なぞの扉
スマフォをいったん閉じ、頭の中を整理しようとしたとき、目の前で電光掲示板のような光が点滅した。
薄い透明板が目の前にあり文字が浮かんでいる。
‘ユニークスキル:ダンジョンマスター 発現‘
‘対象:ミサキ‘
‘専用権限の付与...完了‘
‘これより扉を設置可能‘
心臓が跳ねた。
視界にだけ見える透明の板。
まるでゲームのようだ。
透明板を見ていると不思議なことに自分の部屋のいくつかに矢印マークが出ていた。
(なにあれ?...扉の設置ってこと?)
ゲームをよくプレイしていたからか、なんとなく扉の設置場所を聞かれたように感じた。
ベッドの近くの一番目立たない場所の矢印を選択してみた。
(これって何の扉だ?やばい!ゲームみたいで面白いと思って押しちゃったよおおおおお)
涙目でおろおろしていると、とろが‘しようがないなぁ‘と言いたげに足をちょんちょんっとした。
とろを撫でて少し落ち着いていると、いつの間にか私が指定した場所に扉があった。
何の変哲もない部屋に普通にある扉だ。
とろが扉に警戒しながらも近づいて、入ろうよっと言ってるかのように扉をちょんちょんしている。
「ちゃんとろも入りたいの?」
「わふ」
「よし。行ってみよう」
恐る恐る扉の取っ手に手を置いた時、私の目の前の透明板に反応があった。
‘専用操作盤:ダンジョンコア‘
‘初期化完了‘
‘ダンジョンマスターポイント(DMP):500‘




