駄文3
駄文です。
勘違い好きなんですけど、書くの難しい!擬きにもなってない気がする(^-^;
「いらっしゃいませ~」
今日は此処にするか~可愛いウェイトレスさんも居るしな~。
「お姉さんビールと焼き魚とハンバーグ頂戴~」
「はーい、少々お待ちくださーい!」
ふむ、セクシーな足だ、あのふくらはぎがたまらん!!!当たりだな(*´ω`*)暫く此処に通うかね~
「聞いたか?」
「また魔物の群れが!ってやつか?最近は珍しくもないだろ」
「ちげえって、いや合ってんのか?その魔物の群れが騎士団到着したときにゃ全滅してたんだってよ!死体の中にはドラゴンもいたらしいぜ」
「くっだらねぇ、どこのどいつがドラゴンを殺せるってんだよ?」
へぇ~ドラゴン、そんな化物も出てくるだなんて都会ってな怖いねぇ。
まぁ、俺には関係ないだろーし、出会ったら終わりだし気にしてもしょーがない(笑)
今はなによりも家からくすねてきた魔石をさっさと換金して金作ってもっと遠くに行かねーと。親父にバレたら殺しに来るだろーしな、毎日毎日骨折られるは腕切り落とされるは腹かっさばかれるはろくなもんじゃないお袋の回復魔法なかったらとっくに死んでたぞ俺。お袋はお袋で治せるからって即死級や毒、呪い魔法バンバン当ててきやがって何度殺してくれと泣きすがったかわかんねえくらいだぞ、もう地獄の獄卒どもから逃げ出したし俺は自由だ!!クックックックックッ
「お、おい、アイツ顔真っ青にして嗤ってるぞヤバくね?」ヒソッ
「あ?馬鹿!見るな!!ああいうのはマジヤバイぞ」ヒソッ
ヒソッ
ヒソッ
ヒソッ
「お待たせしました~こちらビールに焼き魚にハンバーグになりますぅ♪ごゆっくり~」
「あ~りがとう♪俺田舎から出てきたばかりなんだけど、お姉さんの仕事終わったら町の案内お願い出来ない?」
「あっははは!店でのナンパはお断りだよ♪」
「そりゃ~残念、潔く諦めるよ~」
「じゃあね~」
まっそりゃそうだよね、さって、飯だ飯だいただきまーす!
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「ありがとーございました~」
旨かったが………高かったな、都会怖いわ
えっと魔石はギルドか商会に買い取ってもらえんだよな、商会は良い悪いあるからいきなり行くのはやめとけって言われてるし行くならギルドか。
「ここがギルドか~」
デカイな~親父の伝で一応カードは持ってるし換金出来るだろ~けど緊張するな。
「お邪魔しま~す、ギルド初めて利用するんですけど魔石の換金は此処でできるんですよね?」
「はい、ギルドカードお持ちでない場合買い取り額が下がりますが宜しいですか?」
「あっカードは持ってるんで大丈夫です」
「でしたらあちらの窓口にお声かけ下さい」
「ありがとーございます」
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「これの換金お願いします」
「?!たしかにお預かりしました、少々お時間がかかりますのでこちらの札をお持ちになってお待ちください」
?ちょっと反応おかしかったな~?
まいっか♪色々見て回ろ~
side ギルマス
私はこの街のギルドマスターをやっているギルマスと言う者だ。
私は今ある男を観察しているのだが冷や汗が止まらない、私のかつての師匠に瓜二つの顔を見て確信した彼は師匠の息子だ!!!
切っ掛けはA級でも入手が難しい高純度の魔石の換金をしようとしている男の話を聞いて自分で確認する必要があると考えたからだ。
私は現役時はA級であり師匠のしご、教育のおかげで力量を見抜く事には自信があったため自力で入手したのかただ盗んだのかを見極めようと思ったのだが試す必要もないかぁハハハ、師匠が自分の息子に稽古をつけないわけは無い!仮に剣の才がなくても母親はあの魔女だ魔法も仕込まれてるだろう、あの年まで生きてるなら確実にA級下手したらS級だぞ?!街に避難勧告を出すべきか?!!
いや慌てるな、まずすべき事は魔石を鑑定士に渡し手続きを進めるように指示することだな。
「換金手続きを進めてくれ、あと魔石を持ち込んだ彼をこの部屋まで『丁重に』案内するように伝えてくれ」
「わかりました、では失礼します」
ドアが閉まり、金庫に保管していた現役時代の装備を取り出す
「何事もなく終わって欲しいものだが最悪命を捨てる必要がありそうだな」
side 主人公
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「御待たせしました、換金の準備は進めておりますが鑑定に手間取りもう少々時間がかかるようです。待ち時間の間に当ギルドのマスターが魔石についてお話を聞かせていただきたいと執務室でお待ちです、宜しければマスターにお会いいただけませんか?」
………ヤバくね?うわっ汗がぶわっと出てきやがったゾ、魔石について聞きたいことってちょろまかしたのバレた?名前が書いてあったの?!一番大きい魔石のじゃなく小さめの方が良かったか?!ちくしょ~ギルマスとこの子と鑑定士のおっちゃんの口塞げばまだリカバーきくか?いやまて落ち着け都会のギルドマスターが俺にヤれるのか?くそっ、まずは会うしかないか!土下座でなんとかならないかな?ならないよね☆行くよ行きます行けばいんでしょ!!!(ここまでの思考時間0.5秒)
「行きます」
「あの、顔色と汗が凄いんですけど大丈夫ですか?」
「大丈夫です、行きます」
「はぁ、ではご案内します、此方へどうぞ」
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コンコン
「マスターお客様をお連れしました」
「は、入って下さい」
声は大分籠ってるが男か、ドアが開いたが何故かそこには完全武装したギルドマスター?が居た。
終わったな、勝てねーよこれ命かけてるみたいな気迫だぞ?くそ~此処でギルマスに殺されるか獄卒どもに引き渡されるかか?どっちも命が無くなるな、どうする?どうしたら生き延びられる?まだ死にたくねーぞ!
「どうぞ座ってください、君はもういいから業務に戻りなさい」
「では失礼します」
あ~ドアが閉まる、俺も連れてってくれ~
ソファに座るが内心ガクブルだわ、もう自棄だ、さっさと逝こう。
「魔石についてと聞きましたがどういったことがお聞きになりたいのですか?」
「あの魔石の純度はただのS級の物とは違い王立研究機関で厳重に管理し、研究されるレベルの物だ、どう手に入れたか聞きたいと思うのは不思議な事でもないだろう?君が自力で入手したのか?それとも君の『両親』が倒した物なのかな?」
「私の両親を知っているのですか?」
「ギルバート・サイコ、ヘル・サイコではないかな?私はギルバートさんの弟子だった事もある、君は師匠の若い頃によく似ているよ」
プチッ
「あの悪魔どもに似てる?ヘドが出る!魔石は俺が奴等から奪って来たものだ!!これが聞きたかったんだろ?知ってどうするつもりだったんだ?」
(ムリムリムリ師匠ソックリ!なにこの殺気?!普通に腰抜けてる、命かけても無理!この街に居る冒険者や騎士全員集めても止められるわけない!ってか街大丈夫?!聞こえてた談笑や生活音全くなくなってんだけど?!!)
「ふ、不快にさせたなら申し訳ない、だがギルドとしては盗品の買い取りをするのは避けたい」
「あ?」
「あの魔石の適正価格となるとすぐに用意できるものではない、直接王都のギルドに持ち込む方が時間も早くすむ、師匠にも世話になったので恩返しで王都で暫く暮らせるだけの援助もする」
「良いだろう、おとなしく王都に向かってやる金をすぐ用意しろ」
「わかった、馬車の用意もしておく城門で待っていてくれ」
「あぁ、急げよ?」
っしゃ!途中でちっと切れちまったがなんとかなった!魔石もスゲーみたいだし金も馬車も用意してくれるなんてなんて優しいんだ!とてもあの悪魔の弟子とは思えないな~
side ギルマス
少しずつ日常が戻りつつある街を去る一台の馬車を見送りつつ私は助かったと思うが、不安もあった、王都は大丈夫だろうかかつて師匠が騎士団をそして奥方が魔法師団を叩き潰した事があり未だにサイコの名は恐怖と崇拝の代名詞になっている、そんなところにサイコの息子が現れたらどうなるか?背筋に悪寒がはしりそれ以上考える事は止めた。遠くから師匠の息子声が聞こえてきた。
「ありがとーございました~落ち着いたらお礼に来ますね~」
その言葉を聞いた瞬間視界が暗くなっていく、完全に意識を失う前に私はただ『勘弁してくれ』と祈っていた。
感想も評価も求めてはおりません。
そっとなろうに流すだけ。