表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/60

窮地からの・・・

 災難だった。ようやくここまで逃げて来れたのに、こんなところでモンスターに出会うとは。相手はゴブリンマスター三体。この程度の相手、普段なら瞬殺してしまえるところだが、今までの逃走で受けた傷と体力の消耗で身体はもう限界だった。必ず生き延びると。そして、必ず助けに戻ると約束したのに、こんなところで尽きてしまうのか? 荒い息づかい、岩陰に隠れもたれながらそんなことを考えていた。ゴブリンマスター達はじわりじわりと間合いを詰めて来てるのが分かる。囲まれているようだ。


「父上、母上。申し訳有りません。私は、ここまでかもしれません」


 絞り出すように呟く。急に前の藪からゴブリンマスターが襲いかかってきた。

 

「グェー!」


 キーン!


 剣で何とか防ぐ。同時にすぐ後から2体が左右に襲ってきた。片方は何とかかわすが、もう片方の攻撃をかわせそうにない。やられる!そう思った瞬間。


「ギャっ!」


 つぶてが飛んできてゴブリンマスターの顔面に当たる。その瞬間を見逃さず、すかさず斬りつける。返す刀でもう一体を何とか片づけた。後は残る一体。しかし、もう剣を握っている余裕もない。立っているのもやっとで、手に力が入らない。ゴブリンマスターは立て続けに仲間をやられ少したじろいだが、相手の状態を見て今にも襲いかかろうとしている。


 その時・・・・・・

 

「ウィンドブレス!」

 

 声が聞こえたかと思うと、急に突風が吹きゴブリンマスターを思いっきり吹っ飛ばした。相手は後ろにあった木に勢いよくぶつかり倒れ込む。

 

「大丈夫ですか?」


 さっき声のしたほうを振り向くと男の子が立っていた。

 

「あ、ああ・・・」


 そう言うと岩肌にもたれる。しかしそのまま意識が遠のいていった。

 

「これは、大変ですね」


 男の子はそう言うと、その人を抱きかかえ森の中をかけ分けていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ