ジャッキー・ブラウン 後編
事件が再び動き出したのは、それから三日経ってからのことだ。ようやく立ち直った八兵衛にメンテナンスを頼むためマスクドライドにやって来た俺が、愛宕に例の合言葉を伝えていると、新居那が店に現れたので驚いた。
「立花くんはどこ?」と言いながらこちらへ歩み寄る新居那の表情は怒りに満ちている。何があったのかと訊ねても、「個人的な問題だから」の一点張りで話そうとしない。
「……あの店長、何やったのよ、翔太朗」
「……こっちが聞きてぇよ」
何があったのかはわからないが、俺達では埒があきそうにないのは確かだ。新居那に会わせればまだ新しい失恋の傷を抉ることになるだろうが、ここは八兵衛を出すしかない。窓際のボックス席で新居那を待たせ、俺達は八兵衛を呼んだ。
〝初恋の人〟が店にやって来たことを八兵衛が喜んだとかといえば、やはりそうではない。向こうが自分に対して怒りをあらわにしている状況ならばなおさらだろう。しかし、十秒とも迷わないうちに会うことを決めたのは、やはりこの前の誤解を解きたいということだろうか。
真剣な顔をして新居那と話し込む八兵衛を、俺と愛宕は遠巻きに見守っている。何を話しているのかは知る由も無いが、決して愛を囁いているわけではないことはふたりの表情から明らかだ。
しばらくすると、新居那の方が席を立ち店から出て行った。八兵衛はといえば、彼女を視線で見送ることすらせず、放心状態で席に座ったままである。
じゃんけんの結果、俺が話を聞きに行くことになったので、嫌々ながらも俺は新居那が座っていた席に腰掛け八兵衛に声を掛けた。
「どうしたんだ、八兵衛」
「……いや、大丈夫。ただ、何を信じればいいのかわからなくなっただけだから」
薄ら笑いを顔に貼りつけながら八兵衛は言った。
「彼女の上司が誰かに怪我させられたらしくってね。彼女曰く、それも僕のせいだって」
「バカ言うなよ。お前のせいなわけないだろ」
「……いや、もしかしたら本当に僕がやったのかもしれない。僕の中の〝ミスタービー〟が自分でも知らないうちに大きくなっていって、それで、僕の身体を乗っ取って――」
「寝言ならコーヒーカップにでも言ってろ」
八兵衛の頭を小突いた俺は、息を吐きながら席を立った。
八兵衛がひとりで男を襲った? バカ言いやがって。こんなモヤシの擬人化みたいな奴に、そんな芸当出来ると本気で思ってるのか、アイツは。仮にも小学生の同級生ならその程度のことわかるだろう。
ともあれ、あの女の失礼極まりない発言を撤回させないことには、俺の気が収まりそうにも無い。
〇
店を出て石ノ森駅の方向へ走ると、すぐに新居那を見つけることが出来た。改札口で携帯電話とにらめっこをしているところを見るに、誰かと待ち合わせているらしい。となれば、その相手が来る前にさっさと事を済ませた方がいいだろう。
俺は新居那に「おいアンタ」と声を掛けた。
「あなた、立花くんのところにいた……」
「ああ、そうだ。お前に話したいことがあってな」
「なんの用ですか?」と新居那はあからさまに嫌そうな顔をする。
「八兵衛についてだ。アイツはお前のストーカーもお前の上司も襲ってない。だいたい、ストーカーはともかくとして、お前の上司なんて襲う必要がどこにあるんだ?」
「知りませんよ。本人に聞いてください。知り合いなんでしょう?」
「バカ言うな。だいたい、アイツに人を襲う度胸なんて無い」
「知ってますよ、それくらい。立花くん、昔から弱虫でしたから」
「だったらなんでアイツのせいにしたってんだ?」
「だって、立花くんの喫茶店はヒーローツールの専門店なんですよね? だったら、ヒーローの知り合いもいるでしょう? 立花くんが直接手を出さなくっても、協力者がいれば、それくらい……」
思わず手が出そうになるのをじっと堪えながら、俺は新居那の物言いを聞いていた。自分のことを助けようとしてくれた男に対して、なんでこの女はここまで言えるんだ? 自分が世界で一番偉いとでも思っているんだろうか。八兵衛の野郎も可哀そうな奴だ。なんでこんな被害妄想の激しい女に惚れたのか。
「――とにかく、あなたからも立花くんに伝えておいてください。もうこんなことはやらないでって。それで、二度とわたしに近づかないでって」
堪忍袋の緒がぷつんと切れる音がした。殴らないにせよ、せめてひとこと言わなければ気が済まないと思い、俺は新居那に詰め寄った。
「……ああ、伝えておいてやる。お前みたいなロクデナシ女にもう二度と関わるなってことも一緒にな」
その時、誰かが俺の肩を後ろから掴んで引いた。振り返ると、2mほどあるんじゃないかというほど大きな男がいた。
「人のオンナをロクデナシとは、いい度胸だなテメェ」
「ロクデナシにロクデナシって言って何が悪いんだ。身体ばっかり育って頭はまだまだ成長途中か?」
拳を固める時の骨が軋む音が聞こえる。どうやら向こうはやる気らしい。ああ、やってやる。どうせ苛ついてたところだ――なんて、こちらが喧嘩への覚悟を決めたところで、新居那が間に割って入って俺達を止めた。
「たっくん、止めて。こんな人放っておいて」
「……でも、コイツはサオリを――」
「いいの。こんなとこで喧嘩なんかして人を呼ばれたら、わたし、職場に連絡されちゃう」
新居那は〝たっくん〟とやらの手を取り引いた。「命拾いしたな」なんて古臭い捨て台詞を吐いた〝たっくん〟は、新居那の身体をそっと抱き寄せ、彼女と共に改札の方へと歩いて行った。
お似合いのバカップルだ。電車の扉にでも挟まれろ。
〇
それから数日経って、もう八兵衛も立ち直っているころだろうと思い、今度こそメンテナンスをして貰うべくマスクドライドへ向かうと、俺とすれ違う形で店内から警察が出てきたから驚いた。次は何をやったんだ、アイツは。
中に入ってみれば、虚ろな目をした八兵衛が宙空のただ一点を見つめたまま固まっている。「どうした」と訊ねても返事は無い。目の前で指を鳴らしてみても、瞬きをする以上の反応を見せない。
「……何があったんだよ」
俺の独り言に、「クソ胸糞悪いことよ」と口汚く答えながらキッチンの奥から出てきたのは愛宕だった。その手には、コーヒーカップがふたつ載せられた盆を持っている。
「あの女の知り合いがまた大怪我をさせられた。それで、その件について事情聴取を受けたあの女が、店長の名前を出したみたいなのよ」
「……確かに、クソ胸糞悪いな」
「でしょ」と愛宕は言いながら、コーヒーカップのうちひとつを八兵衛の前へ置く。しかし八兵衛は微動だにしない。
「ねえ、翔太郎。犯人が店長じゃないんだとしたら、あの女の知り合いばかりが怪我をするっていうのは、偶然にしても出来すぎじゃない?」
「つまり、何が言いたいんだ」
「この事件には裏がある。少なくとも、偶然じゃないってこと」
「……根拠は?」
「女の勘よ」
〇
この世の中に〝女の勘〟ほど鋭いものはふたつと無い。それに、このまま言われっぱなしというのも癪だ。俺は事件の真相を探るため、一連の事件の被害者について調べて周った。すると、ある共通点がすぐに浮かび上がってきた。
どうやら事件の被害者は、皆それぞれ新居那に対して何かしら嫌がらせをしていたというのだ。
一件目の被害者は新居那の元カレでストーカー。二件目の被害者は新居那の会社の上司でセクハラ野郎。三件目の被害者は新居那の通うフィットネスジムの常連の中年で、奴にしつこく言い寄っていたという。なるほどこれでは、「自分に任せろ」なんて豪語した八兵衛を疑いたくなる新居那の気持ちもわからないでもない。
俺の集めてきた情報を聞いた〝安楽椅子探偵〟愛宕は、指先であごをつまみ考えるような仕草をしてこう言った。
「つまり、犯人の動機はただひとつ。〝あの女のため〟」
そんな動機で動きそうな奴を、俺は既にひとり知っている。恐らく新居那と交際関係にある、あの〝たっくん〟とかいう大男だ。頭の中身が安い西瓜みたいにほとんど詰まっていなさそうなあの男なら、「オンナのため」とかふざけたことを言って暴力沙汰を平気で起こしそうな空気がある。
「なら決まりね。その男を調べて、翔太朗」
「ああ、わかった。でもひとついいか?」
「なんでも言って」
「お前は何もやらないのか」
「あたしには、この店を守る義務があるの。だから動けない」
愛宕はそう言って誰もいない店の天井に煙草の煙を吹きつけた。
「それに、いざって時はあたしだってやるわ」
その「いざ」というのがいつ来るのかはわからないが、とにかく愛宕の手は借りられないということはわかった。調査は引き続き俺一人で行われたが、〝たっくん〟というあだ名くらいしか手掛かりが無い男を探すことは叶わなかった。
さて、ある日の夜のこと。俺はいつものようにヒーローとして比衣呂市の見回りを行っていた。〝ファントムハート〟こと司ももちろん共にいて、熱心に周辺を見回している。
〝頼れる相棒〟が「おや」と声を上げたのは、家々の屋根から屋根を飛び回り、住宅街の見回りをしていた時のことだった。
「翔太朗、どうやらヒーローの出番のようだ」
司が指した方を見れば、大男が小太りの中年の首根っこを掴み、ビルの路地裏に引きずり込んでいる。よく見ればあの大男の方は〝たっくん〟だ。都合がいいこともあるもんだと思いつつ、俺は司と共に屋根を降り、二人の元へと駆け付けた。
〝たっくん〟は今まさに小太りの中年を殴ろうとしている最中である。背後から「止めろ」と声を掛けると、奴はこちらへ振り返り、「なんだテメェらは」と俺達を睨む。
「正義の味方、というヤツだ。その手を放せ、木偶の棒」
そう言いながら司は奴に歩み寄る。大きく拳を振り上げた男は、司の脳天に目がけてそれを振り下ろしたが――力任せの一撃が当たるわけも無く、あっさり躱した司はカウンターの掌底を男の顎にクリーンヒットさせた。
大男は背中から倒れ込み、そのまま気を失う。「あっけないものだな」と吐き捨てる司へ、小太りの中年が何度も礼を述べてその場を去ったのを確認した俺は、仰向けに倒れる大男に跨り、頬を叩いて起こそうとした。
「何をする気だ、翔太朗」
「個人的な問題でな」
やがてゆっくりまぶたを開き、目を覚ました男へ、俺は「おい」と呼びかけた。
「質問に答えろ。お前、なんでさっきの男を襲った?」
「な、なんだテメェ――」
固めた拳を大男の顔面目がけて振り下ろし、寸前のところでブレーキを掛ける。恐怖の色が浮かぶ瞳で鼻先にある拳を見る男へ、俺はもう一度「なんで襲った?」と訊ねた。
「あ、アイツがオレのオンナにちょっかいを掛けてて、それで――」
「やっぱりな。お前、こういうことはこれが初めてじゃないだろ? 他にも三人襲ってるんじゃないのか?」
「あ、アイツらがワリーんだろ! ジガジサンってヤツだよ!」
「頭悪いのに四字熟語なんて使おうとするんじゃねぇよ。自業自得だろうが」
すっかり怯えた様子の大男を見下ろしながら、俺は「いいか」と続ける。
「痛い目に遭いたくないなら、お前の彼女に一連の事件は自分がやったって言え。でなけりゃこの場でぶん殴って警察に直送だ」
「そ、そんなことしてなんの意味があるんだよ!」
「バカかテメェは。俺に殴られて警察に行くか、優しい彼女と一緒に警察行くか、どっちか選べって言ってんだよ」
「テメェこそバカかよ! オレがサオリに『自分がやりました』って言ったってどうにもならないって言ってんだよ!」
「どういう意味だ」と訊ねると、大男はやけに誇らしげに言った。
「オレは、サオリに頼まれてアイツらをボコボコにしたんだからな!」
〇
ある夜。石ノ森駅前にいる俺と愛宕は、線路侵入防止用のフェンスに背を預け、改札口へと繋がる階段をじっと見ている。俺は右手に持った缶コーヒーをちびちびと飲んで、愛宕の方は人差し指と親指でつまんだ煙草を時折咥えて白い煙をくゆらせている。俺達の間に会話は無い。あるのは、確固とした目的だけだ。
足元に落ちる空き缶と吸い殻の数がだいぶ増えた頃になって、目当ての人間が現れた。階段を降りてきたのはあのロクデナシ女――新居那沙織だ。「ようやく来たわね」と愛宕が言って吸いかけの煙草を投げ捨て、「ああ」と答えた俺はそれを拾って空き缶の中に入れた。
俺達は新居那に歩み寄り、その進行方向を塞いだ。奴は俺達を交互に見て、嘲笑うかのように鼻を鳴らした。
「どうも。いったい何の御用ですか?」
「お前が捕まる前に話をつけに来た。一連の事件についてな」
「……どういう意味です?」
「全部アンタの仕業なんでしょ」と愛宕は言って新居那へ詰め寄る。
「最初の事件の被害者はストーカーじゃない。あの人はただ、一方的に自分をフったアンタときちんと話をつけたかっただけ。それを面倒に思ったアンタは、痛い目に遭わせてやろうと考えた。でも、そんなことを直接やったら犯罪になる。そこでアンタは、ウチの店長を利用することにした」
「バカなことを言わないでください」と俺達の間を通り抜けようとする新居那の腕を、愛宕がしっかり掴んで逃がさないようにする。
「ウチがただの喫茶店じゃないってことを知っていたアンタは、ウチのバカ店長を焚きつけた。ストーカー被害に遭っているから助けてくれって。で、あのバカ店長が動き出した頃合いを見計らって、ご自慢の〝たっくん〟に元カレを襲わせた。そうすれば、もしアンタのところに警察が話を聞きに来ても、店長に罪をなすりつけられる。その一件でムカつく奴を簡単に始末出来るってことに気づいたアンタは、同じ方法で会社の上司を、スケベ中年を襲わせた。……どうしようもないわね、まったく。女王サマにでもなったつもり?」
「よくもなんの証拠も無しにそんなことを――」
「証拠ならある」と俺は愛宕を引き継ぎ続ける。
「愛しの〝たっくん〟だ。アイツがお前の命令で、お前が勤める会社の取引先営業をボコボコにしようとしたところを、〝あるヒーロー〟が捕まえてな。洗いざらい聞き出したよ。そのうち、お前の家に警察が来る。身辺整理でもしとけ」
新居那は俺達の言葉にちっとも悪びれる様子を見せず、それどころか逆にこちらへ食いかかってきた。
「ああそう。探偵ゴッコご苦労サマ。でも残念。わたしは悪くないわ。あのバカな男が、私の愚痴を聞いて勝手にやっただけだもの。別に命令なんてしてない」
「まあ、シラ切りたいなら警察相手にいくらでも切っとけ。俺達は、ただ〝話つけにきた〟だけだ」
俺は「いいぞ」と合図を出す。やがて暗がりから歩み出してきたのは、蜂色の猿の〝ミスタービー〟だ。それを見た新居那は「立花くん?」と半笑いで小首を傾げ、一方の〝ミスタービー〟、はボイスチェンジャーのおかげでやけに低くなった声で「いや」と答えた。
「君に聞きたいことはひとつだけだ。立花八兵衛をどう思っていた?」
「なんでそんなこと聞くわけ?」
「いいから答えるんだ。どう思っていた?」
その問いかけにうんざりしたように息を吐き、鼻を鳴らしてそこらにつばを吐いた新居那は、くしゃりと髪をかきあげながら「言ってやるわよ」と吐き捨てた。
「今も昔も変わらないわ。立花くん。あなたは、ヒーローオタクで、思い込みが激しくて、不相応にもわたしに惚れてて、扱いやすくてバカな男」
自分のことを言われているわけでもないのに、とにかく無性に腹が立った。際限なく湧いてくる怒りをなんとか呑み込んで、〝ミスタービー〟を――八兵衛を見れば、固めた拳を振り上げたままその身を怒りに震わせている。
やれ、やっちまえ。その手でくだらない初恋を終わらせろ。
「僕は……僕は君をッ――」
――本気で頰を叩く音。しかしそれは八兵衛の繰り出した一撃ではなく、愛宕の放ったそれだった。
唖然とする新居那を睨みつけた愛宕は、懐から取り出した煙草に火をつけ、その煙を新居那の顔面に吹きつけた。
「……いい機会だから同じ女としてひとつだけ教えてあげる。この世で一番最低な女ってのはね、男の恋心を利用する女。つまりアンタよ、このアバズレクソ女」
その言葉を鼻で笑いながらも、しかし悔しそうに口元を歪めた新居那は、何も言わずにその場を去った。その姿をただ眺める八兵衛は、〝ミスタービー〟のマスクを脱いで「サヨナラ」とだけ呟いた。
哀愁漂う変態ヒーローの背中にかける言葉が見つからず、手持ち無沙汰になった俺は先ほどまで自分が飲み散らかしていたコーヒーの空き缶の片付けを始めた。黙ってそれを手伝い始めた愛宕は、「余計なことしちゃったかな」と、どこか遠い目をして呟いた。
「いや、いいんじゃないか。あれであのバカも吹っ切れただろ」
「そうだといいんだけど。男のコって、いつまでも初恋を引きずるものだから」
「……お前って、昔から変にロマン主義だよな。顔に似合わず」
「ひと言余計。殺すわよ」
◯
説明しよう! 今日はこの僕、立花八兵衛のためにささやかながらパーティーが開かれることになっている! 参加者は〝気だるげな美人店員〟に、〝親愛なる隣人〟のふたりだけだけど、僕は十二分に大満足! ふたりがいるから今の僕があるんだから!
説明しよう! パーティーが開かれる、その理由を! 親愛なる隣人曰く、それは「僕が失恋を乗り切ったから」とのことだ! そもそも僕は誰かに恋なんてしていないんだから、失恋なんていうのもバカな話だけど……それでも、パーティーっていうなら悪くない! バカ騒ぎ出来るのが今から楽しみだ!
説明しよう! 最近色々あった僕だけど、ひとつ嬉しいことがあった! 大好きなヒーローが、僕にこう言ってくれたんだ!
「……まあ、元気出せよ。で、もし辛かったら俺を頼れ。友達だろ、一応……」
歯切れ悪くそう言った彼の顔を本人に見せてやりたいね! きっと恥ずかしさと後悔で頭を抱えるに違いない!
さあ、そろそろ説明は終わりだ! もう家を出なくっちゃ! なんたってこれからパーティーだから!
では諸君さらば! また会う日まで!
以上です。
追記…一週間以内を目処に、また短編を投稿しますのでよろしくです。




