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綺麗な海

朝イチの飛行機に乗って、沖縄に向かう。


絢愛「ねっむーい!」


結美「眠い人がそんなにはしゃげると思わないけど?」


絢愛「だって、5時起きってさすがに眠いよ!」


結美「まあ、飛行機乗ったら寝れるから。後1時間あるけど朝ごはん食べる?」


絢愛「うん!」


空港の中のご飯屋さんを見に行くけれど、コンビニとドラックストアとハンバーガー屋さんしか開いてなかった。


結美「朝早いとやっぱり開いてないかー。」


絢愛「ラテとパンケーキ食べる!」


私はスカスカのハンバーガー屋さんでホットラテとミニパンケーキを頼む。


結美「それだけでいいの?」


絢愛「向こう着いたらたくさん食べるから大丈夫!」


結美「じゃあ私もそうしよー!ブラックのSとワッフル二つお願いします。」


テーブルで座ってるとお店のお姉さんが私たちのご飯を持ってきてくれる。


「お待たせしました。」


絢愛「ありがとうございます!」


結美「ありがとうございます。」


2人でゆっくりと朝ごはんを食べながら喋っているとあっいう間に飛行機に乗る時間になる。


絢愛「飛行機っていいよね!びゅーん沖縄だから!」


結美「そうだね。絢愛の家族、旅行好きだからマイルすごい溜まってそう!」


絢愛「カードのことわからないけど、ママがポイントいっぱい使ってる!」


結美「やっぱりね。」


座席に座って飛び立つのを待つ。

私は窓際の席で景色を見る。


飛び立つ前に整備員さんが手を振ってくれるのに答えるため。


飛行機が動き出すと、豆粒の整備員さんが手を振ってくれる。

結美と一緒に手を振って東京にお別れ。


途中お腹がぺこりんになった私に、結美は一つ残していたワッフルをくれる。

絶対足りないって思ってたらしい。

やっぱり結美は気配りできるいい彼女になるなぁ。


3時間後、沖縄に到着した。

沖縄には一泊二日で帰るので行きは朝に、帰りは夜の便にしてる。


絢愛「 暑いね!夏って感じで最高!」


結美「この暑さは溶けちゃうよー。あ、あそこに送迎バス来てる。」


絢愛「本当だ!あのおじいちゃん可愛い!おはようございまーす!」


私はおじいちゃんに走り寄り、挨拶をする。


「若い子は元気があって見てて、気持ちが明るくなるね。」


絢愛「そんなこと言われると照れますね!」


「さぁ、熱中症になる前に涼しい車に乗りな。」


絢愛「ありがとうございます!」


結美「運転よろしくお願いします。」


「はいよー。」


今の時間は私たちだけらしくて、送迎の間少し遠回りして沖縄を案内してくれた。


絢愛「やっぱり海と空が広いね!」


結美「すっごい綺麗なブルーだね!」


「本州とは少し離れてるから余計なものが流れてきにくいんだよ。」


絢愛「沖縄の海にやっぱりゴミが流れてくるんですか?」


「そうだよ。外国語の物もあるから相当旅してきたんだと思うよ。」


結美「…海はどこも汚いんですね。」


「まあなぁ。流れ着いたものは拾っているけど、漂ってるものは船がないと取りにいけないからなぁ。」


ゴミ大国の日本。

ゴミ処理場のゴミ置き場がパンクしてゴミをこっそり海に流していることが少し前に問題になっていた。

もっと昔から漂流してるものもあるから、綺麗な海に誰がゴミを捨ててるんだと思う。


そのせいで、魚のお腹からよくプラスチックのゴミが出てくる。

それは衛生上食べれないので捨てる選択しかないけれど、その魚を食べれなくしてるのは私たちなんだよね。


ちょっと遠回りしてくれたおかげでチェックインの時間になった。

おじいちゃんにお礼を言って、ホテルに入って軽く荷ほどきする。


結美「お昼何食べるー?」


絢愛「ソーキそば!」


結美「OK。じゃあ、あそこの商店街いってみよ!」


絢愛「うん!」


結美と一緒に窓から見えた、少し遠くにある商店街に向かった。


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