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98 2号の独白


 地割れと共に巻き起こった粉塵を茫然と眺めながら、俺は先ほどまで行われていたサルタナとの戦闘を思い返していた。

 

 サルタナ。未覚醒のトリガーにして「共食い」経験有。トリガーレベルは1。こちらの想定を上回る高い実力を持っていたが、それ以上に気になるのは、奴が使っていた黒紫の巨人の力だ。サルタナの奴、どうやら俺が行った後に「復讐の剣(エリーニュス)」の隠し部屋に入ったみたいだな。あの部屋の魔導書の力を使いこなすとは、サルタナの潜在能力が相当なものである事が窺える。


 だが、そんな事はどうでもいい。

 いくら外付けの力を手に入れようが、あんな奴の力などたかが知れている。所詮は俺の敵ではない。

 俺の目的はただ一つ。あの規格外の化け物、クローンテッド1号と戦う事だ。


 数多ほど生み出されたクローンの中で唯一、オリジナルを遥かに上回るスペックを持ち、さらにトリガーとして覚醒し、あの「復讐の剣(エリーニュス)」をも取り込んだ反則級の怪物。魔王軍が求めている器としての完成を期待されている究極の個体だ。そんな規格外の存在である1号だが、俺はオリジナルとは違って、別に1号の力に嫉妬などしていないし、まして憎んでもいない……ただ興味があるだけだ。実験施設にいた時から奴のデータには何度も目を通してきたが、実物に会った事は一度もない。だからこそ、俺と同じオリジナル素体をベースに作られたクローンであるにも関わらず、一体何がそこまで違うのか……奴と戦う事でその差の正体を知りたい。


 そして、今。奴と戦う為の力は俺の手の中にある。準備は万全だ。隠れ蓑にしてきた「グリーンヴェノム」との冒険者ごっこも、そろそろ終わりにしないとな。


 その為に、まずは……


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