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GIGANT MAN  作者: η‘s
魂之目覚編
1/5

転生

簡単に言うとシンウ◯マンです。

所々違う点はありますが,シンウルトラ◯ンです。

誤字・脱字等があればコメントで教えてください。

 地球と呼ばれる星があった。

 緑は生い茂り,海は澄み切っていた。


 だから,彼らに目をつけられたのだ。


 彼らの事を,人類,日本人は『他星人』と呼んだ。

 彼らは己が住まう星の過酷な環境に耐えかね,他の星の侵略に踏み切ったのだ。



 X星団。地球から約38兆光年離れた位置にある,正義の星があった。

 正義の星の者は,宇宙の平和が乱れる事を危惧し,星の中で最も強い男を地球へと向かわせた。


 

 結論から言うと,それは成功した。

 

 

 他星人の地球侵略を撃退する事に成功したのだ。

 男は地球に迫る幾多もの災害,危機,混沌から守った。

 しかし,宇宙人の最終兵器『ブラッディエンド』との攻防で相討ち,その後死亡した。


 ♦︎♦︎♦︎


 「…アルストロさん!アルストロさん!」


 目が覚めると,少女に話し掛けられていた。


 よくいる人間型(ヒューマンタイプ)ではなく,背中から塵一つ無い純白の翼を広げた天使型(エンジェルタイプ)だった。

 天使はグランドハープを手に持ち,ドビュッシーの『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』を奏でている。


 「初めまして,ですね」


 これまで多くの生物は見て来たと思っていたが,天使を見るのは初めてだ。

 天使が一体なんの用だ?

 

 「…って,聞いてるんですか!?」

 「あ,すまない」

 

 どうやら,考えている間に聞き逃していたらしい。


 「すまないがもう一度言ってくれ」

 「だから,手伝って欲しいんですよ!」

 「何を?」

 「態々(わざわざ)言わなくても,あなたの聴心力(ちょうしんりょく)を使えばわかるでしょう?」


 詳しい説明は省かせてもらうが,聴心力とは文字通り心を聴く能力だ。


 「ほう。成る程,理解した」

 天使がの心を簡潔に言うと,私が存在する世界とは別の世界を救って欲しい,だそうだ。


 少し難解な話になってしまうかもしれないから,適当に「ハイハイそんな感じね」という風に流してもらって構わない。


 他次元宇宙(マルチバース)と呼ばれるものがある。それは所謂(いわゆる)ifの世界で,自分が存在している世界とかけ離れている世界もあれば,酷似している世界もある。しかし,他次元宇宙に同一世界は無い。どれもが,何かしら相違があるのだ。それを我々正義の星の民を筆頭とする宇宙連合は『特異点(シンギュラリティポイント)』と称している。

 その特異点を操作するのは星間等の範囲ではなく,宇宙全体の掟として定められている。

 だが,とある世界で何の予兆もなく特異点が離れてしまい,他次元宇宙間の歪みが生まれてしまったのだ。その歪みに目をつけた他星人が,死に際に他星人の生物兵器を送り込んだ…という訳だ。

 

 「で,それを私に解決,処理してもらいたいという事か?」

 「話が早くて助かります。…宜しいですか?」

 「ああ。その歪みを見つけられたのは,私があの他星人を倒し損ねたからだ。自分の後始末は自分でする」

 「分かりました。では,始めましょう」


 天使は演奏を止め,私を手招きして行った。ついて行った先には,蒼色の水晶が嵌められた台座だった。

 神々しさすらも感じられる台座に乗ると,光の柱が私を包み込んだ。


 「それでは,行ってらっしゃいませ」


 最後にそう言葉をかけられ,光の柱が消えた頃には,私は輪廻転生をし終えていた。

 

 

どうでしたかね。

反響の有無に関わらず続きは書きます。

結構長い付き合いになると思いますが,ぜひ最後まで見届けて下さい。

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