デレウェン(☆1000)
〜待ち合わせ場所〜
「綺麗……だな」
「……///」
いつもとふんいきが違う服。
エルウェンは、ショートカットになっていた。
〜〜〜〜
「兄貴のやつ」
「やっぱり反応した」
「伸ばしてるじゃねえか」
「うるさい」
〜離れた場所〜
「こんなところで隠れて私たちは何をやってるの……」
シリルが呟く。
「いいんだよ別に」
「兄貴が変なことしないように後をつけるんだよ」
イルナは楽しそう。
「せっかくドワーフの姉ちゃんから」
「シルバースコープ作ってもらったのに」
「え?」
イルナは銀製の遠くまで見渡せる倍率機能付きの眼鏡のようなものを取り出した。
「これならほとんどほぼ全てのものくらいなら見渡せるぞ」
「何ですかその凄すぎる技術……」
「才能の無駄遣いってやつ」
「あの子やっぱすごい……」
「やっぱりあとをつけるの……?」
「当たり前じゃん……なんか気になるっつーか……」
「ふーん草」
「なっ……! 笑ったな//」
〜〜〜〜
「お、おい……ゆっくりだぞ痛くするなよ」
「あ、ああ」
独特な雰囲気が漂う。
お互いの呼吸や息を飲む音も聞こえてくる。
俺は騎士団長のお腹に手を当てると一気にそれを引き抜いた。
〜〜〜
〜カフェ〜
「いいお店だな」
「ええ……」
「飲み物は何にしますか?」
「同じものを」
ウェイトレスが注文の飲み物を運んでくる。
「お、おい……戻すな」
「フフン」
エルウェンは一体型になっているストローでもう片方を掴み飲んだり飲まなかったりしていた。
「あらあらたかたのところ」
「怪我してたのね」
「ああすまない見せてしまった」
「古い傷跡でも薄くなっているからと思っていたが」
「目に入ったらしい」
「いや私が治してあげる」
「え?」
そう言うと俺の薄くなっていた形の装備の防具を外す。
その部分2箇所の大きな傷跡の部分を舐めようとしていた。
「やめてくれ」
「ドン引きされちゃった」
「あっちの方へ行く?」
「町から離れるぞ?」
「たまには良いじゃないですか」
「そうか」
「あの時助けてくれなかったら」
「私がざっくり言ってたし」
「私がその代わりになればいいと思って」
何の声だとここから遠くの方から声が聞こえてくる。
俺だけに聞こえているような不思議な声。
「なんか……へんだな」
いつものエルウェンと違うんだけど、それ以上に違和感を感じる。
「私だけを見てて」
〜〜〜〜
「どうしたの?」
「だって……エルさんがショートカットにしてたから」
「そっちの方が良いかなって……」
「ふふ……」
「イルナちゃんったら」
シリルも少し乗り気になっていた。




