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  作者: 外山
31/216

噴水ショー

桐島と渡部の2人は噴水広場の入り口に着いた


噴水広場の真ん中にはその名の通り、噴水があった

イベントがある日には水と光の演出で綺麗な噴水ショーを見る事が出来る

もちろん今日も行われていた



「やっと着いたねー!噴水綺麗!」

渡部は噴水広場に入るなり、すぐに噴水ショーに見入っていた

「まあそれもいいけど、それよりみんなを探そうぜ 多分入り口とは反対側のイルミネーションとかあるとこにいるだろうし」

「、、、う~ん」

桐島の提案に渡部は良い顔をしなかった

「向こう行っちゃうと、こっちからほど噴水ショー見れないよね?」

「え?まあこっちは正面だからな 一番見えるとこかもな」

「じゃあここにいようよ!」

「、、、え?」

桐島は嫌そうな表情で聞き返した

「それに疲れたし、、、あ!あそこでちょっと休んでからみんなのとこ行こ!」

渡部はベンチを指差しそこへ小走りで向かう

「、、、はぁ、まあいいけどよ」

桐島はつまった鼻をすすり、渡部についていった










下や上からから吹き出る水と周りに設置されたライトで噴水ショーは綺麗だった

動物を描いたりアニメのキャラクターを描いたり、色んな模様を映していた


「わぁ!すごいねー!」

噴水ショーを見て渡部は上機嫌だった

「、、、、、」

桐島はずっと胡散臭そうな表情で噴水を眺めていた

「何その顔!こんなに凄いのに!」

「ん~、、、まあ凄いのは分かるけどよ、、、」

桐島はイマイチ興味がわかず、ベンチにもたれた

「噴水でイルカとか描いてるんだよ?」

「、、、俺にはあんまりイルカに見えなかったんだよなぁ」

「じゃあ何に見えたの?」

「バナナ」

「、、、もぉ、ちょっとバナナにも見えたけど、、、」

渡部は呆れ顔で両肘をさすっていた

「、、、、、」

桐島は自分のマフラーを外した

「ほら これ着けろよ」

桐島は渡部の首にサッとマフラーをかけた

「え、、、?」

「なんかさっきから寒そうにしてるし、気になるからよ」

桐島は渡部の方は見ずに、噴水ショーを見ながら言った

「、、、ありがと」

渡部はフードとマフラーの僅かな間から顔をのぞかした

「でも、ホントにいいの?」

「ああ 誰かのせいで歩かされ過ぎて体は暖まったからな」

「、、、むぅ~っ!」










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