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  作者: 外山
27/216

料理上手

12月25日 クリスマス



時刻は13時を回っていた



「じゃあみんな お昼休憩よ~」

片岡は勉強をしている桐島達に言った

「やっと終わったー!」

野波佳は机に倒れ込んだ

「なんでクリスマスに勉強ばっかり、、、、、ねえ?」

安川はスネたようにみんなに言った

「ホントですよ、、、」

渡部はぷくーっと頬を膨らす

「それはあなた達の成績が悪いからよ~ 赤点ばかり取るからよ~」

片岡はいつもの満面の笑顔で言った

モロに3人の心に突き刺さる

「特にあなた達は危ないらしいわね~」

片岡は桐島と九頭を指差した

「う、、、」

2人は片岡のキツい視線を背中に感じた

「それより私は腹が減ったぞ」

浜はゲームをやめ、腹をおさえていた

「じゃあキリシマン なんか作ってよ」

安川はぶっきらぼうに桐島に言いつける

「はぁ!?なんで俺が!」

桐島は机を叩き、抗議する

「いいじゃん ねえ純 なんかしらあるでしょ?」

「うん 一昨日買い溜めしたばっかだしね」

「じゃあ誠哉で出来ますね」

北脇も納得したように承諾した

「いやいや勝手に話を進めんなよ!」

桐島は3人の会話を止める

「いいじゃねえかよ やれば」

「ゴチャゴチャ言うなよな」

野波佳と外山も桐島の背中を押す

「なんでどいつもこいつも上から目線なんだよ!料理なんて今はやりたくねえんだよ!」

桐島は野波佳と外山を睨みつけた

「でもさぁ 確か綾さんと九頭君は誠哉君の料理食べた事ないんじゃない?」

「え?」

徒仲の言葉を聞き、桐島は片岡と九頭の方を見た

「食べた事ないわよ~ 是非食べたいわ~」

「俺も!腹減ったし!」

2人も桐島に作ってほしいようだった

「、、、つ、つうかお前らにだって食わせた事ねえだろ 小皿にちょっと乗せた分だけで、、、」

まだ悪あがきする桐島の肩を渡部はチョンとつついた

「ん?」

「じゃあ、、、私も手伝うから」

渡部は笑顔で言ってみせた

「う、、、」

桐島はドキッと大きく胸がなるのがわかった

(てゆうか、、、なんで料理するのが前提になってんだよ、、、)

桐島は、はぁ、と息をついた

「しゃあねえなぁ!もう!じゃあ作ってやるよ!」

桐島は勢いよく立ち上がった

「焦栄 お前も手伝え」

桐島は野波佳の肩に手を置いた

「え?何言ってんだよ 手伝いは渡部が、、、」

「いいから来い!何人いると思ってんだ!2人じゃ大変だろうが!」

桐島は野波佳の肩を掴み、無理やり立たせる

「いててて!わ、分かったっつうの!」

野波佳は掴まれた肩を押さえる

「瞬さん 冷蔵庫にあるモンなら何を使ってもいいっすよね?」

「え?うん まあ一応、、、」

「OK分かりました!!」

桐島は足早にキッチンに向かい、渡部と野波佳はその後についていく

「キリシマン、なんか変なスイッチ入っちゃったみたいね、、、」

「まあ期待しよう」

浜は安川の言葉に返しながらまたゲームを始めた


「なあなあ 桐島ってそんなに料理上手いのか?」

九頭は素朴な疑問を外山にぶつけた

「ああ 前ちょっとだけナポリタン食べたけどめちゃくちゃ美味かったぜ」

「ふ~ん、、、なあ桐島ー!」

九頭はキッチンで食材や調味料を確認している桐島を呼んだ

「んー?なんだよ?」

桐島は何を作るか考えながら九頭の言葉に返事した

「お前さー、なんでそんなに料理上手いんだよ?」

「、、、え、、、?」

すると桐島の頭の中に、1人の女の子が現れた





『私はね?色んな料理が作れるすっごーい料理人になりたいの!』





「、、、、、」

桐島はゆっくりと目を閉じた

「、、、さぁ、なんでだったっけな、、、」

桐島は寂しげにそう呟き、料理に取りかかった










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