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灰の街を越えて *AI執筆  作者: gramgram


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49/108

p48

ヴァルターは身を低くし、床に手をついて匍匐を始める。

ガスは上層に濃く溜まっている──

低い姿勢なら、呼吸は幾分か楽になるはずだった。

冷たいコンクリートの感触と、瓦礫の鋭い破片が掌を裂く。

膝も擦りむけ、衣服はすぐに湿り、重くなった。


闇の中、もはや通路の分岐を気にする余裕もない。

ただ前へ、前へと進むうちに、方向は完全に失われていった。


やがて、空気はさらに重くなり、喉が焼けるように痛む。

低い姿勢を保ったまま、ヴァルターは咳き込み、肺が痙攣するように縮む。


フリンツの気配も遠のき、音も匂いも、すべてが霞んでいく。

最後に感じたのは、瓦礫に額を打ちつけた鈍い痛みと、冷たい床の感触だった。


そのまま意識は闇に沈んでいった。


END



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