006 アンデッドモンスター
「依頼の達成報告をしにきました」
とギルドに着いた俺は受付の人にいう
「わかりました、依頼書は……ビッグボアの討伐ですね、報酬は3000ゴールドです」
といいながら3000ゴールド渡された
「あ、ついでにビッグボア買い取ってくれませんか?」
どうせ使い道もないしね
「いいですよ」
「ありがとうごさいます、じゃだしますね、んしょっと」
といいビッグボアの死体を出した
「……え?」
と受付の青年が呆然としてる
「あ、死体じゃ、だめ、ですかね?」
と聞いてしまう
あー、死体じゃだめだったかな?最悪ネットでイノシシの解体方法調べるしかないけど
「あ、いえ、大丈夫ですよ、解体はギルドでできますし、ただプレイヤーの方はいつも解体された状態で持ってこられるので驚いただけです」
あ、なんだ、良かった
「あ、それと解体って教えてくれることって出来ますかね?」
解体は覚えといて損は無いしな
「可能ですが……大丈夫ですか?結構きますよ?」
そらそうだ、でも、問題ない
「大丈夫です」
「ならいいですが……今日はもう夜になるので明日で大丈夫ですか?」
「あー、明後日にしてもらえますか?」
ゲームでの明日だと、無理だからな
「わかりました、では明後日、待ってます」
お礼をいい、ギルドを出る
「レウス、赤霧、報酬だ、1人1000ゴールドな」
といい2人に1000ゴールドずつ渡す
「おう、俺は何もしてないけどいいや」
「それを言ったら僕もだよ」
と、2人とも言ってる
「まあ別にいいだろ、それよりも、そろそろモンスター出てくるから外行くぞ」
「わかった」
「はーい」
「お、見つけた、このまま真っ直ぐ行けば3匹に会うぞ」
俺が先行しつつ伝える
「了解、まず俺が魔法打ち込んでいい?」
あー、魔法耐性あるかないか分からんからな、いいかそれで
「いいぞ」
「わかった」
お、見えてきたな
「じゃ、頼むぞ」
「おう、んー、スケルトンか、じゃああれでいいか……【ライトニングレイン】!」
とレウスが唱えた瞬間、雷が6本(?)、それぞれスケルトンに2本ずつ雷が落ちた
「わお、オーバーキルじゃん」
うん、ほんとにね、もうちょっと弱いやつで良かったのにな
「次は僕でいい?」
と赤霧がきく
ああ、打撃系を試したいのか
「いいよ、ただ、一体残しといて、俺も魔法試したい」
「おーけー」
「えーと、こっちだな」
と俺が先導する
「お、見えてきたねぇ、じゃ早速」
といいスケルトンの心臓部を思いきり殴るとその部分の骨が砕け、スケルトンが消滅した
「わお、またまたオーバーキル」
オーバーキル多くね?
「リファー、あと一体だよぉー」
おっと、そうだった
「よし、【終焉の時】」
と唱えると残ったスケルトンが闇に包まれ、闇が晴れた時には糸の切れた人形のように動かなくなった
「うん、問題無し」
「いや、そりゃそうだろ、つかさ、その魔法で無双出来んじゃね?」
は?何言ってんのこいつ、全ての敵に効くわけがないじゃん
「馬鹿なの?この魔法はな、俺よりレベルが低いやつにしか効かんよ」
「あ、そうなんだ」
まったく、これだからバカは
「まあ、俺よりレベル低い相手は即死だし結構使えるけどな」
それとあいつには言ってないがこの魔法、これを使った相手が持ってたスキル、ランダムで1個レベル1の状態でゲット出来るんだよね、まあ取れない時もあるけど、でもおかげでこんなにスキル貰えた
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《弓術》
弓を使う際にステータスに補正がかかる
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《投擲術》
投擲物を使う際にDEXとSTRに大幅補正
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《剣術》
剣を使う際にステータスに補正がかかる
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《火魔法》
火属性の魔法を使える(現在はファイヤアロー、ファイアミニストーム)
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《雷魔法》
雷属性の魔法を使える(現在はサンダーアロー、サンダーボール)
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この5つを手に入れた、なかなか使えそうなスキルが多い、それに魔法もあるしな……つかさ
「………なあ、レウスと組んでる時にも思ってたことだけど赤霧も混ざって尚更わかった、俺らパーティ組まなくて平気じゃね?」
やっぱりこれは思っちゃうよね、うん
「あ、あはは、たしかにな」
「うんうん、僕もそう思うよぉ」
あ、やっぱりお前らもか
「じゃパーティ解散する?」
「「異議なし」」
はーい、満場一致だね!
「あ、やべ、もうじき4時になる、早く街戻ってログアウトしなきゃ」
ほら、急ぐぞお前ら!
……ついたけど門が閉まってたから赤霧の鎌で木をきってちっちゃな家を作ってそこでログアウトした、ログアウトする前にスキル確認したら建築なんてスキルが増えてた
なんだかなぁ