私。
私には、愛が分からない。
愛とは何なのか、愛してるとはどうして言えるのか
恋人には裏切られた、まだ愛を信じていた頃に。
『愛してるよ、お前だけが居ればいい』
_...なんて陳腐な言葉だろう
信じていた自分が馬鹿らしい、
私が信じていいのは傷口から流れる赤黒い液体だけだ。
愛を知ったから、愛が分からない。
私は歪んでいる。
彼の今の彼女に、貴方は狂っていると言われた。きっとそうなのだろう。
人格はとうに分裂した。
私は私ではない。
叫んだ、泣いた、それでも私は独りだった
誰も助けてはくれなかった。
それが正解だろう。
嗚呼、愛されて死にたかった。
嗚呼、悲しい、哀しい、愛しい。
嗚呼、寂しい、淋しい。
嗚呼、独りだ。
腕の紅い跡。
手首から流れる血液。
貴方に見せたら、笑ってくれるかしら。
ぱたりと彼女の腕がズレ落ちた。
二度と、上がることはないだろう。
彼女はもう彼女ではないのだから。
(唐突に、何も考えずに書きました。
昔は、愛しい、と書いて《かなしい》と読んだのだと聞いて衝動的に。
後悔はしていません。
文が支離滅裂かもしれませんが、許してください。