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保留
「、、、俺は、、、渡部の事が好きだ」
「、、、、、っ!」
渡部は一瞬、頭の中が真っ白になった
「あ、、、えっと、、、」
「、、、、、」
たじろぐ渡部を桐島はじっと見ている
「、、、か、からかわないでよ~!」
渡部はアハハと笑いながら言った
「え、、、?」
「そんな冗談言ってぇ~!桐島君ってよく真顔で変な事言うから、、、」
「冗談とかじゃねえよ」
桐島は、笑って流そうとする渡部の言葉を遮った
「、、、え、、、?」
「、、、、、」
シーンと静かな2人の耳には、クリスマスの飾りが揺れる音や人々のざわついた声が妙に染みた
「、、、からかってなんかねえ 嘘でこんな事言わねえよ」
桐島はもう一度、真っ直ぐ渡部の目を見た
「、、、、、」
渡部はボンッと一気に赤くなり、桐島から目をそらした
「、、、じゃ、じゃあ、、、」
「あー!歩ちゃん!やっと見つけたー!」
もじもじしながら喋ろうとする渡部の言葉を遮るように、遠くから声が聞こえた
「っっ!?」
渡部は驚き、素早く振り返った
「遅いよー!!まだこんなところにいたの!?」
徒仲だった 徒仲だけではなく、他の皆も全員いた
徒仲はプンプンと怒りを露わにしていた
「う、うん!ごめんね!」
渡部は雰囲気を紛らわすように少し大きい声で言った
「、、、、、」
桐島は複雑な心境でため息をついた




