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第39話 女郎蜘蛛その③

「………すか?」


(ん?なんだ?)


「………ください!」


 銃夜の耳に何か聞こえる。

 意識がはっきりしていないのか、その声はとても遠く感じた。


「…ジューヤさん……」


 ようやく自分の名前が聞こえてきたので自分に向けられている声だと認識した。


「起きてくださいジューヤさん!!大丈夫ですか?」


 意識が朦朧としている中フリーデンの声だと断定した。


「フリー……デン……」


 そう、彼女に伝えた。


「ジューヤさん大丈夫ですか?私が到着した時、回復魔法で治癒したのでもう大丈夫だと思いますが」


「ここは……?どこだ……?」


「ここ、ですか?私の防御魔法の中なのですよ」


 フリーデンの武器、護神の龍杖ドラゴンズステッキのスキルだ。

 透明のベールに包まれている。


「大丈夫ですか?ジューヤさん!」


「大丈夫ですっ!!」


 と、銃夜は飛び起きる。


 すると、自分の目の前に半透明のウィンドウが表示された。


【毒耐性を獲得しました】


 どうやら大量の小蜘蛛にやられた時に獲得したようだ。


 防御魔法の外で、女郎蜘蛛は「ありえないっ!!」といったような顔をしていた。


「大丈夫だ!俺はまだ、戦えるっ!!」


「はいっ!一緒にユキヒメさんを助けましょう!!」


 そういえば、ユキヒメだが、未だ媚薬の効果は切れてないらしい。

 まったくアイリスはとんでもない兵器を作ってしまったようだな。


「妾は、妾は、」と、糸の中で自分の体を弄りながら何かをつぶやいている。


 外では激しい戦いが行われているとは知らずに。


 カキンッカキンッと、女郎蜘蛛はフリーデンの防御魔法を破ろうとする。


 しかし、破れない破れるはずがない。

 なぜなら、フリーデンの武器はあの天空を支配する者ワイバーンの素材を使った杖だからだ。


 故に、女郎蜘蛛ごときで破れるわけがない。


「へっへっへこれはワイバーンの素材で作った特注品の武器なんですよ。何人たりとも破れるわけがありませんっ!!!」


「えっへん」という感じにフリーデンは護神の龍杖ドラゴンズステッキを誇る。


「守っているばかりじゃ女郎蜘蛛を倒せないので、チャンスを待ってカウンターを決める。フリーデン。合図は俺がする。いいな?」


「はいっ!」


 女郎蜘蛛は防御魔法に連続攻撃を加えた。


「まだだ」


「はいっ!」


 女郎蜘蛛は防御魔法に何度も攻撃を加える。が、びくともしない。


 一瞬、女郎蜘蛛の攻撃が遅くなったのを感じた。


「今だっ!防御魔法を解けぇ!!」


「解除っ!!」


 刹那、銃夜とフリーデンはお互い火魔法を発動した。


「エクスハティオっ!!」


「フレアっ!!」


(そうだよなー女郎蜘蛛、お前は無駄に運動し過ぎた。既に疲労している。叩き込むなら今がチャンスっ!!!)


 女郎蜘蛛は二人の火力に炙られ、丸焦げになってしまった。


 復活してくるのも面倒なので銃夜はきっちり女郎蜘蛛の最期を作ってやることにした。


「じゃあな、蜘蛛女」


 銃夜はそう言って、ショットガンで女郎蜘蛛の頭をふっ飛ばした。


 そして、捕らわれているユキヒメを救出しようと蜘蛛の糸を切っていく。

 が、ユキヒメが捕らわれているであろうまゆは完全に破壊できなかった。なので、銃夜とフリーデンは大きな繭を担いで一度持ち帰ることにした。



今年最後の投稿です!!いつも読んでくれてる人ありがとうございます!!

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