第41話 勇者選抜のルール
銃夜達は見事、A+のクエストを3つクリアした。
そのことをロワ区の冒険者ギルドの受付嬢に報告する。
「クエスト『刹那の判断、踏み外せば海獣の胃の中まっしぐら』難易度S
クエスト『カラカラと鳴り止まぬ音は、一刻として、亡霊を呼ぶ』難易度S
クエスト『滅紫の剣で敵を刺す』難易度A+
以上のクエストをクリアしたので、バトルトーナメントの出場権を獲得しました!
お見事でーす!いーや私はジューヤさんの活躍を信じていましたよ!」
(嘘つけっ!最初あんなに馬鹿にしてたのに……)
ここはぐっと堪えることにした銃夜。
その後、誰かが言いふらしたのか銃夜達を見かけると、「頑張れよー」だったり、「どうせフリューゲル様には勝てないんだから」などと、言われてしまう事態に。
「ていうかー『フリューゲル様には勝てないんだから』って言ったやつだれだよ!!出てこいっ!!」
「まぁそう、カリカリするな。ジューヤの実力を見せればそう言っていたやつも寝返るだろうよ」
アイリスが「あたりまえ」というように言った。
「そうですよー!」
「まず、その勇者選抜のルールを確認するに一票入れるでありんす」
「そうだな」
基本的なルールは冒険者ギルドの受付嬢から聞くことができる。もはや、コンビニのような手頃さだ。
ルールは次の通りだ。
ルールその①
死亡者が出た瞬間に、死なせた方のチームを敗北とする。
ルールその➁
回復、アイテム等の持ち込みは可能とする。
ルールその③
武器は試合が行われる前に登録すること。
なお、武器の種類や数は問わない。
ルールその④
1チーム4人までとする。
また、4人ぴったりに揃わなくてはならない。
ルールその⑤
ヘリルスの国籍を持ってないと出場は認められない。
ルールその⑥
魔法、魔術の使用は可とする。
ルールその⑦
最初に相手チームに一定ダメージを与えたら勝利とする。
また、勝負は殲滅戦を採用する。
まぁ、ざっとこんなところだ。
「殲滅戦かー懐かしいなー」
「そういえば、ジューヤさんの過去の話しでも言ってましたね。あと、私気になったんですけど、ルールその④に書いてある4人きりって……私達まだ3人ですよね。あと一人どうするんですか?」
「確かに、妾とフリーデン、ジューヤだけでありんす」
「ですよね。アイリスさん出ませんよね」
「そのことだが一つ宛がある。なぁ、アイリス」
と言って銃夜はアイリスの方を見る。
フリーデンは首をかしげて、「うん?」と言った。
「でも、まだ、そいつの登場は早いな。だが、確実に信頼できるし、俺が今まで見た中でおそらく最強」
「ジューヤさんが言うのであれば……」
「いいのでありんすが……」
しかし、アイリスは知らない。ルーナ無双を。
「ルーナって強かったっけ」と、一人そう思っていた。
「あ、あともう一ついいですか?」
フリーデンは何かを思い出したかのように言う。
「私の武器って防御重視なんですが……」
「護神の龍杖だね」
「はい……そこで、何かあったときのために、私にもう一つ、攻撃の手段が欲しいというか……」
「なるほど、確かに、殲滅戦なので、防御魔法だけでは少々心もとない。最後に残った時のためにある程度の攻撃手段が必要だな。いいだろうそれだったら俺に一つ宛がある」
「じ、ジューヤさん人脈広すぎですー!」




