エピソード1
エピソード1
2XXX年、XX県、XX市、今日は第一剣術専門学校の入学式のようだ。
一人の少年が小言をぶつぶつ言いながら、とぼとぼと肩を落として歩いている。
この少年の名は火山 剣斗。
今日は入学生として、きている。
第一剣術専門学校に入学するためには、試験を受ける必要がある。
5科はもちろん、この時代には新たに、「剣術」の実技試験がある。
つまり、現代で言う高校試験に剣術が加わったようなものである。
第一剣術専門学校と同じ、剣術専門学校は国内に9校ある。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州、沖縄の各地域に剣術専門学校があ
る。
剣斗もまたその剣術専門学校の入学生である。剣斗はもちろん、入学試験を受けたのだが、
剣斗にはひとつ問題点があった。剣術の実技は本当の剣を扱って行う。
しかし、剣斗は刃物に触れることができないのだ。刃物が怖いのだ。
よって、実技は0点。致命的。しかし、5科のテストは満点。頭脳だけはピカイチなのだ。
剣斗は0点という数字にショックを受けているのだった。
「剣斗~。」
剣斗の親友である城山 学が剣斗の名を呼びながら向かってきている。
学もまた、剣術専門学校の入学生である。
「うっ・・・剣斗・・・。お前今日入学式なのに、暗っ。ああ、実技のテストか。
確かに0点は今の時代にとって致命的だ。しかしな、剣術専門学校に受かっただけでも有
難いと思え。ましてやお前5科のテスト満点だったんだろう?」
「・・・そうだけどさ、ふつう実技0点で、受かると思う?受かんないよ。全て親の権力
のおかげでうかったんだよ。」
「そうゆうことだったのか。確かにお前の親の権力さえ持っていれば何でも出来そうだも
んな。っていうか、剣術専門学校創立したのってお前の先祖じゃん。」
剣斗の父親、火山 轟は世界最強の剣士である。しかも、火山家の血筋をたどっていくと、
剣術専門学校を創立した先祖がいる。
剣術専門学校の最高責任者は轟なのである。よって、剣斗を無理やりでも、合格させるこ
とが出来たのである。しかし、轟はバカなので、最高責任者という
立場にいる時点でおかしい。しかし、妻である、世界有数の天才の火山 楓の力を借りて、なんとかやっていけてるのである。
「まあ、とにかく元気だせよ、剣斗。今日は登校初日であり、入学式だろう?
ポジティブにいこう!!」
「そうだな・・・ずーっと、落ち込んでちゃダメだよな。よし、0点とったことなんて忘れ
てやる!!」
剣斗と学は元気に校門まで、歩いていったのである。
その時、ものすごい剣幕で歩いてきている少女がいた―。
エピソード1 END