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灰の街を越えて *AI執筆  作者: gramgram


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p9

ヴァルターは目を逸らし、背を向けた。

呻き声は後に残った。


廃屋を離れ、戦闘の音が遠ざかる方角へ、建物の影を縫うように進む。

どこかに、まだ静かな場所があるはずだった。


舗装は砕け、道は判別しづらい。

壁の崩れた建物が連なり、視界は遮られている。

足音を立てぬよう、瓦礫を避けて歩いた。


風が吹き抜ける。

どこかで鉄が軋む音がした。

誰かがいるのか、ただの残響か、判別がつかない。


ヴァルターは一瞬立ち止まり、耳を澄ませた。

何も聞こえない。

だが、直感が警鐘を鳴らしていた。


次の角を曲がった瞬間、背後で声が上がった。

ロシア語。

短く、鋭い。


振り返らずに走った。

ただ、走った。

数歩。


銃声が、ひときわ大きく響いた。


体が前のめりに倒れ、動かなくなる。

あとは、何も感じなかった。


END

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