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ヴァルターは、反射的に引き抜いたルガーを撃つ。
光が爆ぜ、男は目を見開いた。
手応えはあったが、握った銃は放さない。
ヴァルターは続けて引き金を引いた。
壁に血が飛び散り、男は膝から崩れ落ちる。
背中の兵士を下ろし、ヴァルターが男へにじり寄る。
足先で銃を蹴り飛ばすと、金属が床を転がる乾いた音が響いた。
――ぽたり、と。
足元に、熱い滴が落ちる。
ヴァルターは顔をしかめ、左腕を強く押さえた。
軍服の袖が、嫌な湿り気を帯びて重い。
遅れてやってきた鋭い痛みが、神経を逆なでする。
……落ち着け。致命傷じゃない。
地下には酒や包帯もあったはずだ。
自分に言い聞かせるように、ヴァルターは息を整えた。
最短で応急処置を済ませ、速やかにこの場を離れる →P.26
体力の回復を優先させ、ここで休息をとる →P.31




