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(☆500) 武勇伝
あ
「あーそういえばさー」
「どうした?」
そう言ってイルナは思い出したかのように喋り始めた。
「今日交通する時にさ持ってたんだけどずっと魔族の奴らがなんか喋っててさ」
「ずっとなんだかはよくわからない言葉喋ってたんだよな」
「ずっとうるさくてさ」
「私がまだ勉強不足なだけなんだろうけど」
「…//」
「どうしたんだ」
「何で兄貴が照れてんだよ」
「照れるようなことじゃないだろう」
そういうイルナの言葉は。
「イルナか……どうしたんだ」
「いや」
この前あったことをエルウェンにも伝える。
「……それ兄貴の武勇伝」
「お前の兄貴の武勇伝」
「それを延々とめちゃくちゃ好きな子から喋られたらそれは恥ずかしくなる」
「うーん………!?」
イルナもすぐにピンと来た様だった。
「そ、そうか……//」
「そうだな//」
「 って、兄貴は私のこと好きなんかじゃ/」
「まだそんなこと……」




