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96 サルタナVSグリーンヴェノム


「アホくさ。アンタには任せてらんないわ」


 アイナが首をコキコキと鳴らしながらそう口にする。


「まァじかよアイナちゃ~ん。折角バジリスクちゃん呼び出したのによォ」


「知らない。大体アンタの蛇は攻撃範囲広いんだから、こんなダンジョンの奥底で──」


 アイナがそう言いかけた直後。聖剣を抜いたサルタナが、高速でアイナへと斬りかかった。しかし……


「あぶな。アンタ不意打ちとか意外にセコイ真似するじゃん」


「へぇ。俺の聖剣を受け止めるとはな。やるじゃねぇか女」


 アイナは足を振り上げ、踵でサルタナの聖剣を止めていた。



----------------------------------------


アイナ


レベル:70


職業:魔導戦士(上級職)

副職:格闘家(レベル100)

攻撃:560(8)

防御:420(6)

速度:420(6)

体力:420(6)

魔力:560(8)


----------------------------------------



「素手の魔導戦士か。面白れぇじゃねぇか」


 サルタナは聖剣に白い光の魔力を込め、再びアイナへと斬りかかる。同時にアイナは腕に黒い魔力を纏った。


「シャイニング・スパーク!!」


深淵掌底(ダークウェイブ)


 白い珊瑚のような形状をした光の雷と、掌底から放たれた禍々しい闇の衝撃波が正面から激突し合う。バリバリッ……! と、稲妻の走る音と共に暴風が吹き荒れ、ダンジョン内の岩や地面を削り取っていく。そして……


「あれ──」


 サルタナの攻撃に押し負け、アイナの体が大きく吹き飛ばされた。弾丸のような速度で吹き飛ばされたアイナは、ダンジョンの壁にそのまま激突してしまう。


「あ、あ、アイナちゃん! だ、だ大丈夫!? ぶ!?」


 吹き飛ばされたアイナの元へ「グリーンヴェノム」の一員である少女が慌てて駆けつける。焦茶色のミディアムショートで、派手な外見のアイナとは正反対の印象を受ける少女だった。


「大丈夫。しかしクソ強いなアイツ。こりゃ『ブラックファング』を潰したって話はマジかもな」


「あ、あ、うん。そう。そうかもね……」


「そうかもね……じゃねぇよ愚図。何の為にお前みたいなノロマ連れて歩いてると思ってんだよ回復だろ回復」


「あ! だ、だよね! だよね! ごめん! 今すぐやるから待っててね!」


 アイナから辛辣な言葉を浴びせられ、小動物のようにオドオドし始める少女。その様子にアイナは無表情で舌打ちをする。


「『回復・倍速』」


 少女がそう口にすると、アイナの体の傷があっという間に治っていった。



----------------------------------------


メル


レベル:60


職業:回復術士

攻撃:300(5)

防御:300(5)

速度:300(5)

体力:300(5)

魔力:600(10)


----------------------------------------



「キシシシシャッ!! 次は俺らン番だぜェ! バジリスクちゃぁぁぁん!! 液体と気体! 両方いっちゃおうかァ!」


「キシャアァァァァァァッ!!」


 ナーガの声に呼応するように不気味な音を発したバジリスクは、口から毒々しい紫色の液体を大量に吐き出した。そして、それと同時に不気味な緑色をした得体の知れない毒ガスを全身から放つ。


「キシシシシャァッ! サルタナくんお陀仏ゥ! 1000万(ゴールド)ゲットォ!!」


 狂ったように叫ぶナーガ。しかし……


「キーキーうるせぇんだよ蛇野郎」


 毒ガスの向こうから現れたサルタナの姿は、禍々しい黒紫の魔力によって包まれており、バジリスクの放った毒を全て防御していた。


「はァ!? どうなってんだ! なんだその邪悪なオーラはァ!?」


 バジリスクの毒をいとも簡単に防がれた事に動揺を隠せないナーガ。サルタナはそんなナーガを余所に、奥の方でずっと静観を決め込んでいる、中性的で端正な顔立ちをした黒髪の少年へと目を向けた。


「で。テメェはいつまで偉そうに突っ立ってんだクソガキ」


 禍々しい黒紫の魔力を纏ったまま、凄まじい速度で黒髪の少年の元へと移動するサルタナ。黒髪の少年の眼前まで来たサルタナは、纏っている黒紫の魔力を、大剣を持った剛腕のような形状へと変化させる。そして、その大剣を黒髪の少年目掛けて振るった。しかし、その一撃は黒髪の少年の指にあっさりと止められてしまう。


「は? なんだそれッ……!?」


 予想外の出来事に面食らってしまうサルタナ。そんなサルタナを見た黒髪の少年は薄く笑った。


「相変わらず荒々しいね。サルタナ兄さん」


「あ? 誰が兄さんだクソガキ。馴れ馴れしく……」


 黒髪の少年の言葉に怒りを見せるサルタナだったが、直ぐに言葉を失ってしまう。


「お前……ニナか?」


「ふふっ。久しぶり、サルタナ兄さん」


 ニナは冷ややかな微笑を浮かべ、そう口にした。



----------------------------------------


ニナ


レベル:99


職業:賢者(上級職)

副職:勇者(レベル100)

攻撃:891(9)

防御:891(9)

速度:891(9)

体力:891(9)

魔力:891(9)


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