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第84話 魔王軍討伐作戦その①

 ヌルとリンジーそして、マディリンのいざこざは解消されることはなかった。

 この3人からはどこか気まずい空気が溢れている。

 バナンはその空気を感じ取っていた。


 そして、解消されないまま魔王軍が攻めてくる日時になってしまった。

 時刻は夜。それは、モンスターが活発になる時刻だ。

 魔王軍はこれを狙ったのだろう。


 アルカディオン収納倉庫にて。


「いい、みんな?これが終わったらパーティーでもしましょう」


 サドラー少佐がガンマ隊を奮い立たせる。


「やってやりましょう!大尉!これ勝てたらパーティーでっせい」


 ガースが言った。


「ああ」


「大尉冷たすぎですよー」


 グイリオ・ターニが言う。

 いつもならばここで、「そうですよ大尉!」などと場を盛り上げるバナンの掛け声はなかったのは気づくべき違和感だったのだろうか。


「じゃあ、みんないいわね」


 サドラー少佐が背を向けて、帽子を深く被った。


 ガンマ隊は一斉に「了解!」と敬礼する。

 そして、それぞれが、それぞれのアルカディオンに就く。


 いよいよ決戦の時、それは、魔王軍も同じだった。


 ―――暗黒の使徒ジェノサイドオーダーズ

 それは、魔王軍最強の部隊だ。

 魔王ヴォルガロスの右腕であるダークエルフのカーナを筆頭に、ノーライフキングのダース、ヴァンパイアのパンドラと続く。

 そして、3000もの彼らの部下を従え、シーラ帝国に向かっていた。


 その部下というのは多種多様な種族で、かなり強い。


 前衛はダースの部下であるスケルトンや死霊騎士デスナイト、カーナの部下のローパーやマミー、パンドラの部下のレイスやゾンビといったように戦闘要員のアンデッドが中心となっている。

 さらに、ダースのスケルトンにはそれぞれ、いろんな種類がいるらしい。

 ブラックスケルトンやスケルトンソルジャー、スケルトンナイトにスケルトンアーチャーといったふうだ。


 中衛は死龍やファントム、ケルベロス、サラマンダーといった大型なモンスターで固めている。


 そして、後衛にはカーナ、ダース、パンドラといった大将格の周りをガチガチに守っている暗黒騎士達がいる。


 カーナ達大将格は3人とも漆黒の馬に乗って移動している。


「そろそろだわ」


 カーナがシーラ帝国に着くと合図する。


「御意」


 ダースが言った。

 続けて、パンドラが、


「なんか〜シーラってアルカディオンってのぉ使うんだっけ?」


「そうよ。シーラは全世界を見てもかなり文明が進んでいるわ。進み方は異常なのだけれど」


「てか〜アルカディオンってかっくいい名前ついてるけど要はガラクタでしょ?しかも、それを除けば魔法の使えないただの劣等人種。簡単な作業になりそうね〜。はぁ~。ねむっ」


 パンドラは大きなあくびをする。彼女はどこかやる気のなさそうな感じだ。


「おい、魔王様からの命令だ。ちゃんとやれ」


「ダースさーん。はいはーい。わかってますよー」


 パンドラは自分の爪を弄りながら言った。


 そして、カーナ達はとうとうシーラ帝国に到着した。




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