忘れちゃってね、、、」

「、、、、、」

北脇は瞬の困った様子をじっと見た

「、、、じゃあ私、行ってきましょうか?」

「え、、、でもさぁ、、、」

北脇の提案に、瞬は遠慮しながら笑った

「徒仲達がいるのに、瞬先輩が家を空ける訳には行かないでしょうし、、、それにそのスーパーは近所ですから 大丈夫ですよ」

北脇はニコッと笑顔で言った

「う、、、」

(な、なんて良い子、、、)

こんな優しい北脇を騙している事が、瞬の良心に響いた

「、、、あ、ありがとう じゃあ頼んでいいかな?」

瞬は自分の財布を開けながら言った

「はい 任せてください」

北脇は深く頷きながら言った


「あ、、、そうだ、誰かもう1人連れて行く?」

瞬はさりげなく流れるように話を展開した

「え?なんでですか?」

北脇はキョトンとした表情で瞬を見る

「えっ、、、と、ほら、1人で行くのは寂しいかなぁ~って思ったんだけど、、、」

(危なかった、、、そこの理由考えてなかったけどすぐ浮かんできた、、、)

瞬は一瞬はヒヤッとしたが、ホッと胸をなで下ろした

「いえ、大丈夫です すぐそこですから」

瞬が必死で練りだした理由を北脇はキッパリと断った

「え、、、」

(あ~!どうしよどうしよ!?え~っとぉ~、、、)

瞬は必死で頭の中から新たな理由を探し出す

(九頭君と2人で行かせる作戦が、、、)

「、、、?あの、お金は、、、?」

北脇は首を傾げながら訊ねる

「う、うん、、、え~っとね~、、、」

(うぅ~、素で追い込んでくる~!)

瞬は財布の中をいじくり回しながら考えた


「あ、、、あのね!重いと思うのよね!1人じゃ!」

瞬はなんとかそれっぽい言葉を吐き出し、場を繋いだ

「え、、、?重いですか?洗剤ですよね?」

「う、うん、そうだけど~、、、あの、あれだから!」

瞬はバッと広告を手に取った

「2、、、い、いや3ダース買うから!この洗剤!」

瞬は広告に載っている先ほどの洗剤を指差した

「3ダース買うんですか!?1ダース12個ですよ!?3ダースって、、、この洗剤をですか!?」

北脇は広告の洗剤を確認しながら言った

「うん!ダンボールケースごと買うからね!いっつも!」

瞬は激しく頷きながら言った

「せ、洗剤ってそんなに消耗するモノでしたっけ、、、」

北脇は不思議そうな表情ながらも納得した




(ちょ、ちょっとぉ!?洗剤を3ダースとか言ってますよあの人!?)

桐島は小声で徒仲と安川と相談していた

(純の悪い癖だね~、、、ま、上手くいったし良いんじゃない?)

安川は比較的楽観視していた

(私達は引き続きゲームに夢中な感じで!不自然だから見ないけど、今後ろで九頭君が1人暇そうにしているはずだから 瞬さんがそれとなく九頭君と行ってくるように言ってくれたら完璧だね!)

徒仲は桐島と安川と目を合わせ、頷き合った




「じゃあこれ!1万円ね!」

瞬は北脇に1万円札を握らせた

「ホントに3ダース買うんですね、、、」

北脇は少し緊張気味にお金を懐にしまった

「もう1人は誰に行って貰おうかな~、、、」

「そうですね」

瞬は北脇と共に皆の様子を見に行った


「真奈美と桐島君はゲームしてるし、、、麻癒ちゃんも順番待ちしてるし、、、」

(上手くいきそう、、、)

瞬は少し息を吸い込んだ

「九頭君は、、、ん?」


「ん~ん~、、、イライラすんなぁ~これ、、、」

九頭はカチャカチャと知恵の輪をいじくりまわしていた


「え、、、、、」

(、、、ち、知恵の輪!?なにしてんのあの子!?)

瞬は予想外の事態に言葉が続かなかった

「じゃあ1人連れて行きますね」

「え、、、?」

北脇はスタスタとテレビの前に歩いた


「徒仲、聞こえてたでしょ?行くわよ」

徒仲の腕を掴みながら北脇は言った

「えっ、、、わ、私はゲームを、、、」

徒仲は動揺しながら首を振る

「大丈夫よ すぐそこだから 瞬先輩にはお世話になってるでしょ?」

「う、うん、、、まあ、、、」

北脇は徒仲を立たせ、引きずるように引っ張る

「あ、ちょ、、、」

徒仲は引きずられながらうるうるした目で桐島と安川を見つめる

「、、、、、」

「、、、、、」

2人は何も言えずに徒仲が連れ去られるのを眺めていた



バタン



「どうするんですか!?徒仲連れて行かれちゃいましたよ!?」

出て行ったのを確認し、桐島は安川と瞬に言った

「紗菜ちゃんと九頭君、2人で行かせた後に電話で買うモノを追加しまくる、【色んなお店にお買い物大作戦】が、、、」

「全部麻癒ちゃんに跳ね返ってきちゃったね~、、、自分で考えた作戦の餌食に」

瞬と安川はため息をつきながら言った

「つか、、、なにしてんだよコイツ、、、」

桐島に合わせて2人とも後ろの九頭を見た

「う~ん、、、くっそ~、、、」

九頭は頭をかきむしりながら知恵の輪に挑戦している


「これ永遠に終わらないわよ、、、絶対知恵足りてないもん」

「解けたとしてもたまたまね」

安川と瞬は九頭の様子を眺めながら言った







結局その後もなんのアクションも起こせぬまま、桐島、徒仲、九頭、北脇は瞬の家を出た


4人で並んで道を歩いているが、九頭だけ知恵の輪をいじっていた

どうやら瞬から貰ったらしい


(、、、なんにも出来なかったなぁ、、、上手くいくと思ってたんだけど、、、)

徒仲はチラッと北脇と九頭の方を見た

北脇は普通に歩いているが九頭は知恵の輪に夢中だ

「九頭 ちゃんと前見て歩きなさいよ」

「、、、おー、、、」

北脇の注意にも九頭は生返事を返すだけだった


(こういう姉弟みたいな関係じゃなくて、、、良い感じにしたかったんだけどなぁ~、、、)

徒仲はふと夕陽を見ながらため息をついた


徒仲がそんな事を思っていると、大きい公園の付近についた

木々が並び、ベンチなども置いてある


(桐島君や、先輩方にも迷惑かけちゃっただけだし、、、)

徒仲は、自分が余計な事をしなければと、どんどん自己嫌悪に陥っていった


「あー、喉渇いた」

桐島は唐突に声を上げた

「え?」

徒仲は顔を上げ、桐島の方を見る

「なによいきなり」

北脇も桐島を見ながら言った

「喉渇いたな、、、でもここから家まで自販機一つもねえし、、、ちょっと戻って買ってくるわ」

桐島はそう言うと後ろを向いて2、3歩走り出し、再び振り返った

「そうだ、お前らの分も買ってきてやるよ」

「え、、、要らないわよ別に」

桐島の提案を北脇は断った

「奢りだから遠慮すんなよ あ、でも4本持つのはキツいからな、、、徒仲、ついてきてくれるか?」

桐島は半ば強引に話を進める

「え、、、う、うん」

徒仲は言われるままについて行った

「北脇と九頭はその辺のベンチで待っといてくれ!テキトーに良いジュース買ってきてやるよ」

桐島は少し遠い自販機に向かって歩き出しながら言った 徒仲もその後ろにつくように歩いていた

「おー、、、」

九頭は知恵の輪に夢中ながらも言葉は理解していたようでベンチに向かって歩き出す

「だから要らないってのに、、、変な奴ね」

北脇は呆れた様子で九頭と共にベンチに向かった



2人はベンチに座った だが特に会話は無く、九頭の知恵の輪をいじくる音だけが響いていた


カチャカチャカチャカチャカチャカチャ


「、、、九頭 あんたどんなジュース飲みたい?」

北脇はとりあえず会話を試みた

「、、、おー、、、」

九頭は先ほどからそれしか言わなかった

「、、、なんだかんだあったけどあんた2年生になれたのね 良かったじゃない」

「、、、おー、、、」

「とりあえずそれ、やめない?」

「おー、、、」

「それよそれ 知恵の輪」

「おー、、、」

「おー、じゃなくて、、、」

「おー、、、」

「音うるさいから 耳につくのよね」

「おー、、、」

「、、、、、」

「おー、、、」

「、、、、、」

「、、、、、」

「あのさ、一旦知恵の輪やめない?」

「おー、、、」

「、、、、、」





その頃

桐島と徒仲は自販機付近にいた

この自販機も大きい公園の中に設置されている

自販機の近くにも木々やベンチがあった



「ったく、、、結局何にも出来なかったじゃねえか」

桐島は自販機のジュースを選びながら徒仲に言った

「うん、、、ごめんなさい」

徒仲はシュンとした様子で呟いた

「、、、んで?次はどうするんだよ?」

「え、、、?」

徒仲は顔を上げ、桐島の顔を見た

「乗りかかった船だし、とことんまでやろうぜ 紗菜と九頭をくっつける作戦」

桐島は選んだ飲み物を下のカゴから取り出す

「、、、うん!そうだね!」

徒仲はいつもの元気な笑顔で答えた

「さっきのはテキトー過ぎたもんね、、、」

「ちょっとあんた達!」

徒仲の声を遮るように、2人の背後から声が聞こえた

「ん?、、、あっ、紗菜!?」

桐島が振り返ると、そこには北脇の姿があった

「何よ今の話、、、全部聞いてたわよ!」

北脇は2人の前まで迫った

「い、いやあの、、、九頭君は?」

徒仲は話をそらそうとした

「知恵の輪ばっかいじってるから置いてきたわよ!それより、どういうつもりよあんた達!」

「、、、ま、まあ落ち着けよ な?」

桐島は自販機で購入した飲み物を北脇に差し出した

「今日ずっと、なんかおかしいと思ってたら、、、そんな事企んでたのね!」

北脇は桐島から飲み物を乱暴に受け取り、更に問い詰めた

「だ、だってさぁ、紗菜ちゃんと九頭君に仲良くなってほしくてさぁ、、、紗菜ちゃん、九頭君の事好きじゃないの?」

「は、、、ば、ばかじゃないのあんた!そんな訳ないでしょ!」

徒仲の言葉に北脇は焦りながら否定する

「でも気になったりしてない?」

「う、うるさいわねぇ!違うって言ってるでしょ!」

「素直にならないと、いっぱい損するよ?」

「す、、、素直に、、、?」

2人がそんな言い合いになっていると、北脇のすぐ後ろに九頭が現れた

「なにいきなりみんないなくなってんだよー!」

九頭は不満げな表情で声を上げた

「っっ!?」

北脇は驚いた顔ですぐ後ろにいる九頭を見る

「お前ら俺を置いて帰、、、」

「~~っ!!!」

北脇は思わず九頭を思い切りカバンでぶん殴った

「がふぅっ!!」

九頭は突然の攻撃をモロに喰らい、倒れた


ゴンッ!!


しかも頭を石にぶつけたようだ

「う、う~ん、、、」

九頭はそのまま気を失った

「あ、、、ご、ごめん!」

北脇はすぐ九頭の前にしゃがみ込んだ

「、、、ん~、、、」

だが九頭は起きなかった

「、、、ど、どうしよう、、、?」

北脇は桐島と徒仲の方を見上げた

だが2人はそこにはいなかった

「あれ、、、?」

少し目を奥にやると、2人は駆け足気味に離れていっていた

「あ、、、ちょ、ちょっと!誠哉!徒仲!」

北脇は遠くにいる2人の名を呼んだ

「じゃあ俺ら帰るから!ちゃんと九頭の事介抱してやれよー!」

「は、はぁ!?待ちなさいよ!」

「気を失わせたの紗菜ちゃんだからさ!ちゃんと目が覚めるまで一緒にいなよ!」

「う、、、」

北脇はその言葉には何も言い返せなかった


「、、、どうしよコイツ、、、」

北脇は足下に寝転がっている九頭の顔を見た まるで眠っているかのように気持ちよさそうな顔をしている

「、、、、、」

北脇はボーっとその顔を眺めていた

「あっ、、、と、とにかく移動させないと、、、」

北脇は首をブルブル振りながら呟いた





それから10分ほど経った頃

北脇は九頭をベンチまで運び寝転がせた

その隣に座り、九頭の目が覚めるのを待っていた


「ん、、、う~ん、、、」

すると、九頭が唸りながらゆっくりと目を開いた

「、、、?」

九頭は状況が掴めない様だ 周りをキョロキョロ見渡している

「、、、北脇、、、?」

九頭はあくびをしながら目をこする

「おはよう」

北脇は前を見たまま九頭の方を見ずに言った

「おう、、、ん~?なんで俺、こんなとこいるんだ?」

九頭は頭をかきながら呟く

「ま、まあいいじゃないそんな事!」

「う~ん、、、まあ確かにな!」

九頭はニカッと笑いながら言った

「っ、、、か、帰るわよそろそろ!」

北脇はカバンを持ち、立ち上がろうとした

「、、、、、」

そこで先ほどの徒仲の言葉を思い出した





『素直にならないと、いっぱい損するよ?』





「、、、、、」

(素直に、、、か、、、)

北脇はカバンを膝の上に置き、息をついた

「、、、?」

帰ると言いながら立ち上がらない北脇を、九頭は不思議そうに見る


「、、、九頭、ちょっと訊いていい、、、?」

北脇はふと話を切り出した

「? おう なに?」

「あんたさぁ、、、恋ってした事ある?」

「、、、恋?」

九頭は首を傾げながら聞き返す

「うん」

「桐島と渡部みたいなか?」

「みたいなっていうか、、、ああいう関係ね」

「野波佳と徒仲みたいな?」

「うん」

「、、、う~ん」

九頭は腕を組みながら考え込む


「、、、なんかよく分かんねえんだよなぁ~、しっくりこないっつうかさぁ~」

九頭は頭をかきむしりながら答えた

「、、、九頭にとって、特別な人とか、、、今までいた事ないの?」

北脇は正面にある夕陽を眺めながら訊いた

「特別、、、そうだなぁ、、、」

九頭はまた腕を組んだ

「そりゃ全然知らない奴よりかはさ、みんな特別だけどなぁ、、、桐島だって徒仲だって、外山も野波佳も先輩達もみんな、、、友達だし」

「、、、そう」

北脇はふっと息を吐きながら呟くように答える

「でも、、、一番特別なのはお前かな!」

「、、、え?」

北脇は思わず九頭の方を見た

「みんな特別だけど、、、お前はもっと特別!なんか分かんねえけど、違う感じするんだよな」

九頭も笑顔で北脇の方を見た

「、、、、、」

北脇はその九頭の言葉を聞き、ボッと顔が赤くなった

「な、ななな、、、なにバカなコト、、、」

北脇は九頭から顔を逸らしたと同時に、再び徒仲の言葉を思い出した

「、、、、、」

(素直に、、、)

北脇は勇気を出し、九頭の方を見た

「わ、私も、、、多分、、、」

北脇はゴニョゴニョと言葉を濁す

「、、、ん?なんだよ?」

九頭はいつもと様子が違う北脇の顔を覗き込むように見る

「、、、その、、、九頭は、、、私にとっても、、、」

北脇は九頭の顔を見ると、視界にあるモノが入ってきた

自販機の陰から桐島と徒仲がランランと輝いた目で北脇と九頭の様子を見ていた


「あ、、、~~っっ!!」

北脇は桐島から貰った飲み物を2人めがけて投げた

「うわっ!な、なんだいきなり!」

九頭は北脇の突然の行動に驚いた

「あんたらなにしてんのよっ!」

北脇は照れ隠しも含めて感情を2人にぶつける

「い、いきなりペットボトル投げんなよ!危ねえだろ!」

「もうちょっとだったのになぁ~!」

桐島と徒仲は観念したように出てきた

「あ、桐島!徒仲!」

九頭は2人を指差した


「九頭、惜しかったな あと一歩だった」

「?」

桐島は九頭の肩をポンと叩いたが、九頭はなんの事かさっぱり分からないようだ

「紗菜ちゃんチョー可愛かったよぉ~?顔真っ赤にしちゃってさぁ~?」

徒仲は楽しそうに北脇をからかった

「うるっさいわねあんた達2人!黙れ!」

北脇はごまかす為にとにかくわめき散らした

「北脇!なんで怒ってんだよ?」

九頭は北脇の肩に手を置いた

「っっ!?触るなぁー!」

北脇はカバンで思い切り九頭をぶん殴った

「げほぉっ!、、、で、でじゃぶ、、、」









その頃、瞬は洗濯機の前にいた

「、、、私、殆ど1人暮らしなのに、、、」

瞬はそう呟きながらため息をつき、洗剤のダンボールケースを開けた






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