002初フレンド
「お?すげー、リアルだとは知っていてもここまでリアルとはな……」
と思わずこぼしてしまうほどのリアルな感覚
「たしか全ての感覚再現してんだっけ?あれ?痛みは減ってんのか、まあいいや」
結構適当な性格である
「およ?およよ?これはこれは、もしやもしやエンリファル君ですかいな?」
赤髪黒目のやつがニヤニヤしながら近づいてきてる
「え?いや、え?誰?」
思わず後ずさりしてしまった
「あー、レールシウスですよ、お忘れ?」
はて?レールシウス?んー?なんか聞いたことあるようなないような……あ!もしや
「てめぇ、もしや……チーターか?!」
問い詰める
「いやいやいや!ひどい酷い!今まで散々一緒にゲームやってきたっしょ!ざけんなや!」
……なんでか知らんが怒鳴られた
「……あ、ってことはだ、お前、レールシウスか?」
「だからそうだって言ってんだろ!」
「いやー、おっひさー、最近やってなかったからすっかり忘れてたわ(笑)、すまんすまん」
いやー、レールシウス、聞いたことがあると思ったら俺と同級生の獅子座期 拓斗 だわ
「はぁ、もういいや、そうだ!フレなろや!」
「お、オーケー」
とお互いをIDを交換する
「んじゃこのゲームでもよろしくな!」
「ああ、ただもう二度とチートはやんじゃねーぞ」
「だぁーかぁーらぁー、チートじゃなねえっつてんだろぉー」
というどうでもいいコントを挟みつつ握手をかわす
「そだ、パーティー組もうぜ!」
と提案してきた
「んー、そうだな、そうしよう、んじゃ申請送るな」
「サンキュー、お、キタキタ、じゃ早速森行こうぜ」
「うん、あ、一応俺の武器短剣な」
「わかった、俺は見ての通り魔法だ」
うん、そりゃローブきて、杖持ってたらいやでも分かるわ
「うし、着いたな、早速獲物を狩っていこうか」
「ああ、つっても探すの俺だけどな」
「仕方ないだろ、俺は探知じゃなくて危機察知なんだから」
と返す
「まあそれもそうなんだけどな………」
はぁ、と溜息をつきながら言われてしまった
「………左斜め前、5だ」
と声を潜めて言われた
「了解……奇襲でこっちに連れてくる、アイズで魔法で殲滅頼む」
と素早く指示を出す
「把握だ」
と言う言葉を聞きながら隠密を発動し木の影に隠れながら移動する
ふう、見つけた……うん、5匹だな、見た感じ全部ゴブリンだな、んー………よし、あの低い木に登ろう……んしょっと、作戦はまあ、1匹首チョンパしてあとはあいつの場所へダッシュすれば着いてくるっしょ、あ、でも隠密発動させたままで殺したあとまた隠れてまたチョンパすれば結構やれんじゃね?よし、そうと決まれば早速…………いまだ!
「……グギャッ?!」
仲間のうち一人がいきなり首を切られていてとても慌てていた
「グギャッ?!グギャグギャッ!」
全くグギャグギャうるさいな~、しっかし、思った以上に上手く出来たな、んじゃもう1匹っ!
「グギャッ!!」
「あ、やべ、見つかった、まあ2匹潰せたしいいや」
2匹目をチョンパした途端こちらを指さしながら叫ばれた
「グギャグギャ!!!」
と叫び、棍棒を振り上げながらこちらへ走ってきた
「やっべ!逃げよ!」
といいのこしもといた場所へ走る
「よし、いまだ!」
と言いながら横へ飛び逃げた
「おう!【アイシクルアロー】!!」
とレールシウスが言った瞬間3本の太い氷の矢が放たれ、ゴブリンの心臓部に直撃した
「よし、初戦闘終わり!ドロップ確認しよう……んーと、汚れた棍棒×2、小魔石×1……だけか、まあ、2匹だけだしこんなもんか、レウスはなんだった?」
「俺は汚れた棍棒x3、丈夫な布×1だな」
「ふーん、布ってあれ?ゴブリンが付けてたやつか、あ、一応ステータス見とこ」
ステータス
名前 エンリファルLv2
職業 短剣使い
HP 10→15
MP 10→15
STR 10→15
DEX 10→20
VIT 10→15
AGI 10→20
INT 10→15
MND 10→15
SP5
称号 奇襲者 指揮する者
スキル 隠密Lv2(up) 危機察知Lv1 高速移動Lv1 糸使いLv1 短剣術Lv2(up) 奇襲Lv1(new) 軽業Lv1(new) 探知Lv1(new)
「おお、新しいスキルがある」
「まじか、俺はステータスでMPが25まで増えて残りは全部15だ、お前は?」
「俺は上から15、15、15、20、15、20、15、15ってなってる」
「おお、結構上がってんじゃん」
「そりゃそうだろう、このゲーム、レベルアップ前の行動でステータス変わるんだもん、お前は魔法うっただけじゃん?俺は違うからな」
「まあそうなんだけどな、まあいいや、じゃあどんどん狩りに行こう」
「ラジャー、あ、ちょっと待って、俺も探知手に入れたから別々にやろうぜ、ついでにどっちが多く狩れるか勝負で」
「お、いいぜ、じゃあ数数えられるようにドロップモードから死体モードに変えろよ?」
「分かってるよ、あ、狩るのはゴブリンじゃなくてボアな、んじゃ、よーい、スタート!」
といい隠密と探知を発動させ森へ入っていった
あ、そういえば新しい称号とスキルの内容みよ、えっと、襲撃者が不意打ちの時に補正か、で指揮する者がパーティーを組んでいる時パーティーメンバーと自分にステータス補正がかかる、ただし、同じパーティーにこの称号持ちが何人いても補正効果は変わらないと、奇襲は隠密&AGIに補正がかかって、急所にピッタリ当てると5%の確率で即死……わお、凄いな、まあいい、5%だからね、軽業、AGIに補正がかかるのと体が軽くなるらしい、体が軽くなるのは常時発動らしい、探知は、まあ気配を感じられるってやつだな、さて、じゃあ早速狩りますか!
「よーし、終わりだ、早速数えるぞリファー」
「おう、えーと、俺は………23匹だ、お前は?」
「ちょっと待ってろ………え?………負けた、21匹だ……」
と落ち込んでいた
「よし、俺の勝ち!」
ガッツポーズをとるとレールシウスが軽く睨んできた
「おいおい、そう睨むなよ………なあ、思ったんだが俺ら、もうパーティー組む意味なくね?お前はその死体見た感じ魔法と杖術で殺してるし俺は首チョンパと罠で行けるし1回隠密なしでやったら別に問題なかった」
実は全部首チョンパしようと思ったんだけど糸使いを試したかったのと、正面からの戦いを試したかったからやってみたら以外と行けた
「たしかにな、俺も別に魔法なくても問題なかったし」
「な、特にお前なんてひゃっはぁぁぁぁぁぁぁぁあー、なんて叫びながら敵を叩きまくってたしな」
と言った途端レールシウスは顔を真っ赤に染めて
「うわぁぁぁぁぁあー!聞かれたぁぁぁぁあー!その事忘れろ!今すぐ忘れろ!」
「わかったよ、仕方ねぇな」
ハァ、ハァと息をしながら何とか落ち着いていた
「んじゃそういうことでパーティー解散な?異論ある?」
と問う
「なし!」
「りょ、んじゃな、俺はギルドに登録してくる」
「おう、今度また会えたらいいな」
とお互いいいながら別れる
あ、ステータス確認しとこ
ステータス
名前 エンリファルLv20
職業 罠使い 暗殺者
HP 45
MP 50
STR 65
DEX 70
VIT 55
AGI 90
INT 60
MND 65
SP 100
称号 奇襲者→暗殺者 罠を作る者 猪の天敵
スキル 隠密Lv7 危機察知Lv4 高速移動Lv10(MAX)→縮地Lv1 糸使いLv6 短剣術Lv9 奇襲Lv10(MAX)→暗殺Lv5 軽業Lv11 探知Lv13 回避Lv25 錬金Lv9 調合Lv1
おおう、なかなか凄いことになった、まあ、職業に暗殺者が出たのはいいね、やっぱこの手のゲームはPVPがあるから暗殺者でしょ(個人的な意見)、さて、もう時間がアレだしギルド登録終わったらログアウトしよ
「これで登録が終わりました、こちらがギルドカードです」
出されたカードを見たら俺の名前とその隣にFと書かれていた
「このFと言うのはギルドランクです、依頼などをこなしていくと上がりますよ、質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です」
と言い、ギルドを出た
「さて、リアルタイムだと……午後6時か、始めたのが12時だから6時間か、まあいいや、んじゃ、ログアウト」
最初にいた噴水広場でログアウトする
初期ステータスを書いてなかったので今回だけ初期値→現在値とかきました
それとステータス紹介の時は変わった所だけかきます、例えば隠密のLvが上がってなかったらスキルの所に隠密はかきません、伝わったらいいな