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私の主治医さん - 二人と一匹物語 -  作者: 鏡野ゆう
小話

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33/35

鉄の鯨と向日葵

饕餮さん主催【言葉選び企画】参加作品です。

・お花リスト……向日葵

・その他リスト……ハーブティー、紅茶、喫茶店


久し振りに陸に上がって繰り出した先で出会ったのは黄色い妖怪だった?

東出先生の次兄俊哉さんとその奥さんとの出会いのエピソードです。

 その日は久し振りに陸に戻ってこれた日で、給料日の翌日ということもあってか仲間達と久し振りに街に繰り出した。


「おい、なんか妖怪が前から接近してくるのが見えるんだが俺の錯覚か?」


 水雷屋の真島が指を前にさした。その声に全員が一斉に前を見る。前方からこちらに向かってくるのは左右に揺れながら動いている黄色い塊だ。


「……確かに妖怪だな」

「黄色い妖怪か?」

「何となく向日葵に見えるのは気のせいか?」


 口々に言いながら黄色いの塊がわさわさと揺れながらこちらに接近してくるのを立ち止まって眺めていた。


「あの妖怪、足がはえてるぞ」

「そりゃ幽霊じゃないんだから足もあるだろう」

「長靴だ」

「しかもピンクだ」

「最近の妖怪はお洒落だな」

「いや、俺達が疲れているだけで幻覚かもしれない」

「だが影もあるぞ」

「ってことは幻覚じゃないってことか?」

「じゃあ本物の妖怪だ」


 そしてある程度の距離まで接近して、その黄色い塊が向日葵の花束で人が抱えて歩いているということが分かった。


「わっ」


 その黄色い塊が何かにけつまずいたらしく、慌てた声をあげながらこっちに倒れ込んでくる。


「おっと」


 倒れ込んできた者を妖怪だからと言って逃げる訳にもいかず両手で受け止めた。その拍子にふわりと花の匂いとは別の香りが漂ったような気がした。


「すみませんー!」


 花束の向こう側から顔をのぞかせたのは妖怪ではなく可愛い女の子だった。こちらが厳つい顔をした男だと分かってギョッとした顔をしている。


「これ、前が見えてるのかい?」


 どう見ても前が見えない状態で歩いていたとしか思えないんだが。


「……いえ、実は見えてませんでした」


 やっぱり。


「そんな状態で何処まで?」

「えっと、その先にある喫茶店まで。新装開店のお祝いの花束の配達中なんです。大きくて自転車に乗らなくて」

「ああ、あそこか」


 自分達が歩いてきた道の途中に『祝・新装開店』とあったような気がして来た道を振り返った。


「さすがに視界が遮られた状態で持っていくのは危ないから手伝おう」


 俺の言葉に冷やかしの声をあげる連中を一睨みして黙らせる。


「でも皆さんと出掛ける途中では?」

「どうせ行きつけの居酒屋に繰り出すだけだから心配はないよ。お前ら、先に行っていてくれ。これを届けたら追いかけるから」


 別に来なくても良いぞー、ごゆっくりー等と言いながら仲間達は立ち去った。馬鹿野郎、いきなりそんなことになるわけがないだろうが。遠回しに奴等が下品なことを言っていたことに気が付いていないかと相手を伺うがその辺は全く気付いていない様子だ。


「じゃあ行こうか?」


 花束をヒョイと取り上げるとその子の顔を見下ろした。


「有り難うございます」


 そう言うとその子は歩き出した。


「あの、もしかして海自の潜水艦乗りの人なんですよね?」

「どうしてそう思った?」


 制服でもないのにいきなり言い当てられて警戒する。こんな基地のお膝元でそんな人間はそうそういないとは思うが用心する越したことはないのだ。


「何となく久し振りに陸に上がってきた人独特の開放感が感じられたからもしかしてと思って。確か今朝方ここに所属している潜水艦と護衛艦が帰ってきたって話をお客さんから聞いたものだから」

「なるほど。だけど護衛艦に乗っている隊員かもしれないだろ? そこでどうして潜水艦だと思ったんだい? まさか二択で偶然?」

「んー、そこは長年培われた勘としか言いようがないですね。地元っ子ですし、ずっと海自の人達を見てきましたから」

「なるほど」


 ここは基地に近い場所で仕事が終わって夜になれば多くの隊員達が繰り出す場所だ。地元の人間ならその雰囲気で何となく分かるのだろう。


「当たりですか?」

「ああ、その通り。地元っ子の観察眼には恐れ入りました」

「それほどでも~」


 そうこうしている内に喫茶店に到着した。


「申し訳ないんですけどもうちょっと持っていてもらえますか? 多分ここに置くんだと思うんですけど」

「どうぞ、ごゆっくり」

「すみません。……ごめんくださーい、船石生花店ですー」


 ドアを開けて声をかけると奥から喫茶店の店主らしき女性が出てきた。


「あらあら、ごめんなさいね」

「いえ。小尻美容室さんからのお祝いの花をお届けに上がりました」

「まあ、立派な向日葵だこと」


 女性は花を嬉しそうに見上げてから俺を見て怪訝な顔をした。


「あ、こちらはお花には含まれていませんから」

「ああ、そうよね。じゃあ申し訳ないけれどお店の中に飾ってもらおうかしら。……入るわよね?」

「多分?」


 彼女が先に入り花を抱えた俺は花が潰れないようにと体を横にしてドアをくぐろうとした。途中で花が引っ掛かったが、そこは彼女がうまく手で押さえてくれ、花びらの一つも落ちることなく無事に店内に入ることが出来た。


「何処へ置きましょうか?」

「こっちのテーブルにお願いします」

「了解しました」


 女性が指定した場所に花束を置く。花束と言っても大きな籠に入っているものなのでそのままテーブルに置くことができた。俺がそれを置くと、女性二人でああでもないこうでもないと話し合いながら花の向きを話し合い始める。


―― どっちを向いていても変わらないような気がするんだがそうでもないんだろうな…… ――


 どういう拘りなんだろうなあと何となく眺めているとようやく落ち着いたようで、二人で納得したように頷いた。そして元妖怪の彼女は振り返って俺がまだいたことに驚いた顔をした。


「あ、御免なさい、お礼も言わずに放置してしまって」

「いや。どの方向におさまるのか興味があって眺めていただけだから」

「有り難うございます、助かりました」


 喫茶店の女性にも礼を言われて店の外に出た。夕方だったのがすっかり日が落ちてしまっていた。


「本当にありがとうございました。すみませんでした、早くお友達のところに行ってあげて下さい」

「暗くなってきたしここまで遅れれば同じだから君のことを送っていくよ」

「でも申し訳ないですから」

「君の花屋があるところも俺が行く予定の居酒屋も同じ商店街の中にあるんだろ? だったら問題ないから」

「そうですか? だったら遠慮なく」


 この時間になると仕事を終えた自衛官達の姿も増えてくる。途中で何人か知り合いとすれ違って横にいる彼女を見て冷やかされた。


「まったく……申し訳ない」


 彼女なのかー?と何度目かの冷やかしにさすがに申し訳なくなり謝った。


「いえいえ。お気になさらず。あ、ところでお花を運んでいただいたお礼をしなくちゃ」

「それこそお気になさらず。困っている人がいたら助けるのが当たり前だから」

「でもそれじゃあ私の気が済まないので。んー……どんなお礼をしましょうか。お駄賃を渡すなんて小学生相手にすることだし……」

「いや、さすがに金品は拙いから」

「ですよねー……」


 しばらく考え込んでいた彼女はポンと手を叩いた。


「じゃあコーヒーを御馳走します。うちで買っているコーヒー豆、さっきの喫茶店と同じ豆なんですけど自宅で簡単に煎れるペーパードリップでも十分に美味しいんですよ」

「いや、しかし」

「あ、お友達が待っていらっしゃるんでしたっけ」


 残念そうにシュンとなった彼女を見ていると断るのが逆に気の毒になってきた。


「いや、その、そちらさえ手間で無かったら御馳走になっても別に問題はないんだけど……」


 俺の言葉にパッと明るくなる表情。


「手間だなんてとんでもないです。是非ともお礼に御馳走させて下さい!」

「じゃあ遠慮なく……」


 ますます冷やかされる材料が増えるなあと内心でぼやきつつ、彼女の店にお邪魔することになった。


『船石生花店』


 外から見ると京都で見るような昔ながらの古い木造の佇まいだったが、中に入ると照明や空調、そして花を入れる冷蔵室などきちんと設置されていて内装は驚くほど近代的なものだった。


「ここは君の家?」

「いえ。ここは私の叔母が営んでいるお店で私は学校の講義の合間にバイトをしているだけなんです。今日は配達だけの日なのでお店には私だけなんですけどね」

「へえ……」

「あ、こっちにどうぞ。叔母が常連さん達の為に作った談話スペースなんですけどね、どんどん凝り出しちゃって」


 そこには小さなキッチンがあって棚にはコーヒー豆やら紅茶の缶が所狭しと並んでいる。


「もう花屋よりこっちを本業にしたらって言われるぐらいなんですよ」


 困った叔母ですよねーと笑いながらヤカンに水を入れてガスコンロの上に置いた。そんな彼女を眺めながらその後ろに並んでいる紅茶缶にも興味をひかれた。


「随分と紅茶の種類があるんだな」

「え? ああ、凄いでしょ? 美味しいお茶を探していたらどんどん増えちゃったんですって。あ、コーヒーよりも紅茶の方が良いですか? ちなみにハーブティーもありますよ?」

「……紅茶でお願いしようかな。コーヒーは職場でイヤというほど飲んでいるから」

「そうなんですか。特に好きなのとかは?」


 銘柄をあれこれと口にして缶を指さしながら尋ねてくるが正直言ってどれも同じに見える。


「そんなにあるのかって驚いている俺にそれを聞くのかい?」

「なるほど。じゃあ普通にダージリンが良いですね、そっちを用意しますね」


 そう言って彼女はコーヒー豆の入った瓶を片付けると紅茶缶の一つを棚から持ってきた。


「紅茶と一言で言っても色々とあるんだな」

「同じダージリンでもメーカーによって少しずつ味も香りも違うんですって。私にはそこまでは分からないんですけどね。あ、叔母にそんな話をしたら半日ぐらい語り続けるのでこれは叔母の前では御法度なんですけど」

「で、その叔母さんは今どこに?」


 もしかしていきなり店の奥から飛び出して来やしないだろうな?なんて警戒してしまう。いくら姪っ子が招待したからと言って見ず知らずの男が店でお茶を飲んでいたりしたら警戒するだろうから。


「今日は親戚の法事に出掛けていてお休みなんですよ。お店もさっきの配達があったから少しの間だけ開けただけなんです」


 そう言えば臨時休業のお知らせが入口に貼ってあったような。


「なんだか逆に申し訳なかったかな」

「いえいえ。これはお礼ですからお気になさらず」


 しばらくして可愛らしいティーカップにいれられた良い香りの紅茶が目の前に置かれた。砂糖とミルクがそっと横に置かれる。彼女の方はマグカップだ。


「良い匂いだな」

「そうですか? 良かった、今日は上手に淹れられたみたいです。二十回に一度ぐらいの割合で大成功って感じの時があるんだけど今日がそれだったみたい。ラッキーでしたね♪」


 一口飲んでから彼女はニッコリと笑った。


「そうだ。名前をお伺いしても良いですか? ああ、別に変なダイレクトメールを送るつもりじゃなくて、これからももしかしたらここですれ違うかもしれないし、その時に名無しの権兵衛さんって呼ぶわけにもいかないので」

「俺? 俺は東出(ひがしで)俊哉(としや)。さっきの推察通り、海自の人間です」

「潜水艦ってことは、鉄の鯨さんってことですね。じゃあ、さっき一緒に歩いていた人達もそうなんですか?」

「ああ。同じ鯨の乗組員」

「へえ」


 もっと厳つい人達ばかりだと思ってましたと意外そうな顔をしている。


「それで君は? もしここですれ違った時に花屋の花子さんって呼ぶわけにはいかないだろう?」


 こっちの名前を尋ねてきた時の言葉を借りて尋ね返す。


「ああ、すみません、お名前を聞いておいて自分が名乗るの忘れちゃってました。私は船石(ふないし)穂香(ほのか)。普段は広島市内の短大に通っている学生です」

「じゃあ自宅も広島?」

「いえ。私の家はこっちにあります。えっともうちょっと駅よりの方なんですけどね」

「そうなんだ」

「東出さんはよくこの辺のお店に来るんですか?」

「んー……ここに戻って来た時はね。ほら、俺達はあっちこっちの海をさまよっているから」


 まあ正確には任務の為であってさまよっている訳ではないのだが。


「なんだかそんな言い方だと神出鬼没の幽霊船みたい」

「俺達はそこまでいかないけどそれに近い奴等もいるね」

「そうなんですか?」


 いくら基地のそばに住んでいて海自のことを身近に感じていても、その実態は殆ど知られていないというのが実情だ。ましてや相手は女子大生だ。


「さて、美味しかったよ。御馳走様でした」


 カップの紅茶を飲み干すと椅子から立ち上がった。


「こちらこそ有り難うございました。またお仕事が終わって飲みに来る時は遊びに来て下さい。あ、だけどお花を買ってくださいねっていうのは無理があるのかな……?」

「俺達の職場に花はちょっと似合わないね」

「じゃあ、その時はまたお茶を御馳走しますよ。それまでにきっと種類が増えているだろうし」

「楽しみにしているよ」


 じゃあ失礼しますと言って彼女が見送ってくれるのを背に店を出る。少しだけ歩いて何気なく振り返ると彼女がまだ立ってこっちを見ていた。目が合うとニッコリと笑って元気よく手を振ってきたので思わず振り返してしまった。


「……いい年した男が手を振るとか」


 人の目があるのに気が付いて慌てて手を下げると、もう一度振り返りたくなるのを堪えながら仲間達が待っているであろう居酒屋に向かった。


 もちろん居酒屋に顔を出した途端に意気地がないだの男として恥ずかしくないのかなどと散々な言われようだったのは言うまでもない。



+++++



「……とまあ、俺と奥さんの出会いはこんな感じなわけだ」


 目の前に座ってこっちを見ているのは去年の十一月に結婚した弟の嫁さんだ。つまりは俺の義理の妹になる。そんな彼女が俺と穂香の馴れ初めを聞きたいと言い出したのは、晩飯が終わって子供達がそれぞれの部屋に引っ込んだ後だった。


「話下手の俺から聞くよりも穂香から話を聞いた方が良かったんじゃないかい?」


 風呂に入っている穂香が早く出てきてくれれば話はもっと早かった筈なのになと思いつつ尋ねた。


「そんなことないですよ。お義兄さんのお話も十分に分かりやすかったです」

「そうかい? それで? 恵さんはそんな昔の話を聞いてどうするつもりなんだい?」


 まさか何かのネタにでもするもりなんだろうか? だが彼女が描いているのはペット雑誌でのコラム漫画が中心で人間は二の次だったような気がするんだが。


「別に何もしませんよ。ただ、なかなか陸地に上がってこないお義兄さんとお義姉さんがどうやって出会ったのかなって興味があったんです。ああ勿論、どうやって結婚までこぎつけたのかも話してくれて良いんですよ? ちゃんと聞きますから♪」

「いやいや、そこは俺よりも穂香から聞いた方が良いと思うよ。それこそ俺は殆ど海の上っていうか海の中だったんだから」

「そうなんですか。じゃあ今度はお義姉さんに聞いてみます」


 彼女は俺と穂香の出会いがドラマチックだったと思っているらしい。


 だが俺からしたら弟と彼女の出会いの方がずっとドラマチックだと思うんだがな。彼女だけじゃなく、彼女の隣からこっちをジッと見詰めているチャトラの猫との出会いも。


「俺、まだ警戒されているのかな?」


 さっきからずっとこっちを見詰めているチャトラ。


 ちなみに俺とこの猫との出会いは普通ではないもののそれほどドラマチックなものではない。ただ、初めて出会った時に警戒させてしまい滅多に顔を合わせないこともあってお互いの関係が改善しないまま今に至っている。


「そんなことないですよ。警戒していたらもっと耳をペタンとしてますから。きっとお義兄さんの膝の上にいるサバトラちゃんのことが気になってるんだと思います。なかなかよそのお宅の猫ちゃんと顔を合わせる機会がありませんから」


 そうこうしているうちに穂香が風呂からあがってきた。


「あら、どうしたの? まだ口を割らない?」


 おい、なんだ、その不穏な言葉は。


「いえ。お義兄さんとお義姉さんが出会った時の話はしてもらいました。だけどそこから結婚までのお話はお義姉さんから聞いた方が良いんじゃないかって」

「そうなの? だったら話してあげるけど長いわよ?」


 悪戯っぽい笑みを浮かべる。


「俺は風呂にいってくる」

「あら、逃げちゃうの?」

「戦略的撤退だよ。どうせ俺の羞恥プレーになるんだ、続きは女同士でやってくれ」


 どうして女性陣はこういう話が好きなんだろうな。


「じゃあ今夜は恵ちゃんと私とで朝まで女子会ね。俊哉さんは客間でアケビとキャラメルちゃんのお世話をよろしく」

「おい、二匹ともなのか……」


 我が家のアケビはともかくキャラメルには好かれていないんだが……。


「大丈夫よ。好き嫌いはともかく人間湯たんぽとしては有能だって認めてくれるだろうから」

「そこなのか……」


 そう言う訳で嫁さんと義理の妹が俺達の恋バナで盛り上がっている間、俺は二匹の猫に挟まれてなんとも居心地の悪い夜を過ごしたのだが、まあそれは別の話ってことだな。

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