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第94話 第7試合その➁

(フリューゲルの能力は未だによくわかんない。とりあえず鑑定をしよう)


 銃夜はフリューゲルに手をかざす。


【名前】 フリューゲル・グローテル

【年齢】 20

【種族】 人間

【性別】 男

【レベル】 891

【装備】 苦しき復讐者のつるぎ

【称号】 剣聖、魔族狩り、魂の守護者ゼーレンヴェヒター団長、剣術の達人、ヘリルス最強、殺戮者スレイヤー、全魔物キラー、一騎当千

【攻撃力】 8002

【防御力】 7562

【魔力】 8520

【スキル】 時間魔法、全属性耐性、精神攻撃耐性、物理攻撃耐性、格闘術、必中、貫通

【武器スキル】 風華斬、剣術、短剣術、曲剣術、飛剣術、騎士剣術、双剣術、抜刀術、刺突剣術、両手剣術、刀術


(え〜。もう、主人公じゃん)


 銃夜はフリューゲルの異常さを改めて理解する。


(スキル必中て……)


 つまり、最初に銃夜の真横を斬った風は最初から銃夜に当てる気なんてなかったということになる。


(ていうか、剣術系統網羅してんな)


「どうした?」


 フリューゲルが低い声で聞いてきた。


「私のステータスを見たのだろう?」


「………」


 すると、後ろからユキヒメ、ルーナが駆けつけた。


「フリーデンはどうしたんですか?こっちに行ったはずですが……?」


「落ちたよ…」


「そ、そうですか…」


「じゃが、役者は揃ったようでありんすね」


「次で決める」


 フリューゲルがそう言った。


「時間魔法、フロクシノーシナイヒリピリフィケイションっ!!!」


 瞬間、フリューゲル意外の全ての物体の運動が制限された。


「ふっふっふ」


 フリューゲルはユキヒメに近づいていく。


「先程からの試合を見ているとやはり、お前は強敵だ。先に始末させてもらう」


 ユキヒメの体に斜めの斬撃が入った。


「時間魔法、リプロダクション」


「ぐはっ……」


 再び、時間が動く時、ユキヒメが斬撃を受けた箇所から血が吹き出た。

 しかし、ユキヒメは自身の手から氷を発生させて、傷口の血を凍らして止血した。


「………」


「うちのユキヒメさんを舐めないでもらいたい」


 瞬間、銃夜はエターナルライフル(ハンドガン)で弾丸をフリューゲルに命中させる。

 フリューゲルの欠点はその長い詠唱にある。

 言い換えれば、詠唱を完全に言い終わるまでは攻撃がし放題なのだ。

 フリューゲルは銃夜に当てられた傷口を気にしながら後ろに後退する。


「時間魔法、フロクシノーシナイヒリピリフィケイションっ!!!」


「またっ!」


 しかし、今度は時間が止まるわけではなかった。

 銃夜に食らった傷口に手を当てて、傷口に時間停止を発動させた。

 止まってしまった時のなかで流血することはない。

 部分的時間停止で止血したのだ。


「そちらのお嬢さんからヒントを得たよ。感謝する」


「氷魔法、細氷ダイヤモンドダスト!!」


 氷の柱がユキヒメの周りに出現した。

 しかし、これも当たらない。仮にフリューゲルに命中したとしても全属性耐性があるフリューゲルにはかすり傷程度だろう。

 フリューゲルが避けた先に待っていたのはルーナの剣だった。


「ていやぁぁぁぁっ!!」


 しかし、フリューゲルはルーナの斬撃を素手で受け止める。


「我が妹がこの程度とはな」


 フリューゲルはルーナの首を掴んで持ち上げる。

 やがて、ルーナの足が地面から離れる程の高さにまで至った。

 すると、ルーナ呼吸困難で白目を向いてその場で気絶。


「弱い。時間魔法、フロクシノーシナイヒリピリフィケイション」


 今度の時間停止はユキヒメに向けられたものだった。

 ユキヒメだけが部分的時間停止を受けた。


「じゃあな」


 次の瞬間、銃夜がスナイパーライフルでフリューゲルの脳天に直撃させた。

 すかさず、フリューゲルは魔法を発動させる。


「時間魔法、時間逆行タイムパラドックス!」


 それは、銃夜がスナイパーライフのトリガーを引くところまで時間が戻った。

 さらに、


「時間魔法、フロクシノーシナイヒリピリフィケイションっ!!」


 そして、フリューゲルの敵意は銃夜に向けられた。

 しかし、時間魔法の詠唱が長かったおかげでトリガーだけは引くことができた。

 フリューゲルは驚愕する。

 止まっているはずの時の中を銃夜が放った弾丸だけがいつまでも止まらないことに。

 そして、フリューゲルはその光景に一瞬、怯んだ。

 その怯みが、時間停止中にフリューゲルが行動できる制限を超えて再び、時間が動き出した。

 ギリギリでフリューゲルは銃夜の弾丸を避けきることができた。


(なんだ…?今の?)


 驚いているフリューゲルに銃夜はニヤリとした。


「これだよ」


 と、銃夜はエターナルライフルにアタッチメントしている一つの装置をフリューゲルに見せた。


「なんだ…?それは…?」


 それは、少し前に遡る。

 銃夜とフリーデンがアドルフの武器屋を訪れた時だ。

 アドルフに制作を頼んでおいた品物だ。

 それは、自身のスキルを最大3つ重複させるというもの。

 その装置に銃夜は【弾速強化】を3つ重複し、

【弾速強化レベル3】という新たなスキルを獲得したのだ。

 この【弾速強化レベル3】は光の速さを超える。

 つまり、止まった時の中でその速度は衰えることがない。

 いわば、銃夜の時間停止なのだ!




※第42話参照

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