第2話 犯罪者の仲間!?
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俺は眩しい朝日で目が覚めた。
俺は何をしていいのかなぜかわからない。
ただ頭の中には自分の名前と”綾菜”という名前が浮かんでいた。
それ以外ほとんどわからない。
綾菜という名前の持ち主の顔もわからない。
ただ名前だけは知っている。
一瞬パニックに陥ったがすぐに冷静になり考えすべてを悟った。
「俺は記憶を失ってしまったのか?」
ついそんな言葉が口からもれた。
そんな状態で唖然としていると、いきなり頭痛に襲われ
頭の中に声が聞こえてきた
~~~~プロローグのくだり~~~~
俺はふと目が覚めて回りを見渡した。
どう見ても自分の部屋ではないことはわかった。
”ここはどこだろう?”
”まさか本当に別の世界に?”
という疑問が浮かび上がった。
その疑問を解決するために自分の世界との違いを見つけることにした。
「とりあえずこの辺りを徘徊してみるか」
と言って自分の目覚めた公園らしきものから出て歩き回った。
~~~~歩き回ること20分経過~~~~
だいたい自分の世界との違いが把握できた
まず
この世界には車がなくほうきを使って空を飛んでいた。
次に
この世界の人は杖らしき物を持っている
この二つから間違いなくこの世界は魔法使いの世界で間違いないだろう。
とりあえずこの世界のことをもっと知るために都会らしき場所を求めて歩きだした。
なんとか都会らしき場所に着いた。
建物を眺めながら歩いていると薄暗い路地にたどりついた。
とりあえず通ることに決めた。
ちょうど路地の真ん中あたりまで歩いていた時に
「まてぇぇぇぇぇぇ!」
「どこいったぁぁぁぁぁぁぁぁ」
と人の怒鳴る声が聞こえた。
その瞬間一人の男が路地に入ってきた。
「おぃっ!俺をかくまってくれ!」
と俺に向かって言ってきたので
「じゃあ俺の仲間になってくれるならかくまるぞ」
とこの世界のことを知るために仲間への勧誘をした。
「あぁわかった仲間になるだから頼むぞ!」
と言う言葉を確認したので素早く建物の陰に身をひそめた。
「俺の名前は武井 優斗だ。よろしく!」
と言って手を差し出した。
「あぁよろしくな!俺の名は片桐 錬魔だ」
と言って差し出された手を握った。
そして優斗は錬魔に自分の状況を説明した。
「そうかぁ~別の世界から来て記憶がないのか~...ちなみに”綾菜”って名前だけなんで覚えてるんだ?」
「わからない。でもなぜか覚えてる」
「まぁ理由なんてわからないよな~...そういえば魔石だっけ?そんなのを俺を追いかけてた警察のボスが持ってるっていう噂だぞ!」
「そうなのか~じゃあ早速取りに行こう!」
「馬鹿かお前は!相手は魔法使いの天才と呼ばれてる男だぞ!」
「だって錬魔は魔法使えるんだろ?」
「警察に杖を取られてんの!」
「なんで取られたの?」
「なんか俺が魔法使いのセンスがありすぎで自分が追い抜かれるのを恐れた警察のボス栗本は俺を意味もなく捕まえて処刑しようとしたんだよ」
「許せんやつだ!」
「とりあえず杖がないと魔法が使えない...」
「取り返せばいいんだろ?俺はバスケやってるから瞬発力・瞬間的判断力・ジャンプ力が優れてるからとりあえず錬魔が栗本ってやつの気を引いてくれたらなんとかする!」
「その言葉忘れんなよ!」
「おぅ!任せとけ!」
こうして二人は警察の本陣へと向かったのであった。
一つの世界を2話で完結させていこうと思っています。
次回をお楽しみに!!