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シークレットルーム

作者: フル

ここはどこだ、俺は誰なんだ。

目の前には真っ赤な天井があった。

体を起こしてよく見ると部屋全体が赤で染まっていた。

「ここはいったい...。」

物音ひとつしない大体縦横高さ4mくらいの真っ赤な部屋に俺はいた。

一人ぼっちの孤独感と、全体が赤い部屋の不気味さが、より一層恐怖心を煽る。

「とにかくここから出ないと。」

とりあえず辺りを見渡してみた。

何もない。壁は一面真っ赤でドアらしきものは、見当たらない。

次は、端から端まで壁を触ってみることにした。

すると、一部分だけ感触が違う場所があった。

他の場所は硬いが、ここだけ何故か柔らかく、ざらついている。

「叩いてみるか。」

ドンッ!

壁が崩れ落ちて見えたのは、また赤い部屋だった。

「また、赤い部屋...。」

よく見ると部屋の端に小さめのテレビが置いてあった。

「なんだ...このテレビは。」

テレビに近づいた瞬間小さな起動音とともにテレビが起動した。

テレビには1人の男が映っていた。

「やあ、やっとお目覚めかい?ひとつ目の部屋からは脱出できたようだね。でも完全にこのシークレットルームから抜け出すにはもっとがんばってもらわないとね。」

「シークレットルームってなんだよ...。もっと頑張ってもらわないとってまだまだ先は長いってことかよ...。」

喉はカラカラだし、お腹も空いてる。

この真っ赤な空間のせいか少し苛立ちも感じていた。

「せっかく久しぶりに聞けた人の声が、こんな訳の分からん頭のイカれた話だとは。」

肩を落とす俺に男は説明を続けた。

「まず今の状況を説明しよう。現在君は、シークレットルームに監禁されている。そこには水も食料もない。体力が尽きる前に脱出しないとミイラになってしまうだろうね!だけど、脱出のヒントは部屋に必ずあるから諦めずに頑張ってね!」

そこでテレビの電源は切れた。

「結局詳しいことは分からずじまいかよ...。」

「とにかくなんとか脱出しないと本当にミイラになってしまうだろうし、こんなとこで死にたくない。」

俺は渋々部屋を調べることにした。

俺はさっきの部屋と同様に壁を触って隅まで調べた。

すると鍵穴らしきものがある。

穴が二つある。

上と下、平行状に横棒が二本。

この部屋にあるのは、テレビだけ。

「テレビを調べてみるか。」

全体的に調べてみたが、何の変哲も無いただのテレビだ。

こうなったら中を見てみるしか無いと思った俺は、テレビを壊すことにした。

ガシャン。

テレビの液晶は簡単に粉々になり、ガラスの破片が飛び散った。

中には何も無い。

「クソ。何も無いじゃ無いか!」

テレビをもう一度ぶん投げたくなったが、無駄な体力を使ってしまってはこの先持たないと思い、投げる寸前で思い留まった。

「イテッ。」

どうやら液晶の破片で少し指を切ったようだ。

その瞬間、頭の中に何か見覚えのあるイメージが流れ込んできた。

・・・

「やめて!こっちへ来ないで!」

逃げ惑う1人の女性、見覚えのある生活感溢れた部屋、俺の右手に握られていたのはガラスの破片だった。

・・・

どうやら一瞬気を失っていたようだ。

「なんだったんだ、今の夢は。でもあの女性どこかで...。」

夢で見た女性のことは気になったが、今最優先すべきはここから脱出することなので、俺は鍵探しを再開することにした。

「喉乾いたなぁ。早くここから出ないと。」

とは言ったものの結局テレビの中には鍵はなかったし、他に鍵がありそうな場所も見当たらない。

「あー疲れた。少し横になろう。」

横になって鍵穴らしき二つの穴を見つめていた。

すると、先ほどまで横棒二本に見えていた二つの穴は縦棒二本になり、普段生活する中でよく目にする二つの穴に見えてきた。

「コンセント!!」

俺はすぐにテレビのコンセントを二つの穴に差し込んだ。

ガチャン。

コンセントを刺した壁が右にスライドして次の赤い部屋が見えた。

「まだ続くのか...。」

せっかく解いた謎も、扉の先が赤い部屋では素直に喜べない。

だがテレビに映っていた男の言葉が本当なら必ず脱出することはできるはず。

俺はあのテレビに映っていた男の言葉を信じるしかなかった。

「大丈夫。必ず脱出できる。」

不安になっている自分を安心させるように自分で自分に大丈夫だと言い聞かせ、次の部屋に進むことにした。

次の部屋の中心には、置くタイプの古い時計と、メモが置いてあった。

メモには、こう書いてある。

[赤黒時/橙黒分]

「なんだよ、この赤だの黒だのって。つか俺に何をさせたいんだよ!」

大声を出したところで誰も答えてくれないのはわかっていたが、叫ばずにはいられなかった。

「クソ。解けばいいんだろ。解けば。」

この問題を解かない限りここから出れないのはわかっている、怒りを抑えるように問題を解くことに集中することにした。

[赤黒時/橙黒分]

この途中の時と最後の分を見るところ、赤黒橙黒は数字に変わるはずだ。

時計が置いてあるし、時間を意味しているのだろう。

色を数字に置き換えるのは分かったが、色と数字に関連性なんてあるのか。

「赤黒橙黒...あーダメだ!全然わからん!」

俺は空腹と疲労がピークになり、メモを投げ捨て床に寝転び、早く家に帰りたい...と呟いた。

・・・

「藤田くんさー、新しい電子機器の開発を夢にしてるのに抵抗器のカラーコードも読めないわけ?」

俺の目の前に座っている女性は呆れた顔をしている。

「神田さん、そんなこと言わずに教えくれよー。」

・・・

「神田さん!...夢か...。」

どうやらいつの間にかに眠ってしまっていたようだ。

「さっきの夢、あの女性はたしか...神田かおりだ。」

神田さんは、俺と同じ工業大学に通うサークル仲間だ。

でも、俺は一体なぜ神田さんとの話を今更思い出したんだ?

「そうか!抵抗器のカラーコード!」

あの夢を思い出したわけはこれだったのかと、思わず俺はガッツポーズをした。

「たしか、カラーコードの読み方は...黒は0、茶は1、赤は2、橙は3、黄は4、緑は5、青は6、紫は7、灰は8、白が9だ。問題に使用されているのは、赤黒橙黒だ。ということは、赤2黒0橙3黒0で20時30分だ!」

俺はすぐさま時計を手に取り、20時30分に針を合わせた。

ガチャン!

壁に亀裂が入り壁がスライドし、次の部屋が現れ、次の部屋には大きなモニターがあり扉が一つだけあった。

部屋を移動する前に俺は違和感に気づいた。

「俺をここに閉じ込めた奴は、何故俺のことを知っている...?」

それだけじゃない、あの時の話を知っているのは神田さんだけ、顔ははっきりとは見えなかったが、間違いなくモニターに映っていたのは男だった。

「まさか神田さんの変装?」

俺は、神田さんのドッキリか何かかと思ったが、次の部屋に用意されていたモニターに映った男が言った言葉から俺の予想は簡単に覆された。

「やあ、久しぶりだね。ところで君は恋人のことを、思い出したかな?」

俺は男が言った言葉を一瞬で理解し、ある事を思い出した。

「そうだった。俺は神田さんと付き合っていて、つい最近同棲を始めたんだった。」

俺は今まで思い出したことから神田さんは無事ではない可能性があることに気づき男に問いただした。

「おい!神田さんは無事なんだろうな?神田さんに何かあったら俺はお前を絶対に許さないからな!!」

俺の発言に男は驚いた動作を見せ、笑みを浮かべながら男は口を開いた。

「神田さんが無事かどうかは、君が一番よく知ってるんじゃないかな?」

記憶を失ってしまっている俺に、思い当たる節はなかったが、失ってしまった記憶の中に答えがあるはずだと、俺は確信した。

記憶を取り戻すには先に進むしかないことを理解した俺は次の部屋に移動することにした。

「てめえには、ほんとがっかりしたぜ。」

ドアノブに手をかけた俺に男が発した言葉は、今までの陽気な雰囲気の口調ではなく荒々しい口調の男の声であった。

正確には、声自体は同じなのだがあまりに今までの雰囲気とは似ても似つかぬものだった為、俺は思わず男に聞いてしまった。

「おい!お前以外にもそこで誰か見ているのか!」

「てめえには、関係のないことだ。」

その言葉を最後に、モニターは消えてしまった。

「なんだったんだ、さっきの男の口調の変わりようは...。」

男の変わりようは気になったが、考えても拉致があかないと思った俺は、次の部屋に向かうことにした。

次の部屋に進むといくつかイスが置かれていた。

「このイス...どこかで見た気が...。」

部屋の中をよく見渡すとイスが置いてある中心にメモが置かれていることに気がついた。

「なんだこのメモは...えっと..部屋に入って30秒以内に正解のイスに座れ。時間が経過するごとに段々と天井が落ちて...⁉︎」

そこまで読み終えたところで俺は、天井が1m以内すぐ近くまで近づいていることに気が付いた。

「やばい!早くイスに座らないと!でも正解のイスって...。」

その時、見覚えのあるイスがあったことを思い出した。

「こうなったら賭けに出るしかない!自分の勘を信じろ!」

俺はすぐさま、見覚えのあるイスに滑り込むように座り込んだ。

ピンポーン!!

誰が聞いても分かるような正解音が鳴り響いた。

その瞬間天井は動きを止め、徐々に元の位置まで戻って行った。

「はぁ〜。本気で潰されるかと思った〜。勢いでこのイスを選んでしまったけど、何故このイスが正解のイスなんだろう。」

俺は、助かったことへの喜びよりも先に何故このイスが正解なのかが気になって仕方がなかった。

イスを調べてみると裏側に彫り込みがあるのに気がついた。

「ユウキとカオリ...。」

そこにはユウキとカオリ二人の名前があり、囲むようにしてハートが彫られていた。

「思い出した...。」

俺の名前は藤田勇気、このイスは神田かおりと同棲を始めてから買った家具のうちの1つだ。

「ここまで俺たちのことを知っているということは、俺を監禁した犯人は俺がよく知っている人物なのか...?」

覚えている限りで知り合いの顔を思い浮かべたが、思い当たる節がない。

そもそも恨まれるような覚えが俺にはなかった。

頭を抱えていると、いつのまにかに部屋の奥に扉が出現していることに気がついた。

「進むしかないか、犯人は必ず捕まえてやる。カオリ...無事でいてくれよ...。」

俺はドアノブに手をかけた。

部屋に入ると、たくさんの小さなモニターの前に誰かが背中を向けて座っていた。

「だ、誰だ!!」

モニターの前にいる人物はゆっくりと振り向き、こちらに顔を向けてから口を開いた。

「やっとここまで辿り着いたようだな。とりあえず、おめでとうと言っておこう。」

モニターの前にいたのは、男だった。

ただ今までモニター越しに話をしていたふざけた態度とも、荒っぽい暴力的な態度とも違った、落ち着いた雰囲気の男だったので、俺は他の2人とこいつは別人だと考えた。

「おいお前!今まで喋った2人はどこにいる!それにその顔どこかで...。」

この男の顔はなんとなく見覚えがある気がした。

「なんだ、まだ完全には思い出せていないのか?これで自分の顔を見てみなさい。」

そう言うと男はポケットから手鏡を出して、俺に差し出してきた。

「え...ウソだろ。同じ顔...。」

俺は自分と男の顔が同じだったことに驚きを隠せず、混乱し、鏡見つめたまま動けなくなってしまった。

「混乱するのも無理はないだろう。簡単に言うと、私や彼らは藤田勇気、君が作り出した人格の1つだ。だから同じ顔、だから自分しか知り得ないことも知っている。私は君、君は私ということだ。」

俺は戻りつつある記憶を辿ってみた。

するといくつか思い当たる節があることに気が付いた。

「記憶が所々で途切れる箇所がある気がする...。もしかして、この途切れている箇所がお前たちが俺と入れ替わっていた時間なのか?」

俺と同じ顔をした男は少し微笑んでから、口を開き説明を始めた。

「その通りだ。私達は、君が困難にぶつかった時や、君に危険が迫った時に手助けをしてきた。それは今までも、これからも続けていくつもりだった。あのことが起きるまでは...。」

俺はすぐさま言葉返した。

「あのこととは?」

もう1人の俺は渋々重たい口を開き、説明を続けた。

「君は私達が大切に想っていた人を傷つけようとした。」

俺は思い当たる名前を呟いた。

「神田かおり...。」

「そう、君は神田かおりを傷つけようとしたんだ。藤田勇気!君が神田かおりを傷つけようとしたんだ!」

もう1人の俺の言葉は、俺の胸の奥深くを突き刺した。その瞬間、忘れていた記憶が全て流れ込み、頭に激痛が走った。

「うわああああぁぁぁ....‼︎‼︎」

段々と意識が遠のいくなか、俺は記憶の中のかおりを遠くから見つめていた...。

・・・

「かおり...考え直してくれないか?」

1LDKの生活感のいる部屋に2人の男女が椅子に座って話をしている。

「もう無理よ。私疲れたの。いつもいつも私がもうやめてね?約束だからね?って言ったこと忘れてあなたは同じ事を繰り返すでしょ?もう限界よ。」

プチン

俺の中で何かが切れた気がした。

気がつくと、俺は右手にガラスの破片を握っていた。

周りを見渡すと、テレビが倒れて画面が割れているのが見えた。

どうやら俺が握っているガラスの破片はテレビ画面のガラスの破片だったようだ。

「そういえば、かおりは...?」

部屋を見渡しても見当たらなかったので、玄関まで行ってみると、ドアの鍵は開いたままになっていて、彼女の靴は無くなっていた...。

・・・

「うぅ、頭が...。」

目を覚ますと俺が俺を見ていた。

「今のは、夢か...?」

目の前の俺が口を開いた。

「夢ではないぞ、それは君の記憶だ。彼女がいなくなってしまった後から君は自暴自棄になり、君は自分が多重人格者であることに気づいた。そして自分の中にあるたくさんの人格を利用し、色々な女性に声をかけては夜を共にしていた。私達は君が堕ちていくのをただ見てるしかなかった...。」

俺はなぜ止めてくれなかったんだと、心の中で呟いた。

「君がシークレットルームを作り出し気にくわない人格は、この部屋を利用し削除してきたからだ。」

どうやら、もう1人の俺には俺の頭の中まで筒抜けのようだ。

「俺がこの赤い部屋を作り出した...⁈」

「そうだ。ここは君が創造した赤い部屋だ。」

信じられない事実だった。ここは現実の世界ではなこと、俺自身がかおりを傷つけてしまっていたことに、俺はかなり動揺していた。

混乱の中、1つ気づいたことがあった。

「でも待てよ...なんで俺は自分で作り出した意識の中にある部屋にいるんだ?」

もう1人の俺は、ため息を1回つくと頭を軽く叩き、口を開いた。

「君も私達の話を聞いてただろ?私の代わりに説明してくれないか?元々この計画は君の提案だろ?」

そう言うともう1人の俺は突然脱力し、下を向いたまま動かなくなった。

「おい、大丈夫か?」

「大丈夫だよ。」

俺が声をかけるとすぐさま言葉を返してきた。そして、顔を上げてこちらに微笑んだ。

「なんだか君と喋るのは、久しぶりな気がするね!」

明らかに先ほどまでの物静かな雰囲気とは違うことに俺はすぐに気が付いた。

「お前、俺が目を覚まして初めて喋った奴か?」

「そうだよー。元気にしてたかい?」

俺は元気なわけないだろ。という顔をしながらもう1人の俺を睨み付けると、もう1人の俺はやれやれと呆れた顔をしてから話を続けた。

「とりあえず、君がここにいる理由だっけ?そんなに睨まずとも説明するってば〜。えっとね〜なんでここに君がいるかって言うと。君が自暴自棄になっていくにつれて、僕たちの存在が危うくなったのと、もう僕たちは大好きだった君が人間のクズになって行くのを見ていられなかったんだ。」

もう1人の俺は口調は相変わらずだが、悲しい顔をしていた。

「俺はこれからどうなるんだ?」

「君をもう外に出すわけにはいかないんだ、君が僕たちを削除してきたように、僕が君を責任持って削除するよ。」

「削除か...俺は本当に酷い人間になってしまったんだな。かおりにも申し訳ないことをした。かおりに謝りたい。」

もう1人の俺は悲しい顔をしながら俺に近寄り耳元で囁いた。

「大丈夫。かおりさんは僕が迎えにいくよ。ちゃんと謝って、君の代わりに幸せにするよ。」

「そうか...じゃあ安心して眠れるな。」

俺は長い悪夢からやっと目が覚ませる。

俺は右目から暖かい涙を流して、瞼を閉じた...。

「いやー風が気持ちいいね〜」

若い男が1人崖の上に立っていた。

「呑気だなーほんとふざけたやつだぜ。」

「私は彼の感じ、嫌いじゃないですけどね。」

「ほんとにいいんだね?反対するなら今だよ?」

「異議なし(なしです)」

男はニコリと笑うと断崖絶壁の崖ギリギリのところに立った。

「ごめんねーゆうきくん。約束守れなかったよ。あの日、君が眠りについたあとかおりさんを僕たちは探したんだ。でもかおりさんはもうこの世にいなかった。かおりさんは君が自暴自棄になっている間に事故にあって死んでいたんだ。」

男は両目から冷たい涙を流していた。

「彼女を幸せにはできなかった。でも、あっちで会えるように僕ら頑張って探すからね。」

崖の上には誰もいない。

ただただ波の音と風の音が響いている。

波の音に混じって微かに「バカね。」と聴こえた気がした。

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