表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫ちゃんの異世界、旅日記。  作者: 椿姫哀翔
6/72

レオンハルト 3話



無理やり馬車に乗せられ、2時間ほど粗悪な道を走った。

もう空は日が沈み始めている。


「降りろ。」

「っ、」


ドシャッ


衛兵に無理やり馬車から出されて、顔から地面に落ちた。


「ギャハハハハッ。それはウケるだろ!ナイスだ!」

「ちっ、おい、立て。」

「っ…。」

「このままこの森を真っ直ぐ進め。間違っても国に戻ってくるな。分かったな。」

「っ、は、い…。」

「おいおい、まてよ。」

「なんだ。」

「こんなとこまで乗せてきたんだからご褒美あっても良くねーか?」

「意味がわからない。」

「だからさ、こいつを殴るんだよ!親である陛下に捨てられたなら殴ってもいいよな。」

「知らん。俺は帰るぞ。」

「待てよ、どうやって帰るんだよ。馬車は1つしかないぞ。」

「それはお前が持って帰ってこい。俺は帰る。」

「だから、どうやって」

「《テレポート》」


シュンっ


「ちっ、そうだった。あいつはテレポート出来たんだった。あー、ウザ。

さて、誰も居なくなったから殺ろっか。」

「っ、や、やめて…。」

「イ、ヤ!」


ドゴ、バキ、ゴキ


「ワハハハハッ!

最高!ガキを殴るのこんなに楽しいのか!」


ぼくはあれから1時間ほど殴られ蹴られてる。

顔は腫れ、腕やお腹、足は折れてる所もある。


「もう、やめ、」

「うるせー!

辞めるわけねーだろ!」


バキ


「ぐっ、」

「泣け泣け!」


カサッ


「ん?なんか音したか?」


「「「「ワオーン!!」」」」

「っ、ウルフ!

ちっ、こいつの血の臭いで寄ってきたか。

しゃーね、ズラかるか。

じゃーな、ガキ。

生き延びれるといいな。」

「まっ、て…」


衛兵は馬車に乗って行ってしまった。


「くぅっ、動けぇ、!たあ、ダメだ…。」


ど、どうしよ。

全然動けない。


「グルルル、ガオッ!」

「っ、」


ザッ


くるっ!


「にゃー!」


ドカーン!!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ