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手紙―⑤

ギリギ1ヶ月は経っていませんね。セーフ!

新年早々コレですよ。全く。


今年はマメに書いていこう・・・・と思います。

じゃないと上達しませんしね。

「肉体を伴わなければって・・・・いきなりオカルトですか? 」


 僕は戸惑いながらそう尋ねるしかなかった。だって当然だろう?それまで科学的な話をしてきたのに突然そんな事を言われれば。だがビショップ氏は平然とこう答えたんだ。


「オカルトか。確かにそう思えるだろうね。だがこういう視点で考えたらどうなるだろう?つまり一度失われた技術が蘇ったと」

「失われた技術が?どういう事なんでしょう」

「うむ。ロストテクノロジーと言う言葉を聞いた事はあるだろうか?文字通り『現在では失われた技術』の事だが、例えばこの日本では慶長年間以前に作られた『古刀』と呼ばれる日本刀や零戦の主翼などがある。世界に目を向ければ『ギリシャの火』や『南宋の曜変天目茶碗』、『古代ローマのガルム (調味料)』など枚挙に暇がない」

「そういったテクノロジーの一つをビショップさんが蘇らせたと? 」

「そう考えてもらいたい」


 技術が失われる理由は僕にも幾つか考えられる。まず一つは後継者不足。コレは今の日本でも問題になっているからすぐに分かる。次に環境の変化によって技術を育んでいた社会的基盤自体が失われる場合。その文明自体が衰退してしまったり、原材料が手に入らなくなったり。そして三つ目として、別のテクノロジーの発達によって追いやられる場合。コレも想像に難くない。ビショップ氏の言う『肉体を伴わない』方法というモノは、敢えて言えば三つ目に当てはまるのかも知れないが・・・。


「だとしてもにわかに信じる事は・・・幾らなんでも」

「そうだろう。むしろあっさり信じるようでは知性に問題があると言える。そこでだ。証拠をご覧に入れよう」


 と言うやいなや、ビショップ氏はドアの横に控えていたメイドに服を脱ぐように命じたんだ。


「あ、あの? ちょっと!何を・・・!? 」

「落ち着きたまえ。君が想像しているような事では無いよ」


 その間にメイド(よく考えたら名前も知らないままだ)は全ての着いを脱ぎ捨てて終わっていた。僕はというと馬鹿みたいに目を逸らしたままだ。心臓はバクバク鳴り響いているが、どうしてもメイドの方を向くことが出来ない。何か損をしているような気がしないでもないが性分だ。仕方ないと諦めていたんだが、そんな僕にビショップ氏はメイドを見てみるように勧めた。それでもどうしても其方を向くことが出来ない僕に近づき――また足音も無くだ――メイドにこちらへ来るよう命じた。

 そして僕の手を取り何かに触れさせたんだ。


 その感触は――何なんだろう?硬くて乾いていて、重量感もあって冷たくも無くて。イメージとしてはワニの革のようだけど爬虫類の様な独特のニオイと言うか、そんなモノは全く無かった。どちらかと言えば無機物めいたモノのように思えた。


 コレは何なんだろう?展開としてはあのメイドに・・・そう、裸のメイドに触れさせたハズだ。いや、別に喜んでいるワケじゃない。いやいや、そうじゃない。健康な男子なら喜ばないワケもない。いやいやいや、僕は何を考えているんだ。兎に角この展開で関係の無い模型かに触れさせていたのなら、僕は壮絶にからかわれている事になる。好奇心と疑問とで心が埋まりきった僕は意を決してメイドの方を振り向いて――絶句した。



続く

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取り敢えずここまででupです。

長くかかってると微妙に設定を弄っちゃいますね。脳内で。

イカンなぁ・・・。

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