表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰の街を越えて *AI執筆  作者: gramgram


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/92

p18

ヴァルターは冷気の漂う方へ足を踏み入れた。

下り坂はすぐに急になり、足元の水が膝を越えていく。

電灯の光は濁った水面に吸い込まれ、周囲はますます暗くなった。


進むほどに空気は重く、息を吸うたびに肺が冷たく締め付けられる。

頭上の配管からは絶え間なく水滴が落ち、やがて細い流れとなって肩を打った。


数十歩進んだところで、通路は完全に水没していた。

濁流のような冷水が壁一面を覆い、先は見えない。

引き返そうとした瞬間、背後からも水が押し寄せてきた。


流れに巻き込まれた瓦礫が、退路を瞬く間に塞ぐ。

電灯が水に浸かり、光が一瞬で消えた。


凍えるような闇の中で、ヴァルターは胸を押さえる。

冷気が肺を締め付け、息は浅く、力は次第に抜け落ちていく。


最後に耳に残ったのは、水が壁を叩く轟音だけだった。


END

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ