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海軍の特性

イ)前提説明

 軍種には大きく三つ、陸軍、海軍、そして空軍があります。

 次は国力の象徴、海軍から見ていきましょう。

 ここでは、その基本的特性を理解して頂くことで、あなたの的確な『海軍』の描写を補助します。


ロ)海軍の特性

 ロマンの塊、海軍です。

 海を経由して他国へ影響力を行使し、或いは影響力を排除する為に存在し、国益と海上交易を防護し、島国にとっては国土防衛の為に必要不可欠な存在です。

 海軍は、艦の軍隊です。

 陸軍が人員、空軍が航空機にその戦力が根拠するのに対して、海軍は戦力が艦船に根拠します。

 その特性として、以下に挙げるようなものが挙げられます。


ハ)海軍の強み

・多種多様な任務に対応出来る多目的性。

 艦船は、陸軍で言うところの廠舎食堂浴場その他生活設備と移動手段、武器、補給処その他の機能がパッケージ化されて運用されるものと解釈する事も出来、純粋な戦闘の他にも臨検や外交儀礼上の活用等様々な任務に投入する事が可能です。但し、飽くまで艦の能力に依存する為、ミサイル艇等の小型艦船ではこのような多目的性は制限されます。


・海洋を利用する事による機動性。

 艦船は、海洋を利用して行動する為、陸軍のように地形による大きな制約を受けにくく、迅速に機動出来ます。

 また、重量物を容易に運搬する事が可能である為、海外へ大規模兵力を投射させたい場合には空軍と比して極めて安価かつ大量にに投射する事が可能です。


・海洋を活用した生存性。

 一度出港した艦船は、電波を発射する等しない場合捕捉が困難であり、相手が大型水上艦であっても発見に哨戒機等の特別な機材が要求されます。

 また、海洋に潜航して隠密に行動する潜水艦を発見するのは極めて困難であり、対潜哨戒機や聴音網その他の特別な機材と高い能力が必要となります。


・長期の作戦遂行が可能な持続性。

 海軍は、作戦中も随時洋上補給を受ける等により長期の持続的作戦遂行、長距離展開が可能です。


・海路を保護/遮断する事による影響性。

 海上交通路(SLOC)を保護/遮断するには海軍が最も適しており、特に潜水艦対応には水上艦の投入が不可欠です。

 海路を保護し、或いは妨害する事は海軍の重要な任務であり、常に念頭に置く必要があります。


・国力を象徴するシンボル性。

 海軍は、その維持、運用、育成に大きな国力が要求されます。更に、上に述べたような理由から国家の影響力を海外へ行使する容易な手段の一つである為、国力の象徴として運用する事が可能です。

 他国海軍と協調して行う演習等の活動や警戒活動は外交手段、圧力として活用が可能であり、国際法上の地位も相まって全軍腫の中で最も『外交』に近い軍種であると言えます。


ニ)海軍の弱み

・コストが高い

 海軍は技術指向型の軍隊である為、高いコストが要求されます。また、その整備や維持、運用に各種資源を大量に要求される上に高度な人材が要求される為、教育基盤の構築その他の総合力が国家に要求されます。


・内陸部への兵力投射が出来ない。

 海軍は海洋を機動する以上、内陸部への兵力投射は空母に航空機を搭載する等しなければ不可能です。


・入港、整備時に脆弱。

 艦船は非活動時入港し、また定期的に整備が必要となります。この際は完全に無力であり、極めて脆弱です。


・活動拠点が必要。

 艦船に補給整備を与え、また乗組員を休息させる為に活動拠点が必要となります。

 この活動拠点が弱点となり得ます。

 特に長距離展開の際には重要となり、継続性に展開する場合は展開先に拠点がある事が望ましいです。(但し、大型艦船を用いたり洋上補給を活用する等の手段により高コストではありますが無理矢理活動する事も十分可能です)



まとめです

イ) この回の説明だよ

ロ) 海軍の説明だよ

   (シーパワー)の軍隊、海軍。

ハ)海軍の強み

  腰が軽くて存在感がある。海路をおもちゃにできる。

ニ)海軍の弱み

  内陸に入れなくて沢山お金が要る。活動してないと的。

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