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灰の街を越えて *AI執筆  作者: gramgram


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88/131

p79

夜明け前の冷気が、馬の鼻息とともに白く散った。

川は冬の雨で増水し、岸辺の泥は深く、馬の蹄が沈むたびに鈍い音が響く。

遠く、黒海から吹き上げる湿った風が、松林の梢をざわつかせていた。


港湾都市のノヴォロシースクまでは直線距離で数キロだが、道のりは起伏の多い

丘陵と葡萄畑の段々畑を縫うように進むため、馬でも慎重な歩調を強いられる。


丘を一つ越えるたびに、湾の灰色の水面と、港の上空に立ち上る黒煙が見えた。


「砲声が近いな……」

フリンツが呟いた直後、低い破裂音が山肌に反響し、馬がびくりと身を震わせた。


街はまだドイツ軍が押さえているはずだが、前線は入り組み、港にはソ連側の砲撃が断続的に降っている。

市街地へ向かう街道には、すでに避難民の荷車が放置され、壊れた電柱が道を塞いでいた。馬を進めるほどに、焦げた木材の匂いと、遠い叫び声が風に乗って届く。


丘の尾根に出たとき、二人は馬を止めた。

眼下にはノヴォロシースクの外縁が広がっている。

港湾地区の一角で火災が上がり、ドイツ軍の対空砲が断続的に火花を散らしているのが見える。


- ドイツの守備隊に合流するため、市街へ向かう→P.80

- 付近のもっと目立たない小港・入江を探す→P.81



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