ベルの音ともに私の想いも消えていけ。
またしても文章能力ないです。
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お願いします^^
教室の、真ん中の列の一番前。
そこは、みんなからは"最悪"な席 No.1。
先生の目の前だし寝れないから。
そんなところになっちゃった私。
みんなからは同情の言葉。
でも、私は嬉しいんだ。
私の、1年前から好きだった先生を
間近で見れることが嬉しい。
私にとっては最高の特等席なの。
私が先生を好きになったのは、
今から一年前の冬休みに入る前の季節。
肌寒くてマフラーはかかせない。
先生とは話したこともないし、
授業で教えてもらうだけ。
その時は先生のこと好きでもなかった
けど、先生の 生徒に対する気持ちと
笑うととっても素敵な笑顔に
わたしは、好きになったんだ
ダメってことも、わかってる。
好きになっちゃ、ダメ。
だからこの想いは "憧れ"なのだ。
そう思っていたかった。
そう思わなくてはいけなかった。
この気持ちはダメなものだから
人が少ない私の街の商店街にも
クリスマスになると人が多い。
みんな幸せそうな顔。
腕を組みながら歩くカップル。
走り回る子どもたち。
大きな声でケーキを売るバイトさん。
いつもの商店街がとても賑やか。
この季節が一番大好き。
何をしなくても幸せでいられるから。
"先生に偶然会えないかな"って
思ってしまったんだ。
この素敵な日に先生と。
そう思っていたら、向こうから
先生が歩いてきたのだ。
信じられなくて何回も見返した。
けど、それは先生だった。
嬉しくて嬉しくて、人混みの中をかき分けて
先生のところまで走った。
先生まであと数メートルのところで
私は気づいたんだ。
人が多くて気づかなかった。
先生と腕を組んだとても綺麗な女の人。
それを気づくのに数秒間。
とても嫌な夢を見た気分。
"気のせい。"そう思いたかった
だって、先生には彼女がいないはず。
絶対違う。そう。違うんだ。
先生と私は、目が合った。
私は上ずった声で「彼女さんですか?」
と聞いてしまったんだ。
そしたら先生は照れた顔で
「みんなには内緒だよ」ってそう言ったんだ
私の何かが砕けた音がした。
そのまま先生達は私の横を通り過ぎた。
人混みの商店街。賑やかな声。ベルの音。
気づかぬうちに私はこんなに好きだったんだ
気づかなければよかった。
好きにならなければよかった。
ベルの音が切なく感じた。
ベルの音ともに私の想いも消えていけ。