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第76話 第6試合その⑦

 フリューゲルが時間魔法、時間逆行タイムパラドックスを発動させる。


 やがて、シャイナーは気づいた。


(ここって……!!)


 刹那、シャイナーの背中が何者かによって斬撃を受ける。


「ぐはっ……!!」


 思わず声が出てしまった。

 そして、斬撃を受けた方向を見る。


 フリューゲルが立っていた。

 もっとよく見てみると、シャイナーの横にはモルゲンレーテが立っていた。


「金髪っ!避けろっ!!」


 モルゲンレーテはそう叫ぶ。

 しかし、シャイナーは自身に起きたことが理解できず、そのまま再びフリューゲルの斬撃を食らった。


 フリューゲルはシャイナーを見てニヤリと笑った。


「君は今何周目だ?」


 シャイナーは直感で理解する。

 魔術結界内にいた頃を思い出しながら、フリューゲルは最後時間逆行と言っていたことから時間が戻ったということに。


 そして、前回と全く同じ展開に陥った。


 モルゲンレーテはフリューゲルによって体の斜めに斬撃を入れられ、リタイアした。

 そのリタイアする瞬間、フリューゲルの能力がモルゲンレーテの考察によって判明する。


(同じだ……!!全く同じ流れだ……!!)


 シャイナーはフリューゲルに問う。


「おい!お前!!僕に何をしたっ!!」


 フリューゲルは不気味な笑みを浮かべながら、

「何ってわからないな。私は君の知っているフリューゲル・グローテルではない」


「どういうことだっ!!」


「だから、今君の目の前にいる私は別時空のフリューゲルなのだよ。わかるかい?言っていることが?」


「……」


「そして、そう尋ねてきたってことはそろそろ終わらせろということだろう。私ならそうする。それが、別時空にいる私でさえも」


 雲行きが怪しくなる。

 それは、シャイナーの敗北を意味していた。


「これで終わりにしよう」


 フリューゲルはそう告げる。そして、


「時間魔法、ラストゲーム」


 全ての時間軸が交わり、フリューゲルがいた地点に黒い穴が出現した。

 その黒い穴は全ての時間を繋ぐ異次元空間となっている。

 その異次元空間から全時空にいるフリューゲルが出現した。

 その中にはシャイナーに時間逆行タイムパラドックスを発動させたフリューゲルもいた。


 文字通り絶望。


 シャイナーの幸運はもう既に機能していない。

 いや、機能しているのかもしれないが圧倒的力の前ではその機能はかすれて破綻している。


 フォレストダンジョンに数十体のフリューゲルが蹂躙を開始した。

 そして、あっという間にシャイナー、シエル、ラーシェ。そして、リヒト、サハリン、ゲミュートはリタイアしてしまった。


 敵味方関係ない無差別攻撃。


 そして、フリューゲルのラストゲームは解除され、シャイナーは元いた時間軸に強制的に戻された。

 戻ると第6試合はフォルトゥーナの敗北に終わっていた。




いやー。シャイナーのラッキーナンバーである77話に届きませんでしたね。

もし、届いていたら勝っていたかもしれません。

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