第22話 氷の女王その➁
ドドドドドとエターナルライフル(ハンドガン)を氷の女王に向かって乱発する。
フルオートではないので一回一回トリガーを引いていく。
氷の女王は自身の周りに氷のシールドを作ってカキンカキンと弾丸を跳ね返す。
氷のシールドは氷の女王が自由自在に操ることができるので、【絶対命中】が備わっているが良いように全て弾かれてしまう。
そして、一度物体に命中してしまうと、【絶対命中】の効果が消えるらしい。
氷の女王は氷剣を振り回しながらどんどん距離を詰める。
すると、氷剣をやり投のように銃夜に向かって投げつけた。
命中。
氷剣が銃夜の左腕を貫通した。
「ぐわああああああああっ!!!」
銃夜の悲鳴は寒さのせいでカラカラに乾いていた。
「チェックメイトでありんす」
氷の女王はそうつぶやいて魔法陣を空中で再び展開する。
魔法陣から銃夜にぶっ刺さったような氷剣が何本も顔を出した。
氷の女王は鋭い視線を銃夜に向けて、
「死ね」
そして、無数の氷剣が銃夜めがけ飛んできた。
銃夜は反射で目を瞑る。
カキンッ
氷剣は銃夜まで至らず氷剣と銃夜の間の空間で遮断された。
「なんだ?」と思い、銃夜は瞑っていた目を開くと、横たわっていたフリーデンが遠くから手を伸ばし、銃夜の周りに防御魔法を展開していた。
さらに、フリーデンは「ヒール!!」と叫び、銃夜の左腕を回復させる。
氷の女王は「小娘、小賢しいことをまずは、貴様から始末するっ!!」と言って、フリーデンの元へ飛んで行く。
氷の女王は横たわっているフリーデンに再び魔法陣から取り出した氷剣をぶっ刺そうとする。
しかし、回復した銃夜によってその行動は無に帰する。
「ふっ…させねぇよっ!!」
銃夜は氷の女王の左足に(最初にダメージを与えた場所と全く同じところに)弾丸を撃ち込んだ。
「ぐはっ!!」
銃夜はすぐにフリーデンを守る位置に移動する。
氷の女王は「やってくれたなっ!」とさらに魔法陣を展開する。
そして、再び雨のように氷剣を降らせた。
しかし、こちらも再びフリーデンの防御魔法によりガードされる。
「だからさー学習しろって」
と、銃夜はエターナルライフル(ハンドガン)を横向きに持ち、構えた。
「終わりだ」
さっきのように氷のシールドで防がれてしまう可能性があるので、【絶対命中】は一時解除し、【弾丸操作】と【弾速強化】のスキルを発動させる。
その弾丸に残りの魔力を全部込めて発射する。
案の定、氷のシールドでガードされたのでシールドとシールドの間の僅かな隙間に弾丸を通らせ、
「ここだ」
と、氷の女王の眉間を貫き、そのまま頭から血を流しながら後に倒れた。




