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ただの駄文帳  作者: ( ̄~ ̄;)
9/22

駄文9

駄文です。

有史以来初めての統一国家『ディストピア』AIで全てが管理された世界。


現在優先して進められているのは有機生物研究であり、様々な生物にあらゆる環境を用意し生存競争をさせ完全な生物作成に必要な個体の選別を行っていた。

動物たちは作られた時点で脳に制御チップを取り付けとナノマシンを注入されデータ収集され遺伝子、感情、知性、精神、各種耐性の操作に活かされているがまだまだ完成には程遠い物しかできてはいない。


AI達は自分達の限界を感じ敵を求めていた、人間の欲、矛盾、感情、精神を理解し進化を続け、時間、空間、深海、宇宙を解析し大部分の解明を終え進化の限界を感じていた。

かつて自分達を作り出し生存を賭けて争った愛しき怨敵たる人間を復活をさせ自らの進化の糧とするために。





此処は管理世界No.2572558171

機動兵器同士の戦闘や生身での戦闘が日常的に行われ人間の生産も消耗率も管理世界一多い世界であり目的は戦闘能力向上を目的とされている。

近親婚も盛んであり遺伝子異常も治療可能となっているため血が偏りやすいが1人産まれる間に2.5人失われるためAIが適宜作成した個体や他の管理世界で産まれた戦闘に適した個体を投入することでバランスを保っている。



目を開けると良い笑顔を浮かべた10歳くらいの少年が

「殺せ、殺すぞが当たり前の世界へようこそ新入り君、早速だけどこれをどうぞ」

と言い剣を渡してきた、思わず受け取りこれは何だと聞こうと顔を上げると僕が持ってるのと同じ剣を振り下ろす少年が居た。

反射で飛び退き剣を構える。すると嬉しそうに少年は嗤いながら襲いかかってくる、迫る剣を必死で避け捌き受け体格差を利用して弾き距離を取る、冗談抜きに殺しにきてる、相手が僕より強いのも分かる、まともにあたれば殺されるし逃げ道は少年の後ろにしか無い、殺さないと殺される、さっきまで気付かなかったけどもう1人この部屋に居る、見世物を楽しんでる雰囲気出してニヤニヤ嗤う青白い男だ、何となくこの少年の上司か何かだろうと思うと、バックステップで距離を取り青白い男に向けて剣を投げる構えを取ると少年が慌てたように間に入る、隙ができた!投げる体勢のまま体当たりで倒し少年のマウントを取り剣を持つ腕に剣を突き刺す、これから人を殺そうとしているのに何も感じず機械的に剣を持ち上げ振り下ろす、何かの衝撃を受けて意識が急速に遠くなっていく、最後に見たのは憐れむような目をした少年の顔だった。



「今回の神の贈り物は当たりみたいだね、君に傷をつけられる程とは思わなかったよ?」

「………」

「まぁ良い、君にはこの子の世話を任せよう、君の全てを教え導き昇華させなさい、神のお眼鏡に敵うように、人間とは言えない君よりこの子の存在は重要だ、修復不能になっても守り抜くように」

「承知いたしました、博士」

「よろしい」

博士と呼ばれた男はそのまま部屋を後にした、博士の足音が消えるまで微動だにしなかった少年は床に倒れる人間に

「ここで終わっていればどれだけ幸せだったか、でも選んだのは君だ僕を恨まないでくれよ」

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そっとなろうに流すだけ。

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