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氷山の一角、削る
一人として
雨を流し、歓喜し
その場の一人てして
ライトを浴び
舞う
苦悩し
氷山の一角から
少しずつ相似を描くように
広い野原に高く高く
登りつめ
舞う
響き渡る声を
さらに響き渡らせ
他人に注意を
危険なほどに照らし
見る
影で
けなされ
表で
けなされ
もう駄目だと思った時
その時
差し伸べる手を
振り払い
誰よりも
暗く
怖く
走り去る
自分の意思を固く持ち
現代人に少ない
自分のプライド
その物を
どこまで磨くか
肝心なのはそこだけで
何も心配はありません