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Episode.3 愛情

ガシャン


「すまぬな、しかしこうしないと不自然であろうからな。」


「いえ、こちらの我が儘に付き合って頂いているのです。本当に感謝しています、お父様。」


私は囚われの少女ということになっているため、牢屋のような鉄格子と南京錠で占められた扉がある部屋に入ることとなった。

しかしながら、中は豪華な部屋で私室と変わりない位のいい部屋だ。


「そうか……。まぁしばし待て。すぐに奴が来るであろうからな。」


「はい……。」


アラタさんにはお父様に勝ってほしい、という思いはある。

しかし、アラタさんが勝利するということは、即ちお父様の死をも意味する。

でも私はお父様も好きだ。

魔王という重役に付きながらも、こんな我が儘な私に沢山の愛情を注いでくれた。


私が頑張った時には、頭を撫でて褒めてくれた。


私が悪戯をした時には叱ってくれた。


私が悲しみに暮れ、泣いていた時には抱きしめ慰めてくれた。


そんな2人がお互いに命をかけて闘うのだ。

いずれはこうなる運命だったことに間違いはない。

それでも、


「……っ!」


私はなんとも言えない気持ちになった。

悲しみでも、怒りでもない。

深い闇に飲まれるような、そんな気持ちに。

辛くて、涙が止まらなかった。

そんな時だった。


バァン!


勢いよく部屋の扉が開いた。

そこには、


「……カノンさん!!」


私の名前を呼ぶ想い人が立っていた。

今回は少し短めです。

申し訳ないですm(。>__<。)m

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